デンマークのインディーゲームスタジオ・Autoscopia Interactiveは、デビュー作となる一人称視点のナラティブゲーム「As Long As You’re Here」をSteamで2025年10月28日にリリースした。
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実話に基づいて制作された本作は、アルツハイマー病を患う女性・アニーの視点から、彼女の人生を描く物語が展開。アニーの病状が悪化するにつれ、過去と現在の境界が曖昧になり、昔の記憶が現在に重なり始める。

プレイヤーは、一人称視点を通じてアニーの疑念、孤独、そして脆さを体験しながら、「認知症とともに生きる」というテーマに静かに向き合うことになる。認知症患者本人の視点に焦点を当てた稀有な作品であり、同時に「自責」「家族関係」「人生の転機」といった普遍的なテーマも描き出す。
通常価格1,200円(税込)のところ、15%オフの1,020円(税込)となるローンチセールも11月5日まで実施中だ。
以下、発表情報をもとに掲載しています
学生プロジェクトから世界的評価へ
「As Long As You’re Here」は、当初、8週間の学生プロジェクトとして制作されました。itch.ioでは13,500件以上のダウンロード、YouTubeでは700万回以上の再生を記録し、大きな反響を呼びました。
2020年のIndependent Games Festivalにて「Best Student Game(最優秀学生作品賞)」にノミネート。その後、プロジェクトは拡張され、SXSW Sydney 2025では「Game of the Year(年間最優秀ゲーム賞)」にもノミネートされるなど、世界的に注目を集めています。
SNS上でも、TikTokやInstagramで依然として高い関心が寄せられています。
開発者の想い
クリエイターのMarlène Delrive氏は、アルツハイマー病で祖母を亡くした経験をきっかけに、本作の制作を開始しました。悲しみを乗り越え、失われていく記憶の中で祖母が何を感じていたのかを理解したい、という想いが「As Long As You’re Here」の原点となっています。
本作の特徴
・繊細な短編体験:一度のプレイで完結する、短くも深い物語体験
・実話に基づく物語:開発者自身の家族写真(アルツハイマー病の家族を含む)を使用
・豊かなストーリー:対話、思い出の品々、過去の手紙などを通じてアニーの人生を辿り、家族の複雑な関係性も描写
・没入的なゲームプレイ:アニーの周りの世界が変化していく中で、プレイヤー自身の記憶も試され、失われゆく彼女の感覚を体験
・臨場感のある音響と音楽:オリジナル楽曲を含む臨場感のあるサウンドデザイン
「As Long As You’re Here」製品情報
タイトル:As Long As You’re Here
ジャンル:一人称視点ナラティブゲーム
プレイ人数:1人
プラットフォーム:PC(Steam)
発売日:2025年10月28日
価格:1,200円
開発・販売:Autoscopia Interactive
対応言語:日本語に対応
Steam:https://store.steampowered.com/app/3309750/
※画面は開発中のものです。
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