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大きな古時計
作詞 作曲
ヘンリー・クレイ・ワーク
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A large old clock
Lyricist and composer
Henry Clay Work
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⭐️【概要1】
ヘンリー・クレイ・ワーク
Henry Clay Work
スティーヴン・フォスターと並んで19世紀のアメリカ合衆国を代表する歌曲作曲家。コネチカット州ミドルタウンに生まれる。奴隷制廃止運動の活動家の家庭に生まれ育ち、自らも地下鉄道 (秘密結社)の組織活動に助力を惜しまなかったとされる。そのかたわらで、「クリスティー・ミンストレルズ」のために、フォスターの流れを汲む世俗歌曲を創作した。フォスター歌曲と同じく、ワークの《ジョージア・マーチ》は、アイヴズの交響楽の中で引用されている。また、いくつかの歌曲は、世界各地で民謡として流布されている。全部で80曲近くあるうち、とりわけよく知られているのは、以下のもの。《大きな古時計》は、続編も作られた。
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⭐️【概要2】
「おじいさんの古時計」という邦題もある。
作詞・作曲はヘンリー・クレイ・ワークで、1876年に発表され、当時アメリカで楽譜が100万部以上売れた。
歌の主軸となっている背の高い振り子のついた時計は、英語でGrandfather’s Clock(おじいさんの時計)と呼ばれる。同型の時計は17世紀にオランダで発明されており、イギリスに紹介された当初はLong Case Clock(長い箱の時計)という名称であったが、同曲が流行したことでこのような名称が定着した。
2006年(平成18年)に文化庁と日本PTA全国協議会が「日本の歌百選」に選定。
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⭐️【概要3】
1962年にNHKのテレビ番組『みんなのうた』で、保富康午の訳詞によって「大きな古時計」として放送され、日本人の間に急速に浸透した。歌を担当したのは立川清登と長門美保歌劇団児童合唱部。映像は谷内六郎製作のアニメ。放送では1番と2番のラストが削られた。
現在日本でよく知られている歌詞は、この時のものである。後に、NHKのテレビ番組『おかあさんといっしょ』などでも歌われるようになった。
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吹奏楽標準編成
WACOCA: People, Life, Style.