釣果は潮回りや時間帯で予測できますが、実際は予想外の展開も多いもの。今回も「釣れないはず」の状況でまさかの爆釣!しかもアジとカマス。これは持ち帰り決定……あれ?という体験談です。
●千葉県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
2025年7月27日
							 							
アングラー「K」
釣りを初めて30年。魚は食べることはもちろん,飼育,繁殖も大好きです。魚種の縛りなく,たくさんの魚に会いたいと思っています。
×閉じる
ショア ソルトルアー
外房でライトゲーム
この日は妻の友人に誘われて、外房の別荘に招かれた日でした。きれいな別荘で、料理やお茶などたくさんもてなしていただいたあと、妻と友人は散歩に出かけることになり、私は久しぶりの外房での釣りを楽しむことにしました。
釣り場に着いたのは9時30分。タイドグラフでは大潮の干潮、ほぼ潮止まりの時間帯でした。前述の通り、今回はイベント優先だったため、釣りの時合いと合わないのは仕方ないと割り切っていました。それでも、小魚くらいは遊んでくれるだろうと思っていたのです。
使用タックル
タックルは7.2ftのメバリングロッドに2000番のスピニングリール。ラインはPE0.3号を巻き、リーダーはフロロカーボンの4lbを使用しました。そこに1.5gのジグヘッドと1.3インチのワームを装着し、フォールとボトムからのダートアクションで魚のバイトを誘い、ヒットを狙う作戦です。
リンク
リンク
釣行開始
潮が動いていない状況なので、根につく魚も回遊する魚も活性が高いとは到底思えません。そこで、小魚狙いで防波堤の岸際にちょい投げして釣りを始めました。
それから10分が経過しましたが、魚からのコンタクトはなかなか得られず、クサフグのバイトが1回あっただけでした。
「やっぱり時間的に厳しいよな…」状況が悪いと予測していたため、この結果はある程度想定していましたが、潮が引き切って普段よりも高く感じる堤防が、今日の釣りの厳しさを一層際立たせているように感じました。
カマスの群れを発見
ランガンしながら堤防の先端付近まで来たとき、ふと前方の水面を見ると、ゆったりと泳ぐ20~30cmの魚の群れがいることに気づきました。
「ボラ?」と一瞬思いましたが、ボラにしては細い……。しかも頭が尖っていて、背中が茶色い……。
「カマスだ!」私はすかさず、2インチのクリア系ベイトワームにチェンジしました。
それをカマスの目の前に通してみると……まったく反応がありません。
「そうだよな。こんな時間帯だし…」自分のこれまでの経験でも、ここまでならよくある光景でした。
カマスの群れが大きくなっていく
周囲を見渡すと、カマスの群れは次第に大きくなっており、気づけばあたり一面がカマスだらけになっていました。
数にして少なく見積もっても数千匹!そこで私は、「この中にやる気のある個体が少しはいるのでは?」と考え、誘い方を変えてみることにしました。
まずはキャストしてトゥイッチ。しかしこれは群れが嫌がって逃げてしまいました。
次はキャストしてフォール。これもバイトは得られません。続いてリトリーブの速さに変化をつけてみましたが、ゆっくりだと見切られているようです。
最後にやや早巻きで岸際まで丁寧に引いてくると…なんと数匹のカマスがチェイスしてきました!
「やっぱりやる気のあるやつがいた!」そうなれば、あとは掛けるだけです。
30cmのアカカマスを手中
私はカマスの鋭い歯に備え、リーダーを7lbに結び直し、再びキャスト。やや早めに巻いてくると、さっきよりも魚の反応が良いように感じられました。
そしてついに、チェイスしてきたうちの1匹がヒット!30cm近いアカカマスです。パターンが見えました。あとはどんどん釣るだけです。
 1匹目のカマス(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
1匹目のカマス(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
続いてガツンと重いアタリ!ドラグを鳴らしながらやり取りすると、この日最大の30cmを優に超えるアカカマスです。
 30cm超えのカマスをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
30cm超えのカマスをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
その後は、なんとワンキャスト・ワンヒット状態となり、カマスの爆釣劇が始まりました。
「今って大潮干潮の潮止まりだよね……?どういうこと?」
 カマスが釣れたときの潮回り(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
カマスが釣れたときの潮回り(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
次のページでカマス&アジ入れ食い!
 
						
			