
バンダイナムコエンターテインメントは、「ソードアート・オンライン」ゲームシリーズの最新作となるプレイステーション 5/Xbox Series X|S/Steam用アクションRPG「Echoes of Aincrad(エコーズ オブ アインクラッド)」を7月9日(※Steam版は7月10日)に発売する。
「ソードアート・オンライン」は川原礫氏によるライトノベル作品。世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」にログインしていた約1万人のプレイヤーがログアウトできなくなり、ゲーム内での死は現実世界でも死となる過酷なデスゲームへと一変する。唯一の脱出方法はゲームの舞台である浮遊城アインクラッド100層のボスを倒してクリアすること。主人公のキリトは、この世界での生き残りを果たすべく動き出すが……というストーリーだ。
「ソードアート・オンライン」を原作としたゲームは、2013年にPSPで初登場。以降、現在にいたるまで多数のタイトルがリリースされている大人気シリーズ作品となっている。
その最新作となる「Echoes of Aincrad」が発表された。発表に先駆け、メディア向けの先行体験会が開催され、開発中のゲームの一部分を体験することができたので、その模様をプレイレポートとしてお届けしたい。なお、画面写真などはすべて開発中のものであるため、製品版とは異なる点には留意してほしい。
主人公は自分自身。「SAO」の1プレイヤーとしてアインクラッドを冒険していく
今作ではプレイヤー自身が主人公となり、デスゲームと変貌してしまった「ソードアート・オンライン」の世界を、仲間と共に冒険していくようになっている。そのため、ゲームの中でプレイヤーがカスタマイズしたオリジナルアバターを作ることになるほか、レベルアップ時には得られたポイントを自由に各種ステータスに割り振っていくことで、プレイヤー自らのプレイスタイルに合わせたキャラクターとして成長させていくことが可能だ。
今回の先行体験会では、すでにキャラクターが作られた状態からのスタートとなったため、キャラクタークリエイトは体験できなかったが、ボディタイプや髪型、顔、体型、身長など細かく設定することができ、これまでの「SAO」ゲームプレイヤーは満足できる。
今回使用したキャラクター物語はアインクラッド1層2層がベース。原作の出来事はプレイの裏側で起きる仕組み
本作のストーリーに関しては、アインクラッド1層2層がベースとなっている。「ソードアート・オンライン」ゲーム総合プロデューサーの二見鷹介氏によると、アインクラッドの1層から描かれている「ソードアート・オンライン プログレッシブ」をベースにしているのではなく、「ソードアート・オンライン」の始まりをベースに「ソードアート・オンライン プログレッシブ」の要素を盛り込んでいるという形を取っているとのことだ。
加えて、二見氏によると「出会いの物語であり始まりの物語となっている」とのことで、「ソードアート・オンライン」がデスゲームになったときのプレイヤーの立ち振る舞いや、そこでの出会いが描かれるそうだ。本作の場合、原作での出来事はプレイの裏側で起きている仕組みになっている。
もちろんキリトやアスナといった原作キャラクターたちとも交流や冒険をすることが可能だという。ただし、アインクラッド1層と2層の物語となるので、キリトはまだ一匹狼で感じ悪いキャラとのこと。それをプレイヤーがどういう目線で見るのかが、本作の楽しさとなっているほか、そんな彼と主人公がどう出会っていくのかというのも、本作ストーリーの要となっているそうだ。
本作ではアニメや原作などとはまた違った「ソードアート・オンライン」の世界を堪能できそうだ。
ゲームオーバー=セーブデータ消去の「デスゲームモード」を搭載
今作では、原作の世界観を疑似体験できる「デスゲームモード」が実装予定だ。「デスゲームモード」は通常、ストーリーモードをクリアすることで解放されるが、製品バリエーションのひとつとなるダウンロード版のデラックスエディション、アルティメットエディションを購入すれば、早期解放が予定されている。
「デスゲームモード」を選ぶと、プレイ中のゲームオーバー=現実世界での死という原作設定さながらに、ゲームプレイの命とも言えるセーブデータが有無を言わさず消去されてしまう。「これは、ゲームであっても遊びではない」を具現化した、“一度きり”となる命がけのプレイモードが「デスゲームモード」だ。
もちろん、セーブデータのバックアップを取ることも不可能。非常に緊張感のあるプレイを強いられることになるが、ある意味では「ソードアート・オンライン」の世界を体感できるモードといえるだろう。ちなみに二見氏によれば、セーブデータのスロットは3つあり、通常モードのセーブデータとデスゲームモードで開始するデータは分けることができるので、そこは安心してほしいとのことだった。
なお、アルティメットエディションは「デスゲームモード」が早期解放されるだけでなく、110分超にも及ぶ長編プロモーション映像が同梱されるようだ。プロモーション映像に関しては、発売前後に何らかの形で期間限定で一般公開を予定しているものの、アルティメットエディションならばノーカット版を5.1チャンネルにも対応した形で鑑賞できるそうなので、手元に置いておきたい人にはおすすめだ。
「デスゲームモード」では、こうなるとセーブデータが消されてしまう。どれだけ育ててきたキャラクターでも、一瞬で水泡に帰す。序盤ならともかく、中盤も過ぎれば行動ひとつにも慎重にならざるを得なくなるだろう「SAO」の世界観を色濃く感じられそうな出来映えに、今から期待大
今回はフィールドでの戦闘をメインにプレイできた。発売までまだあと5カ月あるので今後さらなるブラッシュアップが図られると思われるが、現状でも緊迫したプレイスタイルは十分に感じ取ることができた。
今回はアナウンスと簡単な説明だけではあったものの、特に「デスゲームモード」に関しては、ゲームオーバーが即セーブデータ消去に繋がるため、プレイ時の緊張感はこれまでにないものとなりそうだ。それだけに、原作でキリトやアスナたちが感じた気持ちの幾ばくかを感じ取ることができると思われるので、ファンにとっては一度は経験しておくべきモードかもしれない。もちろん、難易度が高いほど燃えるというプレイヤーにとっても、このモードは挑戦し甲斐があるものとなるだろうから、7月の発売が待ち遠しくなるというものだ。
最終的には非常に歯応えのある骨太の作りになりそうなので、そういうシビアなシステムや世界観が好きな人にとっては、たまらないものとなりそうだ。
(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
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