2021.10.17. 定期レッスンの様子です。
この日は“ストレスとアロマテラピー”のお話をした後に、シアバターを使ったクリーム作りを実習として行いました。
使用精油は
・アカマツ ヨーロッパ
・サイプレス
・ジュニパー など
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AromaLab.HAGION-アロマラボ ハギオン-は、愛知県豊田市のアロマテラピースクールです。
月2回のレッスンコースに加え、
・NARD JAPAN ナード・アロマテラピー協会認定 アロマ・アドバイザー養成講座
・AHIS 健康包括支援協会 認定 嗅覚反応分析 入門講座
など、各種資格講座も開講しています。
詳しくはHPをご覧ください。
https://aromalab-hagion.crayonsite.com/
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【講師プロフィール】
◆父のガン治療を機に代替療法の道へ
父はすい臓ガンでした。
見つかったときには既に転移もありステージ4b、余命は3ヶ月弱と告げられました。
肺結核まで併発し、隔離病棟へと移され日に日に弱っていく父の姿を見つめながら、死に逝く父に自分が出来ることはなんだろうと考え続け、辿り着いたのは「死んで欲しくない」という想いを伝えること。
自分の家族が、自分が死ぬということを受け入れてしまったら、父は悲しいんじゃないかなと思ったのです。
だから、じたばたしました。
ガン治療に関するあらゆる文献を調べ、毎日死にもの狂いで勉強しました。
このときに学んだ方法のひとつにアロマテラピーがありました。
◆父の死と鬱の発症
ほどなくして、父が他界しました。
ガンの発覚から2ヶ月、あっという間のことでした。
父の葬儀も終わり、しばらくしてから、自分が今何をしているのかを思い出せなくなりました。
続いて動けないほどの倦怠感と唐突に襲いくる焦燥感。パニックの発作。
うつ と診断されました。
処方された薬は抗うつ剤3種(SSRIと三環系)と抗不安薬2種(ベンゾジアゼピン)でした。
◆アロマテラピーの道へ
抗うつ薬の効果で、動けるようになったので、
父の闘病中に調べたことを深く学びたいと思いました。父と一緒にガンと戦った日々を無駄なものにしたくなかったのです。
選んだのはフランス式のアロマテラピー。
抗うつ薬を服用しながらのスタートでした。
アロマを学んでいくなかで、「薬をやめたい。そのためにはどうすれば良いだろう」と考え、日々の食事の改善とアロマテラピーを自分に試していきました。
その甲斐があってかなくてか、薬も少しずつ減らすことができ(かなり苦しみましたが)、今ではまったくの健康体です。
◆鬱を生き延びて伝えたいことは
父の死を看取り、自身のうつを生き延びて伝えたいことは
「生きるためにじたばたしよう。」ということ。
うつを乗り越えることが出来たのは、アロマテラピーのおかげだったのかどうなのか、自分では分かりませんし明言することは出来ません。
ただ、アロマテラピーを学ぶことには意味があったと思います。
自分はうつだから何も出来ない、と、可能性に自ら蓋をしてしまうのではなく、前向きに「何とかしてやる」と自身に向き合うことが出来たのはアロマテラピーを学んでいたからだと思います。
人々が前向きに自分や他者と向き合うための手段として、アロマテラピーを伝えていく。
それが自分の使命だと思い、今は、アロマテラピーの講師として活動しています。