
サイバーエージェント<4751>は、2月6日、2026年9月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高2323億7700万円(前年同期比14.0%増)、営業利益133億9500万円(同181.8%増)、経常利益242億1200万円(同174.9%増)、最終利益124億6200万円(同145.7%増)だった。
・売上高:2323億7700万円(同14.0%増)
・営業利益:133億9500万円(同181.8%増)
・経常利益:242億1200万円(同174.9%増)
・最終利益:124億6200万円(同145.7%増)


インターネット広告が減益となったものの、メディア&IP事業とゲーム事業が大幅な増収増益となり、全体の伸びをけん引した。さらに税務上のグループ通算制度の対象外である連結子会社AbemaTVが2015年度の設立以来初の四半期営業黒字となったとのこと。インターネット広告が苦戦と伝えられており、厳しい決算になるとの見方もあったが、フタを開けてみると第1四半期としては最高業績だった。
決算説明にあたった山内 隆裕社長は、「第1四半期は例年あまり良くない傾向にあるが、今回は力強く伸びており、第1四半期としては過去最高の実績となった」「全体的に好調な出だしとなった」と総括した。とりわけメディア&IP事業では投資を行いながらも増益を達成し、ゲーム事業は既存タイトルに加え海外展開も好調だったという。
またインターネット広告事業については、2025年度第3四半期に大型顧客の離脱があったが、足元の状況は改善してきているとコメントした。「次の四半期には成長軌道に転じ、影響を乗り越えた今年度第3四半期からは、再び力強い伸びが期待できる」と述べた。
セグメント別の経営成績は次のとおり。
① メディア&IP事業
メディア&IP事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」、アニメ&IP事業本部等が属しており、それらが重層的に売上を積み上げ、売上高は626億1700万円(同12.5%増)と好調に推移した。営業利益は積極的にコンテンツ投資をしつつも、AbemaTVの四半期営業黒字等が寄与し49億円(同246.1%増)と大幅な増益となった。これまでメディア&IP事業として黒字を達成しており、AbemaTV単体の黒字は悲願だった。

② インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部等が属している。前第3四半期に大型顧客1社離脱の影響があり、売上高は1146億4200万円(同2.7%減)、営業利益は43億7900万円(同27.2%減)となった。
③ ゲーム事業
ゲーム事業には、Cygames、アプリボット、QualiArts、Colorful Palette等が属している。第1四半期累計は、既存タイトルや海外展開が好調に推移し、売上高は647億2200万円(同69.2%増)となった。収益性の高さから営業利益は176億7500万円(同427.2%増)となった。海外展開については『ウマ娘 プリティーダービー』と『呪術廻戦ファントムパレード』『Shadowverse: Worlds Beyond』が貢献したとのこと。

④ 投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は2億0900万円(同55.1%減)、営業損失は5億5200万円(前年同期は8500万円の営業利益)となった。
■2026年9月期の見通し
2026年9月期の業績は、売上高8800億円(前期比0.7%増)、営業利益500億円~600億円(同30.3%減~同16.3%減)、経常利益500億円~600億円(同30.3%減~同16.4%減)、最終利益250億円~300億円(同21.1%減~同5.3%減)を見込む。従来予想からは変更はない。コンセンサスは、売上高9099億円、営業利益719億円、経常利益716億円、最終利益372億円だった。
・売上高:8800億円(同0.7%増)
・営業利益:500億円~600億円(同30.3%減~同16.3%減)
・経常利益:500億円~600億円(同30.3%減~同16.4%減)
・最終利益:250億円~300億円(同21.1%減~同5.3%減)
・EPS:49.3円~59.16円

