▼はじめに
「気候変動対策って個人レベルで何かできるのかな…。」
僕がゲーム開発を始める前に、感じていた正直な感想です。
なんとなく環境に良さそうなアクションはいくつも頭に思い浮かびますが、選択肢が多すぎて、「なんでもかんでもやらなきゃいけないの?」となってしまい、結局何もできずじまいになりがちです。
自信を持って自分の生活スタイルが、気候変動対策として十分な水準に達しているのかってわかりませんよね。
でも、実は、すでにその答えは、専門機関が出しています。
本プロジェクトでは、専門機関のバックデータを元にゲームを開発しました。
遊ぶことで、自分の住んでいる地域、好きなこと、ライフスタイルに合わせて、行動をどのように変化させれば良いのか明確にわかります!!
ゲームへの応援コメント!
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES:アイジェス)
藤野さん
このカーボンバジェットゲームには、本気で未来を変える力があると感じています。環境の研究や政策づくりに長く携わってきた立場から見ても、これは単なる“教育ゲーム”ではありません。国立環境研究所やIGESで積み上げてきた科学的なデータを土台にしながら、それを誰もが体験し、語り合える形に変える――そんな挑戦が、ここにあります。私自身、試作段階から関わり、子どもたちと一緒に別のゲーム教材にも取り組んできましたが、亀田さんの情熱と発想力は本当にすごい。だからこそ、これは絶対に社会に届いてほしい。未来を面白く、そして正しく変える一歩を、ぜひ皆さんの力で支えてください!
地球温暖化防止全国ネット事務局長
平田さん
実際にプレイしてみて、とにかくテンポが良く、ゲームとしての面白さが際立っていると感じました。気候変動という難しいテーマを、ゲーム性で楽しく越えていける点が大きな特徴です。限られた資源や時間の中で、どう社会を変えていくかを自然に考えさせられる構成になっています。サイコロを振ってカードを配置し、時間が経過し、目標に届かなければ気候変動による被害発生。「やった!」「くそー!」と盛り上がる一方で、カードの数字は地域の特性やデータに基づいており、「なぜこうなるのか」と振り返ることからカーボンバジェットへの理解が深まります。自分の地域ならどうだろう、CO₂削減には何が必要か。遊びながらこうした問いが自然に湧く、素晴らしい学びのツールです。日本中に広がれば、きっとより良い未来につながるはずです。
株式会社UPDATER 代表取締役 社長執行役員
大石さん
未来の地球を守るヒーローたちへ
株式会社UPDATER代表として、このゲームを心から応援します。私たちは法人2,200社、個人2.5万人の皆様とともに「みんな電力」などを通じて再生可能エネルギーの普及と気候変動の抑制に取り組んできました。
しかし、本当の変化は次世代を担う子どもたちの心に宿る「地球を大切にしたい」という想いから生まれると信じています。
ゲームの中で環境を守るヒーローになった経験は、きっと現実世界でも小さな環境アクションを起こすきっかけになるでしょう。電気を選択すること、「顔の見える」商品を選択すること、自然を大切にすること——それらすべてが地球を救う魔法なのです。
遊びながら学び、学びながら行動する。そんな素敵な循環を生み出すこのゲームが、未来の地球を明るく照らす希望の光となることを願っています。
一緒に、楽しみながら地球の未来をUPDATEしていきましょう!
▼プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、カーボンバジェットをテーマとしたゲーミフィケーション教材を開発し、全国に普及することです。カーボンバジェットとは、地球の平均気温上昇を特定の目標(例:1.5℃や2℃以内)に抑えるために、人類が今後排出できる二酸化炭素(CO₂)の総量を意味します。このままのペースで二酸化炭素(CO₂)を排出していくと、近い未来にバジェットを使い果たしてしまうといわれています。
カーボンバジェットのイメージ
1.5℃上昇に抑えるために排出できる量がバケツ1杯だとすると
グローバル・カーボン・プロジェクトの資料を元に作成
カーボンバジェットを使い果たさずに、気温上昇を抑えるために、ゲーム中プレイヤーは、それぞれ4つの地域の中で活動したい地域を選び、そのエリアで脱炭素できるようなアクションを広めていくことができます。
アクションの削減効果は、国立環境研究所とIGESが共同で出版されている「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢 カーボンフットプリントと削減効果 データブック」をバックデータとしており、ゲーム中に強いカードは、現実世界でも削減効果が強いカードとなっています。
ゲームを開発した後には、全国普及するために、環境省によって設置されている地球温暖化防止全国ネット様と連携し、全国の地域センターにゲームの無償配布とファシリテーターを育成し、教育機関や、地域コミュニティに展開していく予定しています。
もちろん、どなたでもゲームを購入し、ファシリテーター資格を獲得できるように、準備を進めていきます。
また、ゲームデータは無料ダウンロード版として公開するので、どなたでも印刷さえすれば遊べる状態になります!
▼ゲームの遊び方
このゲームの勝利条件は、プレイヤー全員で協力して、気温上昇を抑えてより良いエンディングを目指すことです。
そのために、各プレイヤーは、自分の担当する地域を決め、その地域で脱炭素アクションを広めていきます。
テーマ :カーボンバジェット
プレイ人数:3-4人
プレイ時間:25分
推奨年齢 :10才以上
ゲーム全体の時間は、5分かける3ラウンドです。
1ラウンドごとに10年経過し、排出してしまった温室効果ガスによって気温上昇判定があります。
ラウンド内では、何回でもプレイヤーは自分のターンをプレイできます。
各ターンでは、非常にシンプルな4つの行動を繰り返すだけでゲームを進行します。
ラウンドが終了すると、削減効果によって温室効果ガスが排出量が決定し、シート上でカーボンバジェットが累積されてしまいます。
これを5分、3回繰り返していくゲームです。
▼ゲームの学び
このゲームをプレイすることによって、学べることは大きく3つあります。
ゲーム中には、3つの学びを意識してプレイすればするほど、気温上昇を抑えてより良いエンディングを迎えることができます。
1つ目は、カーボンバジェットという概念を体験できることです。
ゲーム中、3ラウンドを通して、どんどんカーボンバジェットが累積されていくことで、排出量に上限があること、累積されていけばいくほど、気温上昇のリスクが高まってしまうことが体感的に理解できます。
2つ目の学びは、どのようなアクションが削減効果が大きいのか知ることができることです。
なんとなく、環境に良い行動はいくつも思いつくと思いますが、明確にどんな行動が効果が大きいか答えられる人は少ないと思います。このゲーム中に登場する削減効果は、全て専門機関のバックデータを元にスコアリングされているので、ゲーム中に強かった行動は、現実世界でも強い行動になっています。
3つ目の学びは、削減効果には、地域差があるということです。
実は、皆さんが住んでいる地域によって、同じ行動でも、削減効果の大きさが変化します。例えば、公共交通を利用する人が多い地域では、その地域で電気自動車を広めても効果は薄かったり、逆に、冷暖房設備の使用頻度が高い地域では、住宅に関する削減効果が大きかったりします。
▼資金の用途
資金の用途は、下記の通りです。
ファーストゴールではゲーム開発のため300万円を目指し、ネクストゴールで教材開発や、地域センター向けのファシリテーター研修実施のため500万円を目指しています。
▼最後に
はじめまして!今回カーボンバジェットゲームの開発とクラファンページ作成を担当している株式会社LODUの亀田です。
私たち株式会社LODUは、これまで30種類以上のゲーミフィケーション教材を開発し、100以上の組織に導入してきました。
多くの経験から、良いゲーミフィケーション教材の条件は「学びと遊びの絶妙なバランス」と「短時間で深い体験ができること」だと実感しています。
今回開発したカーボンバジェットゲームは、これまでLODUが手がけたゲームの中でもトップクラスのクオリティを持ち、誰もが楽しみながら気候変動について学べるゲームに仕上がっています。
ゲームの難易度は、小学校高学年以上であれば遊べる内容なので、幅広い世代が共に学び、社会にポジティブなインパクトを与えることを目指しています。このゲームを多くの人々に届け、社会にポジティブな変化をもたらすために、皆さまの応援が必要です!ぜひ、一緒に未来をつくるこのプロジェクトへのご支援をよろしくお願いいたします!