2009年9月発売のPS3ソフト『機動戦士ガンダム戦記』
その初回特典としてダウンロードコードが封入されていた
実質の専用アニメーションムービーになります。
今までのガンダムゲームではOPとして
アニメや3DCGによるムービーが用意されることが多く
今回もゲーム本編には専用のOPアニメがあったのですが
それとは別に前日談のアニメが用意されたことになります。
発売から二ヶ月弱の期間しかダウンロードできず
ダウンロードしても七日で再生不能になってしまうという
販促のためにしても少々キツく感じるやり方で提供されていました。
ゲーム本編のストーリーは短めでやや厚みや深みに欠け
子供向けにわかりやすい話にしてあるというか、
部隊の仲間に対する親近感や思い入れを
プレイヤーに対し十分に構築する前に
次々と死亡させ主人公が悲しむのを物語の山に使ってしまうような
言ってしまえば多少陳腐なお話ではありましたが
このゲームにかけた意気込みと予算は相当なものだろうなと思わせる
アニメーションの物量は高く評価されていたように思います。
さて、その物量が評価された本作から5年
ガンダムファンの心に残る名作ゲームらを一本にまとめた
『機動戦士ガンダム外伝 サイドストーリーズ』が
期待の新作として発売されたわけですが
このPS3戦記とは違い、アニメ的な手法による表現が驚くほど少なく
MSによる身振り手振りと音声と字幕のみで会話を成立させるという
ずいぶんと割り切ったワイルドな仕上がりになっていました。
PS3戦記の売行き等、何かしらが影響したのでしょうか…残念です。
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