「都市伝説解体センター 発売一周年記念 全国解体大巡廻」東京会場の内覧会レポートをお届けする。
「都市伝説解体センター」発売1周年を記念した体験型ポップアップイベント「都市伝説解体センター 発売一周年記念 全国解体大巡廻」が2月20日より、全国5ヶ所で順次開催されている。ここでは2月19日におこなわれた東京会場の内覧会レポートをお届けする。

今回の内覧会では、まず開発を担当した墓場文庫のみなさんと集英社ゲームズのプロデューサーである林真理氏のインタビューが行われた。まずはその模様をお伝えしよう。なお、インタビュアーは集英社ゲームズのスタッフが務めたが、そのインタビュー中にはあるサプライズも。その部分も楽しみに読み進めていただきたい。

――自己紹介をお願いします。
ハフハフ・おでーん:墓場文庫のハフハフ・おでーんと申します。グラフィックやドット絵を担当しています。よろしくお願いします。

MOCHIKIN:プログラムのMOCHIKINです。プログラムの担当のほか、ミステリー部分の設定なども担当させていただいております。

きっきゃわー:きっきゃわーです。キャラクターのデザインやセリフ周りを担当しています。

あだP:あだPです。BGMをはじめとする音回りをすべて担当しております。

林:集英社ゲームズのシニアプロデューサーとして本作を担当しているプロデューサーの林です。よろしくお願いいたします。

――「都市伝説解体センター」は2月13日で発売1周年を迎えましたが、みなさんの今のお気持ちをお聞かせください。
ハフハフ・おでーん:長かったような短かったような1年です。このあいだにノベライズやコミカライズなど、たくさんの経験をさせていただきました。賞などもいただき、非常に充実した1年を送ることができました。ありがとうございます。
MOCHIKIN:1周年で、まさかこんなマルイさんとのイベントが出来るとは思っていなかったので、実感がないです。これから時間をかけてちょっとずつ実感を出していこうと思っています(笑)。
きっきゃわー:自分も実感が沸かなかったのは同じです。ただ、この1年間、ずっとタイムラインと一緒に生活をしているみたいな状態で、ファンのみなさんからの反応をもらっていました。外からの刺激を受けるたびに、ちゃんと原点に帰ってくるという感覚がある1年間でした。
この先もこういう風にいろいろな展開をさせてもらえるのかなと期待しつつ、そのためには頑張らなきゃなと思っているので、今後ともよろしくお願いします。

あだP:まず、関係者の方々と、ファンの方々に支えられ、こういった素晴らしいイベントを開催していただくことができました。本当にありがとうございます。
個人的にはこの1年間でいろいろありましたが、いちばん大きかったのはPlayStation Game Music大賞 2025で大賞を取らせていただいたことで、これも皆さんの支えがあってこそだと思っています。次回作がどうなるのかというところも含めて、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。
林:もう1年が経ってしまったのだなというスピード感です。本当に小さくはじめたプロジェクトだったのにここまで大きく成長できたのは、ひとえにファンの方々の支えがあってのものだなと考えています。ファンの方々の声が力になりつつ、こういうイベントだったり、ほかの小説や漫画といった展開に、情熱をさらに傾けて進めていけるのかなと思います。引き続きぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。
――ファンの方々からのコメントや反響のなかでとくに印象的だったものや予想外だったものはありますか?
ハフハフ・おでーん:「都市伝説解体センター」はオカルトをテーマにしたアドベンチャーゲームだったので、どれぐらいの人に遊んでいただけるのか不安だったのですが、70代の父親にやらせましたとか、家族で遊んでますとか、夫婦で遊んでますとか、本当に多くの幅広い層に遊んでいただけたことが分かりました。これは僕らとしては非常に驚きでもあり、感動でもありました。
MOCHIKIN:墓場文庫は「都市伝説解体センター」の前に「和階堂真の事件簿」というゲームを作っていましたが、僕自身、そのときからミステリーが好きなので、できるだけユーザーの方々に驚いて欲しいという意識がありました。
「都市伝説解体センター」もそういう思想で作り上げていったのですが、ユーザーさんの反応には、「驚きを飛び越して、心の行き場がないから助けてくれ」みたいなものも多かったです(笑)。本当にまったく予想外で、そこまで影響を与えることができたんだと思えました。
きっきゃわー:その延長の話にはなるのですが、我々としては衝撃を受けてもらいたいというものがあったので、「新規で遊んでもらう人たちのため、タイムラインで情報を出すときには配慮をお願いします」と言っていました。
どれぐらいみんなとこの配慮の気持ちを共有できるかなと、ちょっとソワソワしていましたが、発売直後に遊んでくださった方々が“ふせったー”で秘密の合言葉を使ってくださいました。そこで表に出しきれない叫びや、助けてという気持ちをそこにいっぱい書き連ねて、プレイヤー同士でそれを共有し合うということが起きていました。こういった秘密の共有というか、新たな文化が起こってくれたのは自分のなかですごい驚きでした。
あだP:僕は音周りの話で、廻屋からの電話がかかってくるときに必ず流れる「Meguriya」という曲があるのですが、イベントで「この曲は着信音をイメージしてるんです」と明かしたことがありました。そうしたら、ファンの方々が実際にLINEの着信にしてくれたり、待ち受け画像を廻屋の顔に設定してくれたりしてしました。
それ以外にも自分の曲をリミックスしてYouTubeにあげてくださる方もたくさんいらっしゃったりして、自分としても初めての体験だったので、非常にうれしかったです。今後も頑張って曲を作っていこうと思いました。ありがとうございます。
林:ゲームのプロデューサーとしては、多くの人に遊んでいただけるということを目的にしていたので、日本ゲーム大賞を含め、いろいろな賞をいただけたことはこの作品に対する支援のひとつの形ができたんじゃないかなと思っています。今回の1周年記念イベントでも、みなさまの支援のおかげでこういう賞が取れましたというご報告も含めて展示をしてあるので、ぜひ見ていただければなと思います。
――ありがとうございます。では続いて、本全国解体大巡回の見どころを皆さんにお聞きしたいのですが、じつは今日スペシャルゲストがもう1名おりまして、後ろに立っているトシカイくん、今日は動いてくれるかな?

ここでオブジェクトだと思っていたトシカイくんが突如として意思を持って動き出すサプライズが! なんとトシカイくんは、ぬいぐるみではなく生きていたのだ!




――ということで、今回の大きいトシカイくんは「都市伝説解体センター 発売一周年記念 全国解体大巡廻」の目玉として登場するキャラクターになりますが、非常に稀に動きます。ここまでみなさんがしゃべっている間、ずっと動かないフリをして待っていてもらいました。それでは、トシカイくんも交えて今回のイベントの見どころをお聞きしていきたいと思います。
ハフハフ・おでーん:作中で本がペラペラとめくられていき、都市伝説を特定するシーンがあるのですが、今回はそのシーンを模したFabulousくじというものがあります。実際に本がめくられて自分がなにを当てたのか分かるという非常におもしろい体験ができるので、ぜひみなさんにもやっていただきたいと思います。

MOCHIKIN:いちばん奥に「口に出して存在しない部屋」というシークレットの部屋がありますが、これは今回の企画が決まったときからいちばんの目玉として考えていました。合言葉に答えて正解しないと入れないという形になっており、なかはネタバレ満載になっていますが、このために用意したコンテンツが満載なのでぜひ見てみてもらいたいです。
ゲームをプレイして最後のシーンを見たときの感覚に、また陥っていただけるようなものを用意しておりますので、楽しんでいただければと思います。そして、なかで見たことは絶対にしゃべらないでください。それだけよろしくお願いします。
きっきゃわー:会場の入口にでっかく印刷してもらったキービジュアルのパネルがあるので、ぜひ観てもらいたいです。今回のイベントが決まってキービジュアルを描くことになったとき、時間が許される限り、ギリギリまでファンのみなさんの推しをひとりでも多く描こうと思っていました。「わたしの推しがこういうときに出てきてくれない」という話をよく聞いていたので、メインじゃないキャラクターを多く描こう、詰めるだけ詰め込もうと考えたのが今回のビジュアルになっています。
みなさんにちょっとでも推してもらったキャラクターを表に出すというのが……なんて言うんですかね、還元という言葉が合ってるのかちょっとわからないですが、ほんとに推してくれてありがとうというお返しができたらと思いました。入口に入ってきてもらったときに推しを見つけていただいて、その段階からテンションぶち上がってほしいので、できれば最初のパネルでめちゃくちゃいっぱい写真を撮影をしてもらえたらと思っています。

あだP:僕はMVですね。この大巡回のためにさまざまなクリエイターとコラボさせていただいて作成したMVの紹介コーナーを設けております。すでにYouTubeにそれぞれ3つのMVが上がっていますが、そのMVがどのように作られたのか、このシーンはどういう内容なのかというのが詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。
なお、僕が担当した白昼夢というジャスミンをイメージしたMVがありますが、散々SNSでは「人の心がない」とひたすら叩かれました(笑)。こちらもぜひ、ご覧ください。よろしくお願いします。
林:今回のイベントは集英社ゲームズが総力を上げてやっており、自分もプロデューサーとして全力で盛り上げています。トシカイくんも来てくれたので、ぜひ会いに来てください。
――最後にファンにひとことお願いします。
ハフハフ・おでーん:「都市伝説解体センター」は1周年を迎えまして、本当に多くの人に愛されたタイトルになったなと思います。このイベントで、そういう気持ちをみなさんと共有できたらなと思っております。また、今回のイベントではハフハフ・おでーんデザインTシャツというグッズがあり、これが売れないとチーム内ヒエラルキーが最下位になってしまうので、ぜひみなさん買ってください(笑)。よろしくお願いします。
MOCHIKIN:1周年を迎えられたことは本当にファンのみなさまのおかげです。今回できるだけファンのみなさまへ還元したいという気持ちでイベントを用意しましたので、とにかく楽しんでいただけたらうれしいです。
きっきゃわー:この1年間、ファンのみなさんにいろいろな形で反応をいただけました。だからこそ、我々、墓場文庫も、集英社ゲームズさんもなにかをこう返したいという気持ちがありました。そして、それが爆発してるのがこのイベントだと思います。
もちろんこういうリアルイベントだと、直接の参加できる人もいれば、できない人もいるかもしれません、「口に出しても存在しない部屋」のような秘密の部分もありますが、そうじゃないところを写真に撮ったりして、お土産話的にタイムラインに大量に流してもらえると、事情があって来れなかった人も、楽しんでもらえるかなと思います。ひとりでも多くの人に楽しんでもらえたらと思うので、よろしくお願いします。
あだP:イベントで「特装版の再販はないんですか?」と聞かれることが多く、なんとかならないのかという話はチーム内でも話をしていて、集英社ゲームズさんとも相談させていただいております。今回、すべてではないのですが、グッズの一部を再販できたことは個人的には非常にうれしく思っています。現地に来た方はぜひこの機会にお求めいただければと思います。
林:ファンのみなさんに支えていただいたことがすべてなので、できるだけ多くの方にこのイベントに参加していただきたいなと。そのためにも今回は全国五か所でイベントを行いますので、ぜひ足を運んでいただければと思っています。よろしくお願い致します。

ハフハフ・おでーん氏オススメのFabulousくじも!
イベント会場は制作秘話などの資料の展示と、フォトスポット、物販エリアに分けられている形。資料ではキャラクターに関する内容や開発の軌跡をチェックすることができ、制作スタッフのコメントが細かく記載された壁面展示などが用意されていた。フォトスポットはゲーム内に入ったかのような撮影が楽しめるものばかりで、ファンならば心躍るものばかりだ。

巨大キービジュアル
きっきゃわーさんが“ファンの推しキャラクターを出来るだけたくさん描こう”と考えたというキービジュアル。メインキャラクターたちはもちろん、各章に登場した意外なキャラクターたちも選出されている。

キャラクター徹底解体
全14キャラクターの情報が掲載されたキャラクター紹介ボード。質問形式でキャラクターの新たな情報を知ることができます。



墓場文庫&制作秘話 徹底解体
激動の製作期間から発売後の盛り上がりまで数年間に渡る歩みを可視化した開発年表。こまかいネタも多いのでぜひ隅々までチェックしてみて欲しい。

入れ替わりウェルカムメッセージ
作中のキャラクターたちからのウェルカムメッセージがもらえるフォトスポット。キャラクターと対面して、まるで実際に会話をしているかのような一枚を撮影できる。会期中はキャラクターが順次入れ替わるそうだ。

自分で「仮説」をたてられるフォトスポット
あざみの仮説を疑似体験できる特別フォトスポット。会場限定に用意された選択肢を使って自分だけの仮説を組み立てられる。

あざみの「念視」フォトスポット
ジャンプフェスタ2026でも実施した「念視」をイメージしたフォトスポットだ。

でっかいトシカイくん
いつもよりでっかいトシカイくんが展示エリアに。いっしょに記念撮影を撮ることができ、極稀に動くというウワサも……。


キャラクターMV 徹底解体
イベント開催前に公開されたキャラクターMVを、さらに深く楽しめる解説コーナー。MVイラストの展示や製作者コメントを通して、映像に込められた想いや演出の意図が徹底解体できる。

感謝とお祝いのクローゼット
壁面に飾られた“立体の本”を開くと発売1周年を記念した、墓場文庫や林プロデューサーから来場者への感謝メッセージが現れる仕掛け。さらに墓場文庫に寄せられたお祝いのメッセージもあるので、ぜひ現地で本を開いてみて欲しい。


写真撮影ネタバレ厳禁 合言葉で入れる「口に出しても存在しない部屋」
合言葉を言わないと入れない、写真撮影NG、ネタバレNGのエリア。ゲームを最後までプレイしたからこそ楽しめるような体験展示となっている。

Fabulousくじ
バラパラと捲られる本の中から自分の手で賞品を特定。特定している瞬間はフォトスポットとして写真撮影も楽しめる作りになっている。



ほかにも、ジャンプフェスタ2026で参加者を限定して開催されたステージの内容がレポートとして展示されていたり、りぼんにて掲載中の「都市伝説解体センター Parallel File」のいしかわえみ先生のお祝いイラストが展示されていたりと、見どころが満載。ぜひ会場でチェックしてみて欲しい。
なお、来場者にはキービジュアルを使用したクリアシートと謎解きポストカードが特典として配布される。謎解き成功者にはノベルティも用意されているのでぜひ挑戦してみよう。
1981年生まれ。東京都出身。2000年よりゲーム雑誌のアルバイトを経て、フリーライターとしての活動を開始する。アドベンチャーゲームやロールプレイングゲームなどのジャンルを好み、オールタイムベストは「東京魔人學園剣風帖」。ほかに思い入れのあるゲームは「かまいたちの夜」「月姫」「CROSS†CHANNEL」「ひぐらしのなく頃に」「ダンガンロンパ」「カオスチャイルド」「ライフ イズ ストレンジ」「レイジングループ」など。
X(旧Twitter):https://twitter.com/kawapi
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