
元Apinkのソン・ナウンが、「代理店」でチートキーとして活躍する。
韓国で1月7日に初放送されるJTBC新土日ドラマ「代理店」で、ソン・ナウンが演じるVCグループの末娘カン・ハンナは、どこに跳ねるか分からない人物だ。学生時代は本よりアイドルを追っかけていたが、卒業後に政略結婚をさせられることになり、勉強をすると言ってアメリカに逃げた。そして静かに生きろという指示には、SNSインフルエンサーになることで応酬した。彼女は“財閥3世”という王冠はかぶりたいが、その重さに耐える気は微塵もない。
ただの“財閥家の世間知らずの末娘”のようだが、ソン・ナウンは「カン・ハンナは、甘く見てはいけない、単純ではない人物だ。目標もあるし、色々なことを考えながら人生を主体的に生きているためだ。何より他人が自分に望んでいることが何か、それが金になるかどうか直感的に分かる天才的な感を持っている」と説明した。
このように主体的で予測できないキャラクターは、ソン・ナウンが作品に参加したかった理由になった。幅広いジャンルへの挑戦で着実にフィルモグラフィーを積み、役者として存在感を高めている彼女の感が「今までとは違う姿をお見せできると思う」と言っているのだ。彼女のイメージチェンジも注目のポイントだ。「注目されるのが好きなインフルエンサーのため、華やかな衣装をたくさん試みた」という彼女は、外見の他にも「感情表現がはっきりとしていて多彩な人物なので、このような感情を魅力的に表現しようとした。腹も立てて叫ぶこともあるけれど、憎たらしくないトーンになるよう工夫した」と伝えた。
ソン・ナウンの活躍が楽しみな理由は、作品の中でカン・ハンナの登場が興味津々な対決構図を形成するためだ。VC企画のSNS本部長としてコネ入社したカン・ハンナの天才的な感が、戦略的に考えて狂人のように行動する、つまり自分と似ているコ・アイン(イ・ボヨン)常務を利用するようにと言う。そして協力と対立の間、2人の役員の妙な綱渡りが始まる。
12月26日に公開されたキャラクターポスターの「私が戦う必要がある? 勝ったほうが味方」というフレーズが、だからこそ意味深だ。カン・ハンナが果たして誰を自分の“味方”にするか、好奇心がくすぐられる。
これにソン・ナウンも「違うようで似ているコ・アインとカン・ハンナが、成功という目標に向かって進んでいく過程を見れば、楽しさと痛快さを同時に感じることができる」という点をポイントとして挙げた。初共演するイ・ボヨンについても「現場でエネルギーが溢れている。いい場面のためにたくさん話し合って、気を配ってくれて、とても勉強になった」と話した。
財閥3世のカン・ハンナにとっても、女優ソン・ナウンにとっても「代理店」のキーワードは“成長”だ。「カン・ハンナが様々な人と仕事で会いながら、徐々に成長していく印象を受けた。毎回少しずつ成長する過程を、愛情に満ちた視線で見守ってほしい」と伝えたソン・ナウン。緻密に準備した作品の中のチートキーとして、演技潜在力を余すことなく発揮して、より一層アップグレードされる彼女の演技も期待を集めている。
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