大阪府は1月30日より2月1日の3日間、「Osaka GeN Scramble(ジェンスク)」を開催した。同イベントは大阪府が主催する初のeスポーツイベント。一般向けには2日間の開催となっており、会場ではアンバサダーや出演者によるエキシビジョンマッチや、プロプレイヤーによる対戦会などもおこなわれていた。今回はそんな大阪の中心地でおこなわれた同イベントにてマウスコンピューターのブースを取材してきたので、その内容をお伝えしよう。
「Osaka GeN Scramble」は、大阪府がeスポーツ普及に向けた取組の一環として開催した、eスポーツイベントだ。同府の資料によると、タイトルにはeスポーツの良さである、性別や世代を超えた「つながり」と「混ざり合い」という意味が込められているという。
ゲームに触れたことのない人からeスポーツプレイヤーまで老若男女に向けた内容とされており、会場では多数の講演やゲーム大会、トークショーや交流会などが実施。大会アンバサダーとして、高橋名人やにじさんじ所属のバーチャルライバー本間ひまわりさんなども出演し、『ストリートファイター6』『パワフルプロ野球2024-2025』『Fortnite』といったゲームタイトルに関連した催しがおこなわれていた。なお同イベントは、大阪市北区にあるグランフロント大阪北館や、うめきた広場などを会場に開催。こうしたゲームのイベントが、大阪府によって大阪の中心地である梅田で実施されていたのも面白い。

改めて紹介すると、マウスコンピューターは国内のBTOパソコンメーカーだ。イベントへの協賛や、ゲームイベントへの出展用PCの貸し出しなどもおこなっており、多いときには200台ほども貸し出しているという。「Osaka GeN Scramble」にも、そんなマウスコンピューターがブース出展およびゲーミングPCの機材協賛をおこなっていた。
筆者が訪れた2月1日15時頃には、まず同社のブースでは『ストリートファイター6』の対戦会がおこなわれていた。DetonatioN FocusMe所属のプレイヤー竹内ジョン選手とナウマン選手が対戦相手として出演。eスポーツキャスターのシンイチロォさんの実況もありつつ、両選手と来場者のBO3での対戦が1時間にわたって繰り広げられた。15時の対戦会ではナウマン選手はケン、竹内ジョン選手はジェイミーを使用し、彼らは基本的にはプロ選手らしい強さを見せつけていく。一方で参加者が彼らを追い詰めるシーンも多数。対戦会の最後には、飛び入り参加者がBO3で勝利を収めるなど、白熱した試合内容となっていた。対戦会は女性や小さな子供も観戦しており、始終ブースに収まりきらないほどの人が集まっていた。プロプレイヤー相手の腕試しはもちろん、実況解決付きでオフライン対戦できる点も含めて、貴重な機会となったのではないだろうか。


また同社のブースでは、ゲーミングPCブランド「G TUNE」および「NEXTGEAR」のゲームタイトルを用いた試遊展示や、景品抽選会なども実施されていた。そんなブース展示の中でも、試遊展示機の一台だったゲーミングPC「NEXTGEAR EG-A7G70」が面白い製品だったのでちょっと紹介したい。
「NEXTGEAR EGシリーズ」は、AMDのCPUを採用した「NEXTGEAR」ブランドの中の、クリアシフトケースを採用したシリーズだ。展示されていた「NEXTGEAR EG-A7G70」ではCPUにRyzen7 7700、GPUにGeForce RTX5070を搭載。ケースは2面ガラスパネルデザインのピラーレス設計となっており、流行りのスタイルのゲーミングPCに見える。
しかし同ケースには、ガラスパネルに特殊なギミックが存在。ゲーミングな光るファンなど中身の見える状態に加えて、ボタン一つで中身の見えないステルスモードへの変更が可能となっていた。クリアシフトシステムと呼ばれる仕組みによって、ボタンを押すとクリアなガラスパネルから、曇ったような外見へと見た目を一変させるのだ。なお同モデルのカラーリングは白のみ。「東京ゲームショウ2025」での出展時にも、来場者から注目を集めたそうだ。


筆者が会場で話を伺った限り、会議室のガラスと同じような技術が使われており、通電時に中身が見える状態になるとのこと。LEDボタンを押すだけで点灯パターンを10種類から切り替える機能や、脱着可能なダストフィルターなども採用。ケース内にお気に入りのフィギュアやグッズなどを置いて、状況にあわせて見えなくするような運用もできるという。ギミックを備えた遊び心のある仕組みには心惹かれる。
一方で同シリーズには、3連ファン採用モデルなどあまり大きなGPUは載せられない。2026年2月現在同シリーズの販売はマウスコンピューターのダイレクトショップのみになるそうだ。
今回は変わったケースの話が多くなったが、会場には紹介した以外にも多数の催しが実施されていた。梅田で開催されていた点もあり、立ち寄りやすく賑やかなイベントであった。
