2026年4月4日、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」の2026年シーズンSplit 2の開幕戦が行われ、「DetonatioN FocusMe(DFM)」が、「Ground Zero Gaming(GZ)」と対戦しました。
Game1では序盤に一挙に3キルを獲得したDFMがリードを作りますが、GZもJGを中心としたアクションで反撃しドラゴンをスタックしていき逆転。DFMもバックTPなどで有利な集団戦を狙いますが、的確な対応でスノーボールを止めさせなかったGZがそのまま勝利して1ゲームを先取します。
そしてGame2ではLCP最強TOPとの呼び声も高いGZの1Jiang選手のナーが躍動。レーンから大きな有利を作ると、的確なアルティメットで集団戦の勝利も呼び込みます。DFMもMIDのFisher選手を軸にアクションを起こしますがクリティカルには決まらず、最後はバロンバフによって3レーンを押し込んだGZが勝ち切り、このシリーズは2-0でGZの勝利となりました。
試合後、DFMのBOTを務めるKakkun選手にインタビュー。自身のパフォーマンスや新メンバーで挑んだ初戦の振り返りを聞きました。
「レーンから強く動いて良いアクションもできた」
――Split 2の開幕戦は残念な結果となりましたが、今日のご自身のパフォーマンスを振り返っての感想から教えてください。
Kakkun:相手のBOTデュオよりもチームに有利なアクションを起こせたかなとは思って、そこは個人的には良かったんじゃないかなと。ただ、試合は負けてしまったので、まだ改善の余地はあるなと思います。
――公式配信のインタビューでも自信があったというコメントでしたが、スクリムなどで手応えを感じる場面があったのでしょうか。
Kakkun:そうですね。僕自身ピックの幅も広がって、レーン戦から強くいけることがスクリムでもかなり多くなったと思います。
――1試合ずつ振り返りますと、Game1はユナラとルルというキャリー力を求められる組み合わせになりました。今のお話の通り序盤はアクションも決まってリードを作れていましたが、中盤から逆転を許してしまう展開になりました。チーム全体では何を狙ってうまくいかなかったり、何が予想外にうまくいかなかったりしたのか、ちょっと振り返っていただけますか。
Kakkun:フィードバックで意見は変わるかもしれないんですが、現状は僕としてはドラゴンファイトに向けて先に敵がしっかり集まってポジションを取っていて(自分たちが)入れないシーンが何回かあったので、そこが良くなかったと思っています。
対策としては、自分たちも事前にしっかりビジョンを取るターンを作ったり、Game1であればMIDのアジールをTOPに送ってファームさせることでお金を入れて「次のドラゴンで戦おう」と切り替えたりというアクションもできたと思います。それが出来なかったのが敗因になってしまったのかなと。

――続くGame2はミス・フォーチュンとセラフィーンの組み合わせでしたが、GZはどちらのアルティメットに対してもカウンターできるメルで返してきました。MIDでピックされることも多いですが、Kakkun選手のメルに対する評価を聞かせていただけますか。
Kakkun:メル自体はダメージが高くて、今回GZがレオナと組み合わせたように味方にハードCCがあるとHPが10割からでも1アクションで溶かし切れるくらいの火力があるので、かなり強いチャンピオンだとは思っています。
ただ、BOTメルだと序盤のレーン主導権は取りづらいという明確な弱点があって、実際にGame2でも僕らが先に相手のラプター前へ寄ってファイトできました。ただ、そのファイトに負けてしまったことでその弱点を突けず、試合全体の流れを難しくしてしまったと思います。それでも分かりやすい対策ができるチャンピオンではありますね。
――Game2では相手がバロンバフを持ちながら前に出て来てファイトの陣形が崩されたシーンで、上手く前に出て2キルを獲得する見事なプレイもありました。かなり広い視野で動けているようにも見えましたが、感触はいかがでしたか。
Kakkun:そうですね。マップ全体で敵の配置を見て隙を見つけられるようにはなってきたんですけれど、その分「これいけるんじゃないか?」で前に出たものの何らかの情報を忘れていてデスしてしまうケースもあるので、必要な情報をしっかり集めて取れる行動をもっと細かく判断できるようにしていきたいですね。

――ありがとうございます。そして新メンバーの加入したDFMにおいてはやはりコミュニケーションがひとつ重要なポイントになるとは思われますが、今日実際に公式戦の舞台を経てどういったところが特に課題だと感じましたか?
Kakkun:今日感じたのは「これをしよう」というコールに対して強く否定するのが出来ないことですかね。Game1のドラゴンファイトも「アジールをTOPに送ればゴールド稼げるからドラゴンはギブしよう」というコールがまだ言語の問題もあって強く発信できなくて、どこか「皆集まっているからやろうか」みたいな感覚があったかも知れません。そこはどうにか修正していく必要があるのかなと思います。
――SUPのWoody選手とのコミュニケーションも気になっていたのですが、レーンで戦う分についてはもう問題がないくらいですか?
Kakkun:そうですね。レーン戦で問題が発生することはほぼなくて、中盤以降のところですね。もうMIDの主導権の取り方や、「このスキルはこういう使い方をしたいから残しておいて」みたいな細かい話まで出来ている手応えはあります。

――既に日本語もかなり習得できてきているというお話もありましたね。
Kakkun:はい、ありがたいです。
――そして、Split 2でも引き続き試合中にコーチがVCに参加できる「コーチボイス」システムが導入されていますが、今日の試合ではどのような使い方になったのでしょうか。
Kakkun:今日はコーチボイス中に「ちょっと喋ってもいい?」となるシーンもあって、あまり上手く使えなかったかなと思います。Game1でのドラゴン前でのキャッチの場面はその前のウェーブが来る以前から「プッシュしてミッドに寄るからファイトしよう」という話があったんですが、そこでコーチボイスと被ってしまったんです。そのタイミングも相談していかないといけないですね。

――まだまだSplit 2も始まったばかりですので、これからの成長に期待しています。では最後に、来週の試合に向けて一言いただけますか。
Kakkun:今回は自信があったので負けてしまったのは本当に残念だなとは思いますが、もっとコミュニケーションをうまく取れるようにして、僕もBOTからキャリーしていけるように頑張るので、応援よろしくお願いします!
「LCP 2026 Split 2」は全8チームによるBo3対戦のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンが行われ、上位6チームがBo5形式のプレイオフへと進出。プレイオフで優勝したチーム、そして勝敗と順位によって獲得できる「チャンピオンシップポイント」最上位のチームが「MSI」への出場権を手にします。
DFMの次戦は4月11日(土)、Match1で「CTBC Flying Oyster(CFO)」と対戦予定です。
