気候変動対策を楽しく学ぶ『カーボンバジェットゲーム』登場

株式会社LODUが開発した協力型カードゲーム『カーボンバジェットゲーム』が、気候変動対策を楽しく学べる新たなツールとして注目されています。このゲームは、地域リーダーとなったプレイヤーが仲間と協力し、脱炭素アクションを実行する内容で、科学的データに基づいた学びを提供します。クラウドファンディングを通じて製品化を目指し、2025年10月31日まで支援を募集中です。ゲームは短時間で深い体験を得られるよう設計されており、幅広い世代が楽しめる内容となっています。成功後は無償配布やファシリテーター育成研修も行われる予定です。

この記事の要約

『カーボンバジェットゲーム』は気候変動対策を学ぶカードゲーム。
クラウドファンディングで製品化を目指し、支援を募集中。
成功後はゲームの無償配布や育成研修を実施予定。

気候変動対策を楽しく学べる『カーボンバジェットゲーム』、クラウドファンディングを開始

この記事は、気候変動対策に興味がある方や、楽しく学びながら環境問題に取り組みたいと考えている方に特におすすめです。『カーボンバジェットゲーム』を通じて、プレイヤーは地域リーダーとなり、仲間と協力して脱炭素アクションを実行する方法を学びながら、地球温暖化を防ぐための具体的なアクションについて理解を深めることができます。

気候変動対策の重要性

気候変動対策の必要性は、国際的な場でも広く認識されており、IPCC第6次評価報告書では「人間活動が地球温暖化の主因であることに疑いの余地はない」と明確に示されています。また、COPなどの国際会議においても、気候危機の解決が最重要課題として取り上げられています。しかし、個人や組織がどのように行動すればよいか分からず、実際のアクションに移せないケースが多いのが現実です。

『カーボンバジェットゲーム』の概要

このような課題に応えるため、科学的データに基づいた協力型カードゲーム『カーボンバジェットゲーム』の開発プロジェクトが立ち上げられました。このゲームでは、プレイヤーが地域リーダーとなり、仲間と協力して脱炭素アクションを実行し、地球温暖化の進行を抑えることを目指します。競争ではなく協働の大切さを学べるように設計されており、プレイ時間は約25分、対象年齢は10歳以上です。

ゲームの構成と学び

『カーボンバジェットゲーム』は、大きく4つのステップから成り立っています。ゲームは3ラウンド制で、ラウンドが進むごとにカーボンバジェットが累積され、排出量には上限があることを体感的に理解できます。これにより、累積量が増えるほど気温上昇のリスクが高まることを学べます。

ゲーム内でのアクションの効果(CO₂削減量)は、公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)によるデータに基づいており、強力なカードは現実世界でも削減効果が大きいアクションとなります。これにより、プレイヤーは遊びながら科学的に正しい知識を自然と身につけることができます。

地域による削減効果の違い

興味深いことに、同じ行動でも地域によって削減効果が異なることがあります。例えば、公共交通が普及している地域では電気自動車の導入があまり効果的でない場合があり、逆に冷暖房の使用頻度が高い地域では住宅に関する削減効果が大きくなります。このような地域特性を考慮した上で、プレイヤーは効果的なアクションを選択することが求められます。

これまでの実績と今後の展望

これまでに30種類以上のゲーミフィケーション教材を開発し、100を超える学校や企業に導入してきた実績を持つ『カーボンバジェットゲーム』は、当社の中でもトップクラスのクオリティを誇る作品として仕上がっています。良い教材の条件は、学びと遊びの絶妙なバランスと短時間で深い体験が得られることにあると考えています。本作はその理念を具現化したものであり、小学校高学年から大人まで幅広い世代が一緒に学び、楽しみながら社会にポジティブなインパクトを生み出すことができるように設計されています。

クラウドファンディングの詳細

本プロジェクトは、製品化に必要な資金を募るため、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて支援を募集しています。期間は2025年9月9日(火)から2025年10月31日(金)までで、目標金額は300万円(All-or-Nothing方式)です。達成後は、ネクストゴール500万円を目指し、教材開発や全国のファシリテーター研修に充当する予定です。

主なリターン

支援者には、ゲームの製品版や開発メンバーによる体験ワークショップへの招待、スポンサー枠、企業向け出張研修など、さまざまなリターンが用意されています。プロジェクトページはこちらです。

今後の展開

クラウドファンディングが成功した場合、環境省が設置する全国地球温暖化防止活動推進センターのネットワークと連携し、全国の地域センターへのゲーム無償配布やファシリテーター育成研修を実施する予定です。また、ゲームデータは無料でダウンロード公開し、誰もが印刷して遊べる状態を目指します。

会社情報

本プロジェクトを運営するのは、株式会社LODU(ロデュ)で、所在地は石川県野々市市です。代表取締役は島田高行氏で、事業内容はSDGsやサステナビリティに関する教育ゲーム教材の開発・提供、企業や自治体、教育機関向けの研修やワークショップの実施、ゲームを活用した組織開発や地域活性化支援など多岐にわたります。詳細はこちらのコーポレートサイトをご覧ください。

終わりに

『カーボンバジェットゲーム』を通じて、気候変動対策を楽しく学び、実践する機会が提供されることは、未来に向けたポジティブな一歩となるでしょう。このゲームが多くの人々に広まり、環境問題に対する意識が高まることを期待しています。私たち一人ひとりが行動を起こすことで、持続可能な未来を築くことができるのです。

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