ROG Xbox Ally XとXG Mobile

 ASUSから最新のポータブルゲーム機、ウルトラモバイルPC(UMPC)である「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」が発売された。

 ROG Allyは、以前からASUSが展開しているゲーミング向けUMPCのシリーズだ。中央に画面を配置し、左右にはゲームパッドのようなスティックやボタンを配置した設計は、携帯ゲーム機に近い。

 ノートPCの場合、持ち運びは可能とはいえ、使用する際は基本的に座って机に設置することとなる。一方でこうしたゲーム機型のUMPCは立って使うこともでき、場所や姿勢を選ばずに使えるという良さがある。

 ここではそんなROG Allyシリーズの最新機種であるROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xについて紹介。加えて、ゲーミング体験をさらに高めてくれる周辺機器である「ROG XG Mobile」と組み合わせたパフォーマンス強化についても見ていこう。

この記事の内容

ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xとは?

 ROG Xbox Allyシリーズは製品名に“Xbox”の名が入っていることからわかるように、マイクロソフトと共同開発した製品となっている。グリップやボタンの設計にXboxコントローラーの設計を取り入れることで、より持ちやすく操作しやすい形状になった。

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

ROG Xbox Ally X

 ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xの2機種があるが、いずれもAMDのゲーミングUMPC向けCPUである「AMD Ryzen Z2 シリーズ」を搭載している。特に上位機種となるROG Xbox Ally Xは、Zen 5アーキテクチャーを採用するZシリーズ最上位の「Ryzen AI Z2 Extreme」を搭載。

 8コア/16スレッド、最大5GHzのブーストクロックを誇るCPU性能と、RDNA 3.5ベースの内蔵GPUによって、CPUだけでも十分ゲームが遊べるレベルのパフォーマンスを発揮できる。また、CPU名に“AI”の名前が入っているように、最大50TOPSのNPUも搭載している。NPU搭載はZシリーズの中でもこのモデルのみとなる。

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

Ryzen AI Z2 Extremeの情報

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

「Cinebench 2024」で計測したRyzen AI Z2 Extremeのスコアー。シングルスレッド性能の高さが目を引く

 搭載されているディスプレーは7型のフルHD(1920×1080ドット)。小型のUMPCではディスプレーの解像度を下げる場合もあるが、このサイズでフルHDだとかなり高精細に見える。リフレッシュレートも最大120Hzと、ゲーミングに対応したスペックになっているのがうれしい。

 ハードウェア以外にも、起動時のUIも専用に設計することで、ボタン操作だけでもゲームの起動などがしやすくなっている。「Xbox Game Pass」や「Steam」など、定番のゲームプラットフォームと連携して素早くゲームを起動可能だ。

 また、PCの設定を手軽に変えられる「コマンドセンター」や、より詳細な設定ができる「Armoury Crate SE」をボタンで簡単に呼び出せるというのも使いやすい点だ。基本的にはボタンとスティックで操作しやすいUIになっているが、左上のXboxマークのボタンを長押しすることで、通常のWindowsのUIに切り替えることもできる。

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

起動時のUI。ゲームに素早くアクセスできる

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

PCの設定を手軽に変更できるコマンドセンターなど、使いやすい機能が豊富に用意されている

 そのほか、ROG Xbox Ally Xの主なスペックは以下の通り。LPDDR5Xの24GBメモリーや、1TBのPCIe Gen4 SSDなどを搭載する。

機種名: ROG Xbox Ally X

液晶ディスプレー: 7型(1920×1080ドット、120Hz、グレア)

CPU: AMD「Ryzen AI Z2 Extreme」(8コア/16スレッド、最大5GHz)

メモリー: 24GB(LPDDR5X-8000)

ストレージ: 1TB SSD(PCIe 4.0×4)

インターフェース: USB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、microSDXCカードスロット、マイクロホン/ヘッドホン/ヘッドセットコンボジャック

通信機能: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4

バッテリー: 4セル/80Wh

サイズ: 290(W)×121(D)×27.5~50.9(H)mm

重量: 約715g

 驚くべきなのは、価格が13万9800円とスペックに対してかなり安めに抑えられているところだ。いまゲーミングUMPCを選ぶなら、鉄板モデルの1つに数えて間違いないだろう。

 ROG Xbox Allyシリーズのレビューは、ASCII.jpでも過去に掲載しているため、より詳しく知りたい人はそちらもチェックしていただきたい。

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