「ノジマTリーグ 2025-2026シーズン」が19日、東京都の代々木第二体育館にて行われ、木下アビエル神奈川は日本生命レッドエルフと対戦。マッチカウント3−1で勝利し、今季8勝目を挙げた。

第4マッチに起用され、チームを勝利に導いたのは張本美和。試合後、自身の戦いを振り返っている。

■ファンの声援に背中を押されて勝利

KA神奈川は、第1マッチのダブルスで長﨑美柚とチェン・イーチン、第2マッチのシングルスで元世界ランキング1位のジュ・ユリンが勝利。第3マッチでは、長﨑が昨季までチームメイトだった面手凛に敗れた中、張本美に出番が回ってきた。

相手は、昨季のリーグ戦で3戦3勝と好相性だった赤江夏星。しかし日本生命の村上恭和総監督が「今日はTリーグで一番(赤江が)勝つ可能性があった」と振り返った通り、赤江は鋭いラリーでの反応や、長短を織り交ぜたサーブで巧みに攻め、第1ゲームと第4ゲームを奪う展開に。張本美は対応を迫られた。

それでも最終ゲームでは6−8とリードされながらも、会場の大声援に後押しされて3連続ポイントで逆転勝利。「本当に最後はファンの皆さんが会場の雰囲気を作ってくださって、大きな声援や拍手を送ってくれた。リードされていたんですけど、本当にファンの皆さんには感謝しています」と、1,306人が詰めかけた会場で声援を送ったファンへ感謝の言葉を述べた。

張本美は、インドで行われた「第28回 ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2025」ではエースとして3試合連続で起用され、銀メダル獲得に貢献。17日に帰国したばかりながら、18日の九州カリーナ戦、そしてこの日の日本生命戦と、連日のホーム戦で勝利に貢献した。

「Tリーグは楽しいですね」と、ハードスケジュールを感じさせない笑顔を見せた17歳の若きエースが、KA神奈川を首位へと導いた。

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