ゲームプラットフォームのSteamにて,新作タイトルの体験版を一斉に公開するオンラインイベント「SteamNEXTフェス 2月エディション」が開催中だ。期間は日本時間で2026年2月24日から3月3日3:00まで。

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 毎回数え切れないほどの体験版が公開される本イベント。自分に合ったゲームを探すのが大変なこの時代,先に体験してからゲームを選べるのは本当にありがたいのだが……。その大量っぷりゆえに,逆にどれから手を付けていいか分からない人も多いことだろう。

 そこで,今回は参加タイトルを片っ端から50本以上プレイ! そのなかから,とくに面白かった作品をピックアップして紹介していく。ストアページへのリンクを掲載しているので,気になった作品は記事を読みつつダウンロードするのがオススメだ。

「50本以上遊んだにしては早すぎるだろ!」と思うかもしれないが〜“一斉に公開”と伝えつつも,実はSteamNEXTフェスは開催期間前から多数の体験版が公開されているのだ。開催前からちくちく遊んでいたので,それなりの本数になっている

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 なお,記事の後半ではピックアップに至らなかったながらも,光るものがある作品をリスト形式で紹介している。日本語の有無(製品版準拠)も記載しているので,そちらもゲームを選ぶ際の参考にしてほしい。

 そして,ここで紹介しているのは,SteamNEXTフェスの膨大な参加タイトルのなかのほんの一部。個性が光る作品や目を引くゲームは,まだまだ遊びきれていないほど存在する。本稿で紹介したタイトルを押さえつつ,SteamNEXTフェスの特設ページ(リンク)で自分自身に刺さるゲームを探してもらえると幸いだ。

これを遊べば間違いなし!
NEXTフェス 体験版ピックアップ

●プロジェクト・ソラリス
 落ちこぼれの魔女「ソラリス」が,小さなホムンクルス「ホム」と協力して一人前の魔法使いを目指す育成ローグライトRPG。100日後に待つ試験に合格するため,さまざまなアクションを駆使してホムと交流し,鍛え上げなければいけない。

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 1日ごとに3枚のカードから1枚を選び,そこに示されたアクションを実行していく形でゲームが進行する。戦闘カードを選べば戦ってステータスを向上させられるが,ダメージが蓄積してしまうので,ある程度は休まなければいけない。

 お金は無限ではないので,ある程度はお店で働いて稼ぐ必要がある。これら,さまざまなアクションを全部ひっくるめて100回までしか選択できないので,これが意外と難しい。カードの並びは最初に確認できるので,どんな順序でこなしていくかも考えながら行動しよう。

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 バトルの合間に入るアニメーションや,キャラクターのドットアートはなかなかクオリティが高い。コマンドにQTEが絡んだり,随所にミニゲームがあったりと,ちょくちょくリアルタイム要素があるのも動きがあって好感触。デモ版は丁度いいボリューム感なので,最初に遊ぶ1本としてもオススメだ。

●ソラテリア
 疫病の蔓延によって滅びを迎えつつある世界を舞台に,疫病に対抗できる王「原初の炎」を探す冒険を描くメトロイドヴァニア。プレイヤーは謎の呼び声に呼応して目覚めた「火の戦士」となり,世界の真実に迫っていくことになる。

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 光をまとう美しいアニメーションと,爽快感あふれるパリィアクションが最大の魅力。探索要素やカスタマイズ要素も非常に細かく作り込まれており,かなり手応えある難度になっている。

 ベースシステムは「ホロウナイト」,パリィまわりは「九日ナインソール」,アートは「Ori and the Will of the Wisps」と,近年における人気作品の特徴を詰め込んだような印象があるが,プレイしてみるとそれぞれの要素に工夫があるのが分かる。

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 パリィ後のスロー演出による反撃猶予,パリィ押し続けでガード(かつ通常攻撃はいつでもキャンセル可能),最初から落下物をある程度引き寄せるなど,ベースの難度は高めながらも全体的にストレスを感じにくい設計になっている。難度調整も細かくできるので,同ジャンル作品の入門編としてちょうど良さそうだ。

●Collector’s Cove
 大きな海獣「オトギリュウ」が引く船の上で農場を作り,偉大な冒険者を目指して世界をめぐるスローライフアドベンチャー。さまざまな島に立ち寄り,新しい魚や作物を発見しつつ“大全”を埋めていこう。

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 大全に登録される要素は,船上で育てた作物はもちろん,各地で釣った魚,採取した素材,レシピをもとに作ったクラフトアイテムなど多種多様。戦闘要素や時間制限などのプレイヤーを焦らせる要素は一切なく,ゆるやかな雰囲気のなかで世界を巡る感覚を楽しめる。

 ゲームの基本構造は「Raft」に近いが,サバイバル的な要素はほとんどない。独自要素の海獣は要するに“手入れが必要な船のエンジン”なのだが,エサをあげてスタミナを管理したり,交流して仲良くなったりできるので,むしろ住処に愛着を持てる要素になっている。

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 体験版では7日間までをプレイできるが,早い段階から重要なシステムがほぼすべて解禁されるので,基本的な要素には十分触れられる。セーブデータは製品版に引き継げるので,興味を持っていた人はとりあえず遊んでおいて損なしだ。

●ボイドリング・バウンド
 宇宙に解き放たれた「リージョン」と呼ばれる危険な存在を押し留めるために戦う,育成要素が特徴のアクションゲーム。リージョンに立ち向かう力を秘めた生物「ボイドリング」と心を通わせるラングラーが,人類の生存をかけた戦いに挑む姿が描かれる。

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 ラングラーは遠隔地からボイドリングと神経を接続し,一体化したうえで戦場に身を投じる。つまり,プレイヤーはボイドリングを直接操作する形になる。ボイドリングは種族別に多彩な能力を持ち,それぞれ攻撃手段や基礎能力が違うので,どのボイドリングを選ぶかで手触りが大きく変化する。

 また,ミッション攻略中に獲得した変異原を注入すれば,ボイドリングを進化させられる。進化による能力強化はかなり派手で,さっきまで溶解液を飛ばしていたボイドリングが,バルカン砲のごとく火球を連打するようになったりする。スキルツリーのように特定の種族全体を強化する要素もあり,カスタムの幅が広いのが面白いところだ。

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 デザインはややヌルっとしていて趣味は分かれそうだが,キモカワ的な魅力はある。しっかりと交流する要素があり,ボイドリングごとの設定や挙動もなかなか作り込まれているので,遊んでいると少しずつ愛着がわいてくる。セーブデータは製品版に引き継がれるので,興味を持った人はとりあえず触れてみよう。

●電車アタック
 多くの人間がシェルターに閉じこもった,近未来の日本を舞台にしたアクションレースゲーム。シェルターの“外”で生きることを選んだ人間たちは,日本中に張り巡らされた線路と電車を使って生きてきた。ドライバーとして生きる主人公は,日本最高のドライバーが集まる大会「電車アタック」に挑むことになる。

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 ゲームの基本はステージクリア型で,各ステージに用意されたコースを走り,設定されたポイントを超えればステージクリアとなる。超高速でレールの上を走る電車を制御し,さまざまなトリックを決めながらゴールを目指すのだ。

 電車なので細かなコーナリングなどは必要なく,操作は非常にシンプル。謎の力でジャンプしたり,回転したり,空中から真下に落下したりと,とんでもないアクションを展開できる。ただし,すべてが超高速で迫ってくるので完璧に対処するのは意外に難しい。

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 とはいえ,ミスしても即座に復帰できるのでストレスはない。アクションの手触り自体も良好で,全体的にカラッと明るいストーリーとアートスタイルのおかげで爽快感が増している。体験版の内容は20分程度と短めだが,作品のコンセプトを味わうには十分だ。

●わびさび寿司ダービー
 宇宙で一番人気の食べ物「スシ」を握る一流のタイショーを目指し,握ったスシを走らせるスシレースに挑む育成レースゲーム。より良いスシを握りあげ,スシレース最高峰“S1レース”の優勝を目指す。

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 スシは種類に応じて異なる特殊能力を持ち,レースで結果を出すと賞金を得られる。基本的には自動で走るが,走っている間に箸に捕まると食べられてしまうので注意が必要だ。一定時間ごとに使える“応援ボタン”を押すと加速するので,適切なタイミングで応援して箸を振り切ろう。

 なお,食べられてもスシの価値に応じた金額を得られるので,基本的に損はしない。走って日数が経過すると鮮度が落ち,ステータスが低下してしまうので,適切なタイミングで食べられるのも戦略のうち。お客さんに食べてもらうまでがタイショーの仕事というわけだ。

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 結果的に,短期的にスシを乗り換え続ける形になる。旬の食材で作るとステータスが高くなったり,特定の機材を揃えることで新たなスシが作れるようになったりと,いろいろな要素を試しながら遊べるのが面白い。体験版の範囲でも,けっこうな種類のスシを作れる。

●Truckful / トラックフル
 ピックアップトラックを運転して運送業にいそしむ,ドライビングアドベンチャー。ゆるやかな空気に満ちた田舎道を走り,小さな町に住む人々の依頼をこなしていこう。

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 主人公が運転するトラックはオンボロこのうえなく,ちょっとした坂でスピードが落ちるし,段差ではグワングワン揺れるし,ブレーキはめちゃくちゃ滑る。物理演算がバッチリ効いているので,ちょっと油断すると荷台のオブジェクトがすぐ落ちてしまう。

 依頼の報酬を使えばトラックをカスタマイズできるので,少しずつ強化していこう。ガタピシ走るオンボロを制御するのもそれはそれで楽しいが,それが少しずつ直っていくのもまた楽しい。パーツの項目が多く,それぞれの効果が実感しやすいのも嬉しいところ。

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 背景アートの美しさや,ちょっと不穏なホラー演出も特徴的。100%リラックスしながら遊ぶというよりも,町の歴史や空気感を読み解いていくような体験が中心になっている。体験版は日本語訳が不完全だが,ゲームの魅力の核は十分に味わえるはずだ。

もっと深堀りしたい人向け
光る作品をまとめて紹介!

 ここからは,実際に遊んだゲームのなかからオススメできるものをまとめてお届けしていく。前半は日本語対応のもの,後半は非対応のものを掲載しているが,一部には言語依存性が低いものも含まれている。そのあたりは個別の紹介文でフォローしているので参考にしてほしい。

●日本語あり

●日本語なし

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