AndGAMERは、同社の事業戦略および新製品を発表する「AndGAMERメディアデイ」をベルサール渋谷ガーデンにて開催した。
イベントには、AndGAMER 代表取締役CEOの上森翼氏、取締役 石井拓人氏、マーケティング部の阿曽尾祥吾氏、宮之原琢望氏のほか、ゲストとしてZETA DIVISIONに所属するストリーマーのk4senさんが登場。AndGAMERのブランド「Void Gaming」や「VIZARD CLUB」の新製品のプレゼンおよびトークセッションを行った。
また、8月23日よりオープンとなる同社の実店舗「AndGAMER Store」の内覧会も実施されたので、その様子もあわせてお届けする。
左から上森氏、k4senさん、石井氏
事業説明
AndGAMERは、2022年に設立された日本発のゲーミングデバイスブランドで、カスタムコントローラーをはじめ、FPSプレイヤーやeスポーツシーンに特化した製品を手掛けている。
また、複数のゲーミングデバイスブランドを展開しており、現在はコントローラーブランド「Void Gaming」、FPSプレイヤー向けのPC周辺機器を手掛ける「AIM1」、Nintendo Switch用デバイスに特化した「VIZARD CLUB」の3つを軸に展開している。
同社の事業内容について上森氏は、製品の累計販売数が5万台を突破したほか、2025年2月には2億円の資金調達を行うなど、ブランドが急成長していると語る。
さらに、3つの重大発表と題して、「AndGAMER Store」のオープン、ゲーミングデバイス以外へのブランド進出、ブランドオーディションに関する情報を発表した。

同社初の実店舗となる「AndGAMER Store」が8月23日にオープン。ここでは各ブランドの製品の購入・体験ができるほか、イベントなども随時行われるそう。また、製品を熟知したスタッフたちによるサポート体制も万全だという。


店内には各ブランドの製品が展示されており、店舗内右手にある体験ブースでは実際に製品を試すことができるようになっていた。
また、ライフブランドに関する事業への進出も発表し、新たにゲーミングチェアをはじめとしたエルゴノミクスとアパレル関連のブランドを新規に立ち上げるという。これらは来年にリリースされるとのことだ。

さらに、ブランドオーディションの開催も発表。デバイスやインテリア、フードといったゲームに関すること全般を対象に募集するそう。採用された人はブランド責任者として、AndGAMERと共に事業を立ち上げていくことになるという。こちらも後日詳細が発表されるそうだ。

Void Gaming初のオリジナルコントローラー「GENESIS」
続いて宮之原氏が「Void Gaming」によるオリジナルのゲーミングコントローラー「GENESIS」のプレゼンを実施。競技シーンに身を置くユーザーからカジュアルゲーマーまで、幅広い人に向けた製品になっているといい、FPSからMMOに至るまで複数のゲームに対応したスペックが特徴とのことだ。


ほかにも、日本人に慣れ親しまれた並列のスティック配置や、12,980円(税込)という手の届きやすい価格など、ユーザーフレンドリーな製品ということを強調した。


また、同ブランドとスポンサーシップ契約を締結したeスポーツチーム「ZETA DIVISION」とのコラボコントローラーも発表。こちらは現在予約中となっている。

k4senさんも登場したトークセッション
ここからは上森氏、石井氏、ZETA DIVISION所属のストリーマー k4senさんによるトークセッションが行われた。

スティックの配置から価格まで「GENESIS」に込められたこだわり
最初に上森氏がゲーミングコントローラー「GENESIS」のこだわりについて聞かれた際は、デザインと機能の2点にこだわったとコメント。シンプルさを追求した独自の形状と、上部のLED、PlayStationのコントローラーのような並列のスティック配置が上森氏の一押しポイントとのことだ。
ゼロからオリジナルのコントローラーを制作したのは今回が初めてとのことで、デザインや性能面などを1年以上かけて作り上げていったという。

PS3時代からFPSゲームをプレイしてきた上森氏は、特にスティック配置についてはこだわりを持っていると語る。今の高性能コントローラーのほとんどはXboxコントローラー準拠の非対称なスティック配置になっているといい、そこで馴染みのあるPlaystationのコントローラーのようなスティック配置のものを作りたいという考えから実現したとのことだ。
20台以上のコントローラーを所有しているというk4senさんは、PC向けのハイエンドコントローラーの多くが非対称スティックを採用している点に触れ、「GENESIS」のような並列配置のスティックはとても嬉しいと語った。

市場投入の戦略について問われた際に、石井氏はカジュアルゲーマーの増加に着目しているとし、「そういったプレイヤーにも手に取りやすい製品を目指している」とコメントした。
また、カジュアルゲーマーの中にも“本気でゲームに取り組みたい”という層が増えていると感じているとし、そうしたプレイヤーのニーズにも応えられる製品を目指したという。
競合製品との差別化については、「Void Gaming」でプロシーンに適したカスタムコントローラーを開発していたという実績を活かして、プロレベルでなおかつトップレベルの機能性を実現できた点だと語る。さらに、並列のスティック配置である点も、大きな差別化のポイントとのこと。

ZETA DIVISIONとVoid Gamingがコラボした背景には、k4senさんの存在が大きく影響しているという。加えて、ZETA DIVISIONが持つファンベースの規模や、eスポーツの枠を超えたカルチャーを築いている点にも共感し、今回のコラボが実現したそうだ。
長期的なビジネス展望については、「カジュアルゲーマーからプロシーンに至るまで全体をカバーしていきたい」と語り、今後はVTuberやアニメとのコラボレーション、さらにはグローバル展開にも注力していく考えを示した。
k4senさんのコントローラーに対するこだわりやPV撮影の裏話も
実際に「GENESIS」を使ったというk4senさんは、コントローラーを持ったときの感覚が気に入ったそう。これまで数多くの海外製コントローラーを試してきた中で、大きめのサイズ感にやや不満を感じていたと語り、本製品のちょうどよいサイズ感が非常に好印象だったと述べた。
他にもトリガーの細かな作り込みや方向キーの押し心地、スティックの安定感、快適なボタン配置など、細部にまでこだわりが感じられ、制作陣の努力が随所ににじみ出ていると語った。
「GENESIS」を使ってどんなゲームを遊びたいかと聞かれた際は、新作を控えた「コールオブデューティ」をはじめとしたFPSタイトルや、格闘ゲームにも手を出していきたいとの意気込みを述べた。

また、「GENESIS」とZETA DIVISIONのコラボを記念したPVの撮影については、動画の最後の方にあるおにやさんの「うぉ」という場面が一番撮影に時間がかかったと明かす。おにやさん自身もそのシーンに強いこだわりを見せ、10回近くもテイクを重ねたそうで、納得のいくリアクションを追求する姿が面白かったと語った。
最後にファンに向けた一言として「『GENESIS』は制作陣の努力が伝わるものとなっていて、どんな人にも合うコントローラーだと思うので、ぜひ手にとって見てください」とコメントして、イベントの幕を閉じた。

本イベントでは、AndGAMERの製品に対する“職人のようなこだわり”の一端を垣間見ることができた。長年ゲームシーンで活躍してきたk4senさんが、コントローラーの細部について熱く語る場面もあり、本気でゲームに向き合う人たちならではの本音が感じられる内容となっていた。8月23日には実店舗もオープン予定となっているので、気になった人はぜひ一度、同社のゲーミングデバイスを手に取ってみてほしい。
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