株式会社コーエーテクモホールディングスは4月20日、令和8年3月期の連結業績予想を修正したと発表した。公表された情報によると、2025年4月30日に公表した予想と比べ、大幅な上方修正となっている。

株式会社コーエーテクモホールディングスは、ビデオゲームの開発を主軸とする株式会社コーエーテクモゲームスをはじめとして、多くのグループ会社を傘下に置く企業である。グループ会社としては国内のみならずアメリカ・ヨーロッパ・台湾・上海などの海外拠点も存在するほか、アミューズメント施設の開発・運営などをおこなう株式会社コーエーテクモウェーブや、資産運用をおこなう株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンスなど、取り扱う事業は幅広い。

『ぽこ あ ポケモン』

今回の上方修正の理由としては「第4四半期に発売した新作等が計画を上回ったこと」「金融市場を注視しながら運用を行い、営業外収支が計画を大幅に上回って推移したこと」の2点が挙げられている。コーエーテクモが開発に携わり第4四半期に発売されたゲームとしては、2月6日発売の『仁王 3』、3月12日発売の『零 ~紅い蝶~ REMAKE』などが挙げられる。いずれもSteamユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得しており、高く評価されている作品だ。

また、コーエーテクモは株式会社ポケモンより3月5日に発売された『ぽこ あ ポケモン』の開発にも携わっている。こちらは発売後4日間で世界販売本数が220万本を突破したことも発表されており、今回の上方修正に与えた影響も大きそうだ。

『仁王 3』

そんな中、運用による営業外収支のほうには“大幅に”と書き添えてある点も目を惹く。営業利益の増減率が16.1%であるのに対し、経常利益の増減率は50.0%となっている。昨今の市場を見極めた資産運用が特に秀でていたために、グループ全体として大きく業績を伸ばしたかたちなのだろう。数々のヒット作の誕生と並行して、さらに大きな利益が運用によりもたらされていたことは興味深い。

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