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 2021年(令和3年)4月22日は、プレイステーション4(PS4)、Xbox One、PC(Steam)用『NieR Replicant ver.1.22474487139…』が発売された日。本日で節目となる5周年を迎えた。

 さらに、2010年(平成22年)4月22日には『NieR Replicant』(ニーア レプリカント)がプレイステーション3(PS3)で、『NieR Gestalt』(ニーア ゲシュタルト)がXbox 360でそれぞれ発売されている。こちらは本日で16周年。

 『NieR Replicant ver.1.22』は上記の『NieR Replicant』をもとに制作されたバージョンアップ版だ。『NieR』シリーズや『ドラッグ オン ドラグーン』のディレクターであるヨコオタロウ氏が、クリエイティブ・ディレクターを務める。

 本作の主人公は、辺境の村に住む少年。不治の病“黒文病”を発症している妹のヨナとふたり暮らしをしていたが、ヨナは月の涙という花の伝承を聞いた後に失踪してしまう。妹救出のために石の神殿へ向かうと、そこには人の言葉を話す謎の書物“白の書”が。

 この出会いをきっかけに、主人公は黒文病の治療法を探す旅に出る。ヨナの病は完治するのか。そして、“マモノ”がはびこる世界の真実とは……。

 本作の魅力を挙げるとしたら、おそらく多くの方が“作り込まれた世界”を思い浮かべるのではないだろうか。文明が滅んだポストアポカリプス世界、不気味なマモノたち、心に残るBGM……。美しくも物悲しい世界で待ち受けるさまざまな試練や仲間との出会いが、プレイヤーに特別な体験をもたらすのだ。

 周回プレイややり込み具合によって物語が変わっていくのも特徴で、新たな事実が判明するだけでなくエンディングも変化。プレイを重ねると深みを増す物語と明かされていく登場人物たちの想いは、私たちの心を激しく揺さぶる。

 オリジナル版と本作との違いについても触れておこう。11年の歳月を経て発売された本作は、PS3用のオリジナル版と比べてグラフィックが大幅に進化している。加えて、キャラクターイラストを『NieR:Automata』(ニーア オートマタ)の吉田明彦氏や藤坂公彦氏、板鼻利幸氏が担当し、3Dモデルも刷新。セリフがフルボイスになったこともあり、格段に感情移入しやすくなっている。

 また、バージョンアップにあたってフレームレートが60fpsに対応し、剣や魔法を使ったマモノとのバトルはよりスピーディーかつ滑らかに。操作性も向上しており、敵の弾幕攻撃を素早く避け、すぐさま反撃に転じるようなスタイリッシュなアクションが楽しめるようになった。

 なお、本作では設定集『GRIMOIRE NieR』掲載の短編小説“人魚姫”をエピソードとして新たに追加。『NieR Replicant』および『NieR Gestalt』のDLCだった高難度ダンジョン“15 Nightmares”も収録されており、オリジナル版にはなかったボリュームと手ごたえを感じることができる。

 ただのリマスター版では味わえないような圧倒的な没入感をもたらす本作は、『NieR:Automata』でヨコオワールドの虜になった方はもちろん、『NieR』シリーズの入門編としてもオススメだ。目前に迫ったゴールデンウィークにはこの作品にどっぷりと浸り、周回プレイを重ねてストーリーの真相に迫ってほしい。

画面写真はPS4版のものです。

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