2026
4/21
異常事態が起こる月の施設で、ハッキングと銃火器で戦うアクションアドベンチャーゲーム『Pragmata プラグマタ』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
ストーリー
調査隊員ヒューがアンドロイドと共に月面施設の異常事態を探りつつ、地球への帰還を目指す物語
攻略
パズルを解いて敵を弱体化して銃火器で倒しながら、施設の各エリアを探索していくアクションアドベンチャー
評価
頭も使う忙しいバトルシステムがしっかり活かされており、親子のような絆が生まれる物語も楽しめる高評価作
Index
プラグマタの概要
タイトルPRAGMATA
プラグマタ開発元CAPCOM Co., Ltd.販売元CAPCOM Co., Ltd.発売日2026年4月17日
Switch2: 2026年4月24日対応機種PS5, Switch2, Xbox, PCジャンルアクションアドベンチャー, TPSシリーズ新規IPプレイ機種PS5
開発元は、バイオハザードやモンハンなど多くの人気シリーズを抱えるカプコン。しかし、本作は他シリーズとは関係のない新規IPとなっている。
プラグマタのストーリー
不穏なルナフィラメント研究施設


本作の主人公はヒュー。
舞台は近未来の月に建てられた研究施設だ。
そこで研究されているのは、ルナフィラメントと呼ばれる月で見つかった可能性無限大な素材。
端的に書くと、ルナフィラメントを3Dプリンターに入れると機械だろうと植物だろうとどんな物もそのまま再現したかのように作れてしまうという最強素材だ。
しかし、そんな最先端な研究施設からの連絡がなぜか途絶えてしまい、地球からヒュー含む調査隊が派遣された。
ところが、施設に到着してみると、そこは研究者たちどころか誰の気配もない無人の建物となっていた。
ヒューとディアナの二人三脚


「なんだか様子がおかしい」と思った矢先、突如、月震が起こり施設が崩れ始めてしまう。
他の隊員達は崩落に巻き込まれてしまい、ヒューは1人になってしまった。
しかも、最悪な事態は重なる。人間をサポートするはずのボットがヒューを襲ってくるのだ。
施設を管理するIDUSというプログラムは、なぜかヒューを排除すべき異物と認識したようだ。
絶望的な状況だったものの、ヒューは幼い少女の姿をしたアンドロイドと出会う。
彼女はボットや施設もハッキングできる高性能ぶりながら、純粋無垢な様子でヒューを助けてくれるようだ。
少女をディアナと呼ぶことにしたヒューは、彼女の力を借りながら明らかに様子がおかしい月面施設を彷徨い、地球へ帰る手がかりを探し始める。
プラグマタの攻略情報
シェルターから各エリアへ


本作はシェルターと呼ばれるエリアを拠点にし、月面施設の各エリアへ出撃するステージクリア型に近いアクションアドベンチャーゲーム。
エリア間を地続きで移動することはできないが、シェルターを経由すれば行き来は自由だ。
マップ画面には各エリアの探索完了度が表示されるので、新たな移動アビリティを習得したらクリア済みのエリアに戻り、以前は行けなかった場所を探索することができる。
エリアの各所には直通でシェルターに帰還できるスポットがあり、シェルターに戻るとヒューは全回復して回復アイテムも全補充される。
また装備できる武器やパッシブスキルの数には上限があるため、装備などを整えてまた攻略中のエリアの途中から再開することができる。
武器はハッキングと銃火器


プレイヤーが直接操作するのは銃火器を武器とするヒューだ。
しかし、バトルになるとディアナのハッキングも操作することになる。
本作の敵は非常に硬く、そのままではほぼダメージを与えることができない。
そのためディアナのハッキングで敵を弱体化してから物理攻撃を当てるというのが基本の立ち回りとなる。
ディアナでハッキング
構えると画面上にハッキングパズルが表示される
スタートのパネルから緑色のパネルまで移動すればハッキング成功となる
青いパネルやデバフ効果のある黄色パネル(ノード)を通りながら解くと、ハッキング成功時の与ダメージ量を増やしたり敵にデバフを付与することができる
一定時間経つと敵の装甲は再び閉じてしまうので、再度ハッキングする必要がある
ヒューで銃撃
複数の銃火器を装備でき、持ち替え可能
再充電可能な銃以外は、残弾数がゼロになると消える使い捨て方式
拠点で装備しておいた銃も使い捨てとなる(拠点に戻る度に再作成はできる)
ステージ探索中や敵を倒した際に出現する銃を拾って装備できる
また、ヒューは一定時間滑空したりダッシュ回避もできる。
ヒューの体力がゼロになると(ディアナには体力ゲージはない)ゲームオーバーとなり拠点からやり直しとなるが、獲得していたアイテムなどは持ち帰ることができる。
ルナフィラメントで強くなる


本作ではバトルで経験値を獲得するのではなく、敵を倒したり宝箱から手に入るアイテムを集めることでヒューとディアナをそれぞれ強化することができる。
ルナフィラメントと希少なピュアルナフィラメントがあり、拠点の端末で各銃火器やハッキングの強化を行うことができる。
また、強化パーツと呼ばれるアイテムを手に入れると、体力や攻撃力などヒューとディアナの基礎ステータスをアップグレードすることもできる。
強化できる量には上限があるものの、大ボスを倒した際などに拠点レベルキーを手に入れることができ、拠点自体のレベルが上がるとアンロックできる強化項目が追加されたり、ステータス強化上限を引き上げることができる。
さらに、拠点にはギャビンという陽気なサポート係ボットが常駐しており、特殊報酬付きのやり込み要素などを担当してくれる。
また、拠点ではディアナと会話したり、各所で手に入るアースメモリーと呼ばれるオブジェクトを飾って遊ぶこともできる(主にディアナのため)。
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プラグマタのレビュー
物語: 盛り上げスキル最高値のディアナ

風船のアースメモリーに喜ぶディアナ
本作の物語はSFだ。近未来や月面といった興味を惹く世界設定を楽しめる。
しかし、宇宙を感じる壮大な物語というよりは、ヒューとディアナのやりとりがメインになっており、相手はアンドロイドではあるけれど人間ドラマが中心に据えられている。
無機質な機械が多い世界ではあるけれど、あたたかい物語だ。
ヒューとディアナは最初から互いに好意的なので徐々に打ち解けるといった描写はあまりなく、ディアナは機械的ではなく人間の子供のようだ(駄々を捏ねたりグズったりしないので人間そのものとは言えないけれど)。
機械が人間性に目覚めるハイテク系SFストーリーではなく、純粋なロボットに親のように人間の感情や文化を教えてあげるという親子愛のような物語を楽しむことができる。
ディアナはおしゃべりが大好きで、バトル中も探索中も拠点にいる時もひっきりなしに喋り倒してくれ、登場キャラが少ないなか百人力の盛り上げ隊長を務めてくれる。
もちろん施設のトラブルの原因が徐々に明らかになってくるというメインストーリーもちゃんと展開する。
複雑な話ではないけれど、バイオハザードシリーズなどで知られるカプコンならでは(?)のマッドサイエンスぶりも面白い。
操作性: 忙しいけれど分かりやすい


本作のバトルは忙しい。
ハッキングのパズルを見ながら(しかも、どのノードを通るか考えながら)、敵の攻撃を避けつつ攻撃もする。
要素が多いもののそれぞれのUIや操作は分かりやすく、忙しく感じつつも操作のしづらさは感じない。
ヒューがカクカクしたガチガチスーツを着ているせいか探索中にはやや挙動の大ぶり感はあるものの、バトルでは当たり判定も挙動も問題なく、ダイナミックな演出とともにバトルを楽しめる。
新しい銃や新要素も結構ゆっくりとしたペースで追加されるので、確実に操作とシステムに慣れながら攻略することができる。
ただ、敵が複数になると狙っていない敵をハッキングしようとしてしまうことがあり、ロックオン機能やハッキング対象の選択などができるとより便利になると思う。
難易度: もりもり強くなれる


本作では2段階から難易度を選択できる。ストーリーを楽しむ難易度か標準難易度だ。
拠点レベルによって強化に上限が設けられているので、ゲーム進行とキャラの強さに乖離が生じないようにはなっているけれど、ルナフィラメントは溜まりやすく、探索範囲が広大というわけではないので強化アイテムも見つけやすい。
そのため、どんどん強くなることができる。
また、パズルを解きながらのバトルが前提となっているため、一般的なTPSのアクションゲームに比べると敵の攻撃頻度は低めだ。
しかし、それで十分なくらい忙しいバトルとなる。
「パズル解いてる暇がない!」ほどではなく「鼻歌混じりでパズル解けるんだが」でもない、ちょうどいい攻撃頻度と難易度に調整されている。
この調整がイマイチだと本作の魅力であるバトルシステムの良さを感じにくくなると思うけれど、ちゃんとバトルが活きるよう調整されており、忙しさを楽しみつつ攻略もしやすい良いバランスになっている。
システム: バトルも探索もまとまっている


上述もしたように、本作の魅力は「パズルも解くし、銃でも戦う」という忙しないバトルシステムだ。
敵を弱体化するのはもちろんのこと、様々な効果を持つノードがあるため「このデバフはあっちの強敵に使いたいから、こいつのパズルでは使わないように避けて解かないと」など戦況に合わせた解き方も重要になるため、パズルがもう一段階面白くなっている。
そして、パズルが解けたら撃つだけというわけではなく、敵に弱点部位があったり、銃によって挙動や特性がしっかり変わったり、TPS部分もちゃんと戦略が効くよう作られている。
探索については立体的なマップ構造となっており、広さよりも入り組んだ構造が魅力となっており「防護壁の向こうに見えている宝箱にはどうやって辿り着くか」と考えて道を見つけるのも楽しい。
バトルも探索も、変に横幅を広げすぎず面白いところをギュッとまとめた設計になっており、新しいバトルシステムをしっかり紹介して堪能させてくれるゲームだ。
芸術性: 意外とにぎやかで美しい月面


ヒューはヘルメットで顔が隠れている場面が多い。一方でディアナは表情豊かだ。
全て高精細でフォトリアルな3DCGで描かれる。
本作の舞台となる研究施設は白色が基本カラーとなっており、無機質な雰囲気だ。
そのためルナフィラメントで再現されたという街並みや自然が際立ち、なんとも未来感溢れる風景となっている。
BGMはバトル中はもちろんアップテンポになるけれど、その他では落ち着いたBGMが多い。
が、正直なところBGMが記憶に残らないほどディアナが喋くりまくっているので、常ににぎやかだ。
「はいはい、分かったから、ちょっと静かにしてなさい(聞かないだろうけど)」と思うこともありつつ、バトル中には視界外にいる敵の攻撃を知らせてくれるなどかなり助けになる。
そのうち、何か見つける度に「ディアナは何て言うかな」とセリフを心待ちにするようになる。「ヒュー、父になる」というゲームだ。
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プラグマタの総合評価
PRAGMATA


総合評価
戦略的にパズルを解きつつ特性の異なる銃火器を使い分けるシューティングも同時に楽しめる忙しいバトルに夢中になる高評価アクションアドベンチャーゲーム。親心が芽生えてくるディアナとの物語とともに、各要素がまとまっているのも魅力。
長所と短所
良いところ
頭も使う忙しなく楽しいアクションバトル
要素がまとまっていて楽しみやすい
親子のような絆が生まれるあたたかい物語
残念なところ
混戦になると特定の敵を狙ったハッキングがしにくくなる
こんな人におすすめ!
おすすめな人
新しいバトルシステムを体験してみたい
忙しいアクションが好き
子供が好き、もしくは親心を味わいたい
おすすめではない人
NPCが常に喋りかけてくると、うるさく感じる
シューティングゲームとして楽しみたい
大人同士の会話を楽しみたい
プラグマタに似ているおすすめゲーム
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