写真=Studio Phoenix、SLL

「ヒップに」でハン・ジミンが、とぼけた演技を披露する。

韓国で8月12日に放送がスタートするJTBC新土曜ドラマ「ヒップに」(脚本:イ・ナムギュ、オ・ボヒョン、キム・ダヒ、演出:キム・ソクユン、チョ・ボユン、制作:Studio Phoenix、SLL)は21日、情に厚く、おせっかい屋のサイコメトリー獣医ポン・イェブン役に完璧に同期したハン・ジミンのスチール第1弾を公開した。

「ヒップに」は、犯罪のない清浄な農村“ムジン”で、偶然手に入れたサイコメトリー能力により、動物と人の過去を見ることができるようになった誠実でおせっかいな獣医師と、ソウル広域捜査隊への復帰のため、彼女の能力が必要な“欲望の塊”のエリート刑事が繰り広げるコミカル捜査劇だ。平和で純朴だが、何となく怪しい町の人々の間で、つまらない生活密着型事件を解決していた“ドタバタコンビ”が、連続殺人事件に巻き込まれて予期せぬ共助を行う。

ドラマ「まぶしくて―私たちの輝く時間―」のキム・ソクユン監督と脚本家のイ・ナムギュが4年ぶりに再会し、一風変わった“サイコミック(サイコメトリー+コミック)スリラー”を誕生させる。ハン・ジミン、イ・ミンギ、EXOのスホ、チュ・ミンギョン、キム・ヒウォン、パク・ヒョクグォン、パク・ソンヨン、イ・スンジュン、パク・ノシク、ヤン・ジェソン、チョン・イラン、チョ・ミングクなど、信頼できる演技派俳優たちが熱演を繰り広げる。

何より、どんなキャラクターも自分のものにして、限界のないスペクトルを見せているハン・ジミンのイメージチェンジが期待を集める。予期せず動物も人間もお尻に触ると過去が見えるサイコメトリー能力を手に入れた獣医ポン・イェブン。彼女は、広域捜査隊から左遷されてソウルに復帰するために必死に実績を積みたいムン・ジャンヨル(イ・ミンギ)に口説かれて、事件の捜査に参加する。温かいが抜けたところのあるポン・イェブンに完璧に変身したハン・ジミンが、イ・ミンギと一緒に見せるとぼけたコミカルケミストリー(相手との相性)が気になる。

公開された写真でポン・イェブンは、動物病院を訪れた保護者と目を合わせながら犬を診療する温かい獣医そのものだ。彼女は、ある突然手に入れた超能力に、誇らしげに自分の手を見つめる。彼女の能力は、生き物であれば何でも通じる。庭を歩いている鶏のお尻に触った後、何かを見たように目を見開くポン・イェブンの表情が興味深い。特別で“ヒップ”な能力を手に入れたポン・イェブン。偶然ヒーローになって縦横無尽に活躍する彼女に、これから何が起こるか好奇心がくすぐられる。

1%足りない、どこか抜けたヒーローのポン・イェブンに同期したハン・ジミンは、「キム・ソクユン監督への信頼で選択した」とし、「これまでコメディジャンルへの挑戦は容易ではなかったが、『ヒップに』はキム・ソクユン監督自体がものすごく愉快でユーモラスなので、監督の勘を完全に信じて頼りにして選択することができた。また、監督と映画『朝鮮名探偵 トリカブトの秘密』、JTBC『まぶしくて』でご一緒させていただいた時に感じた、付き合いの長いスタッフたちとの愉快ながら心温まる撮影現場をもう一度感じてみたかった」とし、作品を選択した理由を明かした。

「ヒップに」は、どこか怪しい雰囲気の個性あふれる人物たちが織りなすコミカルなシナジー(相乗効果)が笑いを誘う予定だ。彼女は「『ヒップに』のタイトルには、“ヒップ(お尻)”をタッチすると超能力を発揮するという意味と、文字通り“ヒップだ”という二重の意味が込められている」とし、「それだけ『ヒップに』は今まで見たことのない雰囲気のファンタジーとコメディ、それにスリラーまで加えられ、ヒップながら笑いを与える作品になると思う。私もデビューして初めて生のコメディ演技を披露するが、監督、脚本家、俳優、スタッフ全員で作り上げたコメディアンサンブルも期待してほしい」とし、「ヒップに」の特別なポイントを伝えた。

ハン・ジミンは、「ポン・イェブンは(性格テストMBTIの)“極F型”の性格で、人と動物にすごく共感して感情移入する」とし、「そのため自分が危険にさらされることもあるが、それでも他の人のために勇気を出すキャラクターだ。獣医としてしっかりしているが、ポン・イェブンという人間そのものの抜けたところや、その中の温かく繊細な思いやりをどのように演技で表現できるかたくさん悩んだ。ポン・イェブンの愛らしさと可愛らしさが、わざとらしいものではなく自然に表現されていればうれしい」と演じる上で念頭に置いた点を語った。

JTBC新土日ドラマ「ヒップに」は、「キング・ザ・ランド」の後番組として韓国で8月12日(土)夜10時30分に放送がスタートする。

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