新型“Steam Controller”5月4日発売決定。実機をインプレッション、低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

 新型“Steam Controller”(Steam コントローラ)が2026年5月4日発売決定した。アジア地域(日本、韓国、香港、台湾)での販売は、KOMODOが運営するKOMODO STATIONにて販売予定だ。製品サンプルが編集部に届いたので簡単なインプレッションを紹介する。

共通パーツ画像 Steamライブラリすべてのゲームをプレイすることを目的に設計されたコントローラーで基本的なボタン類はもちろん、トラックパッドやモーションコントロール、グリップボタンを搭載している。

 特徴的なのはSteam Controller Puckでの接続。低遅延な2.4GHzワイヤレス送信機と充電の2役で対応可能。充電はマグネットでカチッと接続する、付属のケーブルは役1.5mあるのである程度の距離があっても充電しながらプレイが可能だ。接続はBluetoothと有線にも対応している。

新型“Steam コントローラ”インプレッション。低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

 アクションゲームやFPSを計7時間ほどプレイしてみた。トラックパッドがあるのでほかのコントローラーと比較して幅広で重くみえるが、グリップはしっかりできてさほど重くは感じなかった。

新型“Steam コントローラ”インプレッション。低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

実測重さ

新型Steam Controller 291gXbox ワイヤレス コントローラー 287gNintendo Switch 2 Proコントローラー 237gDualSense ワイヤレスコントローラー 275g新型“Steam コントローラ”インプレッション。低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

 左右にあるトラックパッドは移動や視点でジャイロスティックのように活用可能。ただ、使い慣れているジョイスティックを利用しがちだった仮想キーボードでの文字入力などではマウスライクに利用できるので利点はある。

新型“Steam コントローラ”インプレッション。低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

 また、ジャイロ操作はコントローラーの傾きで視線を操作できる機能。コントローラー設定にて感度や切り替えなどを細かく設定可能。

新型“Steam コントローラ”インプレッション。低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

ひとつのコントローラーでさまざまな操作ができる可能性を秘めている。

新型“Steam コントローラ”インプレッション。低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

パッケージはシンプルなデザイン。

Valve開発スタッフにインタビュー 新型Steam Controller発売にあたってのこだわりをValve開発スタッフにインタビューしたのでその模様も紹介する。
――改めて、Steamが専用のコントローラーを作った意義や開発する上でどういったユーザーやゲームタイトルを意識して機能を取捨選択したのかを教えてください。

 私たちはつねに、プレイヤーがSteamライブラリを最大限に活用できる方法を模索しており、その一環として「どのように、どこでゲームをプレイするか」を重視しています。その探求は、2015年のSteam Controller、Steam Link、そしてサードパーティ製のSteam Machineから始まり、近年のValve IndexやSteam Deckへと続いてきました。新型のSteam Controllerは、初代モデルやSteam Deckから得たすべての知見を詰め込んでいます。あらゆるSteamゲームに対応する入力を備えた、“Steamファースト”なゲームパッドとして提供します。

新型“Steam コントローラ”インプレッション。低遅延ワイヤレス接続やトラックパッド、ジャイロ操作全部盛り!

過去にはデュアルトラックパッドを採用したコントローラーを販売していた。

 想定しているゲームタイトルについては、文字どおり“すべてのゲーム”です。Steamコントローラーの核心的な目標のひとつは、ゲーマーがSteam上のあらゆるゲームをプレイできるコントローラーを提供することでした。

 そのため、このコントローラーには従来のフル機能のゲームパッド入力だけでなく、トラックパッド、ジャイロ、グリップボタンも搭載されています。これにより、コントローラー向けに開発されたゲームから、マウスとキーボード向けに開発されたゲームまで、幅広くカバーしています。

 これらすべての入力を備えるにあたって、今回のコントローラーで最も重視したのはエルゴノミクス(人間工学)です。あらゆる手の大きさにフィットし、快適で使いやすいと感じていただけるよう最善を尽くしました。

――ほかのコントローラーと比較してトラックパッドがあることで、大きなサイズ感なことが特徴にみえます。トラックパッドにこだわる理由を教えてください。

 トラックパッドやジャイロは、どちらもマウスの動きをエミュレートする代替手段となります。競技性の高いFPSでは従来のジョイスティック操作よりも、トラックパッド+ジャイロ操作のほうがパフォーマンスを向上させると確信しています。操作に慣れる時間を少し作っていただければ、これらの入力が持つポテンシャルをすぐに実感していただけるはずです。

 さらに、マウスとキーボードが優先されるゲームをプレイすることも可能になります。たとえば、往年のPCゲームやFPS、ストラテジー、RTS、自動化ゲーム、デッキ構築型ゲームなどが挙げられます。

――日本での販売展開についてもお聞かせください。公式EC以外での販売の有無など

 日本(および韓国、台湾、香港)での販売については、これらの地域における当社の正規販売代理店であるKomodo社と協力しています。日本国内でSteamコントローラーがどのチャネルを通じて販売されるかなど、詳細については

KOMODO STATIONをご確認ください。インタビュー回答者:
Steve Cardinali (ハードウェアエンジニア)Jeff Mucha (ハードウェアエンジニア)Jeremy Slocum (ヒューマンファクターエンジニア/心理学者)Lawrence Yang (デザイナー) Pierre-Loup Griffais (プログラマー)スペックSteamを実行するあらゆるデバイスで動作Windows / Mac / Linux PCPC携帯ゲーム機iOS / Android (Steam Link使用)Steam DeckSteam MachineSteam Frame3つの接続方法

Steam Controller Puck (ドングル)

ペアリング済み、プラグアンドプレイ専用ワイヤレス接続低遅延 (エンドツーエンドで約8ms)4ms ポーリングレート5mで測定Bluetoothより安定Puck1つにつき最大4台のSteam Controllerを接続可能

Bluetooth
USB有線接続プレイ

リチウムイオン充電式バッテリー35時間以上Steam Controller PuckまたはUSBで充電入力機能

磁気サムスティック (TMR)

応答性と信頼性の向上静電容量式タッチグリップセンス
ジャイロの有効化/無効化を素早く切り替え割り当て可能な入力

HDハプティクス

4つのハプティックモータートラックパッドに2つのLRAハプティックモーターを搭載し、HD触覚フィードバックを実現グリップに2つの高出力LRAハプティックモーターを搭載し、ランブル(振動)を含むHDゲームハプティクスを実現

全入力リスト

ABXY、D-pad (十字キー)L/Rトリガー、L/Rバンパー磁気サムスティック (TMR)View/Menu / Steam / QAM ボタン4つの割り当て可能なグリップボタンハプティックフィードバック付きトラックパッド x2(クリックの強さを設定可能な感圧機能)6軸IMU静電容量式グリップセンス※一部の仕様は発売前に変更される場合あり

WACOCA: People, Life, Style.