映画『夜明けの詩』が、25日より全国公開となるのに先駆けて、ヨン・ウジンとイ・ジウン(IU)が出演する冒頭本編シーンが公開された。

 まだ冬が残るソウル。小説家のチャンソク(ヨン・ウジン)は、7年ぶりにイギリスからソウルに帰国する。喫茶店で時間を失くした女(イ・ジウン/IU)と出会う場面から、ストーリーが紡がれていく。そして、想い出を燃やす編集者、希望を探す写真家、記憶を買うバーテンダーといった、心に深い葛藤を抱えながらも人生を歩み続ける、4人との出会いを経て、チャンソク自らも心に閉ざしてきた記憶と向き合い始めた―。

 主演を務めるのは、Netflixドラマ「39歳」、映画『愛に奉仕せよ』といった作品に出演し、柔らかい眼差しや深みのある演技力で、観客を魅了する“ロマンス職人”ヨン・ウジン。共演を果たすのは、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で2冠に輝いた、是枝裕和監督の最新作『べイビー・ブローカー』に出演し、6月にはプロモーションで6年ぶりに来日を果たしたイ・ジウン/IU。イ・ジウンは「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」で主演を務め、その演技に惚れ込んだ是枝監督が『ベイビー・ブローカー』への出演を熱望した逸話を持つ。さらに韓国の名バイプレイヤーとして名を馳せるキム・サンホ(『ビューティー・インサイド』)はじめ、イ・ジュヨン(『サムジンカンパニー1995』)、ユン・ヘリ(『ジョゼと虎と魚たち』)ら演技派俳優が集結。

 今回到着した本編映像は、“ロマンス職人”ヨン・ウジンが演じる小説家のチャンソクと、“国民の妹”イ・ジウン/IUが役を務めた、時間を失くした女・ミヨンが、ソウルの地下鉄構内にある、喫茶店で出会うシーンが映し出されていく。赤いソファーに座りながら、居眠りをするミヨンの前で、チャンソクが小説を読んでいる。見知らぬ人物が目の前に登場して、驚いたミヨンは、「あなたは誰ですか?」と投げかける。その質問に対してチャンソクは、「ここで、ある女性待っています。可愛い寝顔でした」と回答すると、ミヨンがきょとんとした戸惑いの表情を浮かべながら、ドギマギしてしまう。面識のない人物に対して、「席を移ったら?」と忠告するミヨンだったが、「ここで待ち合わせを」と回答するチャンソク。続けて「相手は目の前に。ミヨンさんと待ち合わせをしています」と言い放つと、自身が待ち合わせ相手だったと気づき、慌てふためくミヨンの姿が確認出来る。“ロマンス職人” × “国民の妹”というキャッチコピーを持つ二大スターの、夢の共演シーンが投影されていく。

 11月26日には監督の来日舞台挨拶も控える本作、公開が待ち遠しい映像となっている。

#IU #イジウン #ヨンウジン

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