米ゲーム小売り、ゲームストップのライアン・コーエン最高経営責任者(CEO)が自社株を買い増し、持ち分が約10億ドル(約1430億円)相当になったことが分かった。

  今月3日の届け出によれば、コーエン氏はゲームストップ株50万株を取得。同氏の保有株は3730万株、出資比率は8.4%となった。同氏の持ち株の約6割が現在、マージンローン(証券担保融資)の担保としてチャールズ・シュワブに差し入れられている。

First Day Of Trading For 2025 At The NYSE And NASDAQ

ニューヨーク証券取引所のゲームストップ株のボード

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ゲームストップは3月に方針を改訂し、経営幹部と取締役が有価証券を融資の担保として差し入れることを認めた。

  コーエン氏は同社株を買う前日、ゲームストップは15億ドル相当の転換社債発行を完了していた。この調達資金は暗号資産(仮想通貨)ビットコイン購入など一般的な企業目的に充てられる。

  コーエン氏とゲームストップの担当者はコメント要請に応じていない。

  ゲームストップ株は年初来で約15%下落。2024年には79%上昇していた。

原題:Ryan Cohen Ramps Up $1 Billion GameStop Bet With Margin Loan(抜粋)

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