個人ゲーム開発者のHYEPÆ(ヘペ)氏は、2027年1月にリリースを予定しているミステリーゲーム「Atelier of Oblivion」(忘却のアトリエ)のSteamページおよびトレーラーを公開した。
本作は、19世紀の産業革命時代の闇にフォーカスした、インダストリアル・ゴシック画風のポイント&クリックアドベンチャーゲーム。プレイヤーは深い森の中にある古い画室の主となり、記憶を失って訪ねてくる死者たちの事情を聴き、彼らのための「最後の絵」を描き上げる。

本作の核心は、単なる推理にとどまらず、画家の視点からプレイヤーに対して「生と死」に関する思索を投げかける点にある。プレイヤーは、死者が忘れてしまった苦しい「真実」をそのまま描いてあげるか、あるいは最も幸せだった幻想で上書きした「嘘」を贈るかを選択可能。この選択によって、死者が死を受け入れる態度や、残された遺族の運命が変化するマルチエンディング構造となっている。
特に本作では、19世紀におけるさまざまな社会的弱者の悲劇が、産業革命という時代背景と結びつけられ、物語の深みを増している。
以下、発表情報をもとに掲載しています
モノクロの画室で展開される物語
プレイヤーは1人称視点で画室を探索し、アトリエ内に配置された新聞や地図などを確認しながらNPCと対話することで、彼らの記憶を徐々に呼び覚ましていきます。モノクロのペン画スタイルで表現された3Dの画室と、Spineアニメーションによって描かれる登場人物たちの表情変化が、ゴシックミステリー特有の冷ややかな雰囲気を醸し出します。
最終エンディングへ向かうプロセス
スケッチブックに手がかりが追加されるたびに、新たな情報が明らかになったり、核心となるエンディングに必要な「絵の具」を入手できたりします。最後の瞬間に絵を完成させると、各エンディングの分岐へと進み、登場人物たちの過去や残された者たちの後日談を見ることができます。特定のエンディングを迎えるためには、選択肢や手がかりを十分に集める必要があります。
開発者のHYEPÆは、「華々しい発展の歴史の裏に隠された、個人の喪失と救済を描きたかった」とし、「人生が立ち止まってしまった瞬間、どのようにして再び歩み出すことができるのか、自ら答えを見つけるような体験になればと願っています」と企画の意図を語りました。
「Atelier of Oblivion」はその物語性と作品性が評価され、サムスン文化財団が発行する文化芸術マガジン「WANA(ワ・ナ)」Vol.12にて、企画のプロセスやアートワークが紹介されました。同誌は本作について、「どのように、何を通して読むかによって、これほどまでに美しく優しい物語に……」「『死』という素材と向き合うことで、生における思索を導くマルチエンディング・ナラティブゲーム」と推薦のコメントを寄せています。
2027年1月発売予定の「Atelier of Oblivion」は、現在Steamにてウィッシュリスト(Wishlist)への登録が可能となっており、ゲームの詳細情報やスクリーンショットは公式Steamページにてご確認いただけます。
概要
ゲーム名:Atelier of Oblivion(忘却のアトリエ)
開発者:HYEPÆ (ヘペ)
ジャンル:ゴシックミステリーアドベンチャー、ポイント&クリック、ビジュアルノベル
プラットフォーム:PC(Steam)
発売予定日:2027年1月
対応予定言語:日本語、韓国語、英語
Steam:https://store.steampowered.com/app/3922320
※画面は開発中のものです。
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