ゲーム市場調査会社Alinea Analyticsの市場分析責任者Rhys Elliott氏は4月4日、先月3月のSteamでの売り上げトップ5タイトルの推計値を公開。『Slay the Spire 2』がダントツの売れ行きであったと報告した。

本作は、デッキ構築型ローグライクゲーム『Slay the Spire』の続編だ。PC(Steam)向けに今年3月6日より早期アクセス配信が開始されており、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Slay the Spire 2』は、スパイアと呼ばれる迷宮の頂を目指して戦うデッキ構築型ローグライクゲームだ。スパイアは複数の階層のステージで構成され、ルートを選択して進み奇怪な敵と戦いながら、最後に待ち受けるボスに挑む。ステージの構成はプレイするたびに変化し、道中にはイベントやショップ、休憩所も存在する。

プレイヤーキャラクターは、前作から続投の3体と、新規の2体から選択可能。それぞれ独自のプレイスタイルとカードセットを持ち、アタック・スキル・パワーに分類された多種多様な効果を持つカードを駆使して敵と戦う。いわゆるパッシブスキルにあたるレリックや、バトル中に活用するポーションといった要素も存在し、敵に勝利すると新たなカードを入手できる。

前作からは新規キャラクターのほか、カードやレリック、ポーションにも新たなものが追加。さらに、最大4人でのオンライン協力プレイモードが導入され、同モード専用のカードとチームの連携を駆使したバトルを楽しめる。

本作は、PC(Steam)向けに今年3月6日より早期アクセス配信が開始された。ゲーム市場調査会社Alinea Analyticsの推計によると、本作は3月だけで530万本を販売し、売り上げは1億800万ドル(約172億円)に。販売本数としては、3月20日に発売され2位となった『紅の砂漠』の190万本(公式発表では、他機種版を含めると400万本)を大きく上回り、ダントツの1位だったという。

『Slay the Spire 2』の好調な売れ行きは、Steam非公式データベースサイトSteamDBも報告している。同サイトでは、売り上げ金額ベースでのランキングを毎週公開しており、本作はその発売週には『Marathon』や『バイオハザード レクイエム』などを抑えての1位に。その翌週もトップを維持したが、『紅の砂漠』の発売後は同作にその座を明け渡し、2位で推移している(基本プレイ無料タイトルは除く)。『Slay the Spire 2』は2800円、『紅の砂漠』は9680円という価格差も影響したかもしれない。

ちなみに前作『Slay the Spire』は、Steamでの早期アクセス配信の開始から約7か月で100万本の大台を達成。その後2019年1月に正式リリースされ絶大な人気を獲得したことで、この続編での大きな成功につながったと言えるだろう。

なお、今回公開されたAlinea Analyticsによる推計データによると、3月のランキングにはパルクールアクションゲーム『Climber Animals: Together』が120万本を売り上げて3位に入っている。同作は2024年3月に発売され、元々はあまり人気のあるゲームではなかったが、今年2月頃になってプレイヤー数が急増。同社の市場分析責任者Rhys Elliott氏によると、中国で自主販売をおこない、ショート動画で注目を集めることに成功したことが背景にあるそうだ。

このほか、『バイオハザード RE:3』が『バイオハザード レクイエム』に次ぐ5位にランクインした。Elliott氏は、新作『バイオハザード レクイエム』が人気となった影響もあるとしつつ、同時期に実施された90%オフセールが主な理由であると分析した。同作は2020年4月リリースの作品ながら、Steam版は3月だけで100万本近くを売り上げたと推計されている。

『Slay the Spire 2』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

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