NetEase Gamesより、2026年にリリースが予定されているプレイステーション 5/PC用オープンワールド海洋冒険RPG「シー・オブ・レムナンツ(Sea of Remnants)」。本作には、ピノキオのような木偶のキャラクターたちが登場し、自分で船を操り航海に出たり、到達した島々で冒険を繰り広げたりする作品となっている。非対称対戦アクション「Identity V 第五人格」を手掛けるJoker Studioの新作タイトルとなる。

 リリースに先駆けて、2月5日から2月12日にアルファテストが実施された。今回はPC向けの技術検証を目的として行なわれる小規模なテストであったため、製品とは異なる点もいくつかあった。たとえば、製品版では日本語音声も選べるようになる予定だが、今回のテストでは日本語テキストは選べるものの、音声は英語と中国語のみとなっていた。

 また、セリフもところどころAI翻訳特有の不自然な日本語が残っていたが、このあたりはリリースに向けてさらなるブラッシュアップが行なわれていくと思われる。今回のアルファテスト開始と同時に、さっそく本作をプレイしてみた。こちらの記事では、そこからわかったゲームのポイントを紹介していく。

陸上だけではなく、船で自由に移動しながらの冒険も楽しめる

【【シー オブ レムナンツ】初公開!コンセプトムービー『Yo Ho!』】

オープニングから幻想的な世界観に誘われる

 ほとんど事前情報を入れずに本作をプレイし始めたのだが、いきなり驚かされたのが冒頭のシーンである。海の中でボートを漕いでいくところからスタートするのだが、これがまるで映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を思い起こさせるような幻想的なシーンだったのだ。

 その後、気を失った主人公が目覚めたのは、オートピアに住むシグムンドという青年の家だった。体の状態も悪かったためパーツを交換することになるのだが……ここで、自然な流れでキャラクターメイキングに入っていくことになる。

オープニングは幻想的なシーンから始まるシグムンドという青年に起こされて目覚めたところから物語が動いていく

 キャラクターメイキング自体は、男女や髪型、それぞれのパーツを予め用意されている物の中から選んでいくというシンプルなスタイルが採用されている。お気に入りのキャラクターが完成したら、最後に身に付ける衣装などを決めればOKだ。

キャラクターメイクは、パーツを選んでいくスタイルだ最後に戦闘アクションや照明などを選ぶと完成

 なぜかすべての記憶を忘れてしまった主人公。しかし、実は主人公はひとりで助け出されたわけではなく、もうひとり少女が一緒にいた。シグムンドが見つけた時は、主人公はしっかりとその少女を掴んでいたというのだが……誰なのかまったく記憶がなく、肝心な少女のほうも意識を失ったままの状態だ。

 シグムンドから、多くの船乗りは何かが起きたときのために大事なものを酒場の「フェバック ドリンクスタンド」に置いているという情報を教えてもらう。さっそく出かけることになった主人公だが、そこで出会ったのが意識を失った少女と瓜二つのR.Sという少女であった。それがきっかけで彼女と行動を共にすることになり、ここから物語は本格的に動き出していくのである。

初めての相棒として仲間になるのがR.Sだ。主人公よりもかなりぶっ飛んだ性格の持ち主で、ぐいぐい引っ張っていくタイプである

 こうした部分も含めて、ゲーム序盤は移動や戦闘などの基本が学べるチュートリアル的な内容が含まれている。何をやればいいのかその都度細かくアナウンスが表示されるため、非常にわかりやすい。目的地も地図で確認できるほか、移動中に目指すべき方角が表示されるので複雑な地形でもない限りあまり迷うことはないだろう。

 もうひとつ、マップのあちらこちらにビンのようなものが出現していることがある。これはほかのユーザーが残したメッセージだ。フロム・ソフトウェアの「ELDEN RING」などでもおなじみのシステムだが、ほかのプレーヤーがどんなメッセージを残したのか見るのもなかなか面白い。

 ちなみにこのゲームでは最初にプレイするサーバーが選べる。今回のテストでは、米国とアジア、ヨーロッパが選択可能になっていたが、米国を選んだこともあり他のプレーヤーが残したメッセージもほとんどが英語で書かれていた。正式に日本向けにリリースされたときは、日本語で表示されるのか気になるところだ。

初めて出てくる要素は、何をすればいいのか細かく教えてくれる。目的地も地図で確認できるだけではなく、マークポイントで方角を確認しながら移動ができるマップのあちらこちらにあるビンのようなものは、ほかのプレーヤーが残したメッセージだスピーディーでドラマチックな展開についついのめり込んでいく

 ここまでざっくりとゲームの要素についてご紹介してきた。これら以外にもキャラクター強化やサブクエストなど、紹介しきれないほど多くの要素が盛り込まれている。ちなみに、テストでプレイできる範囲としては、メインストーリーは第三章まで。探索エリアは「オートピア」とふたつの海域に絞られていたのだが、それでもまだまだ遊び尽くせないぐらいのボリュームであった。

もちろんキャラクターの強化も可能だ

 それだけではなく、ゲーム自体のテンポ感も目を見張るものがあった。特にゲーム序盤から新たなキャラクターが加わり冒険に出かけていくまで、ときおり会話シーンなどを挟みながら、どんどん物語が展開されていくのである。そのため、全く飽きずにゲームをプレイし続けられた。

 映像的にもスタイリッシュでクールなところもあれば、コミカルな要素もある。また、そもそも記憶をなくした主人公の本当の姿はどうなっているのか? といった、大きな疑問も残されているため、ついついその先の物語が気になってしまう作りになっている。

登場キャラクターたちの癖が強いところも、本作の魅力である

 本作にはマルチプレイ要素も存在するが、どちらかといえばひとりでじっくり楽しめるようなタイプのゲームだと感じた。オープンワールドで海上や陸地を探索しながら、強力な敵とのバトルや人々との出会いなど、RPGらしい体験がプレーヤーを待っている。ファンタジックでありながら、スタイリッシュでテンポの良いストーリー展開が大好きだという人には特に注目してほしいタイトルだ。

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