2026年2月19日,天空は,ONE-NETBOOK Technology(以下,ONE-NETBOOK)製の携帯型ゲームPC「OneXFly APEX」を3月中旬に国内発売すると発表し,予約の受付を開始した。
OneXFly APEX

本製品は,搭載SoC(System on a chip)に,AMD製のノートPC向けAPU「Ryzen AI Max+ 395」を採用しており,高いスペックを備えているのが見どころとなっている。
冷却機構に空冷ファンや銅製ヒートパイプ,大型ヒートシンクを採用したスタンダードモデルと,別売りの液冷ユニット「OneXPlayer Frost Bay」(以下,Frost Bay)に装着できる上位モデルをラインナップしており,税込価格は順に,34万9800円,35万9800円となっている。
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2026年2月3日,天空は,ONE-NETBOOKのゲーマー向け2-in-1 PC「ONEXPLAYER Super X」の製品説明会を開催し,本製品の特徴を紹介するとともに,専用液冷ユニット「OneXPlayer Frost Bay」の予約開始も発表した。
[2026/02/03 18:13]
なお,2月24日9:59までに予約すると,通常価格から2万円引きとなるキャンペーンも実施するという。
OneXFly APEXは,8インチサイズで,解像度1920×1200ドット,最大リフレッシュレート120Hzの液晶パネルを採用した携帯型ゲームPCだ。競合製品にあたる「GPD WIN 5」と比べて,本体とディスプレイサイズが一回り大きい。
OneXFly APEX(上)とGPD WIN 5(下)

公称本体重量は,スタンダードモデルが約699g,上位モデルが約769gと,こちらもGPD WIN 5の約565gより重めとなっている。
搭載SoCのRyzen AI Max+ 395は,OneXFly APEXやGPD WIN 5,「AYANEO NEXT 2」といったハイエンド市場向けの携帯型ゲームPCが採用するプロセッサだ。
16基のZen 5世代CPUコアと,RDNA 3.5世代のGPUコア「Radeon 8060S」を統合するのが見どころで,とくに内蔵GPUのRadeon 8060Sは性能が高く,ONE-NETBOOKはノートPC向けの「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」に迫るとアピールしている。
ONE-NETBOOKによる検証結果

高性能なプロセッサだけに,OneXFly APEXのような携帯型ゲームPCに組み込むには,より大きな電力を供給するための電源と,プロセッサの性能を引き出す冷却機構が必要だ。
自宅や電源を確保できるところで使う場合は,付属のACアダプタで使い,持ち運ぶ場合は,別売りの専用外付けバッテリー(税込1万5000円)を,本体の背面に装着して使う形となる。
背面に外付けバッテリーを装着する

外付けバッテリーの容量は85Whで,GPD WIN 5の容量80Whよりもわずかに多い。加えて,OneXFly APEXの外付けバッテリーは,キックスタンド機能を備えるといった特徴もある。
また,充電用ドッキングステーションも用意しており,その大きさがバッテリー本体とそれほど変わらない点など,GPD WIN 5よりも使いやすい設計となっているのもポイントだ。
バッテリーにスタンド機能を備える

OneXFly APEXの冷却機構で注目したいのは,やはり上位モデルで利用可能なFrost Bayだろう。Frost Bayは,OneXFly APEXと2-in-1 PC「ONEXPLAYER Super X」で使える外付け液冷ユニットだ。
OneXFly APEXの右側にあるのがFrost Bay

PC本体の専用コネクタと接続して,冷却液を循環させることで,空冷ファンによる冷却と比べて,SoCやPC内部の温度を低く保てる。
OneXFly APEXの背面にあるコネクタで,Frost Bayと接続する

Frost Bayと組み合わせることで,SoCのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)をより高く設定できるので,CPU性能とGPU性能を引き上げられるのが見どころだ。スタンダードモデルの場合,TDPは最大75Wまでだが,Frost Bay対応モデルは最大120Wまで引き上げられるという。
このほかのスペックとして,容量48GBのメインメモリと,容量1TBの内蔵ストレージを備える。
2025年11月から実施中のクラウドファンディングキャンペーン(関連リンク)では,より大容量のメインメモリとストレージを搭載したモデルもあった。そこで天空に確認したところ,国内向けには,クラウドファンディングキャンペーンで人気が高かったモデルに絞って販売するという。
ディスプレイの左右に搭載するゲームパッドは,アナログスティックが左右非対称のXboxレイアウトだ。アナログスティックには,静電容量式センサーを採用することで,高い精度と耐久性を備えるとのこと。スティックの高さも9mmと少し高めなので,既存の携帯型ゲームPCと比べて,操作がしやすいとアピールする。
OneXFly APEXのゲームパッド


本体の背面には,拡張ボタンとトリガーのストロークを切り替えられるスイッチを搭載する。
本体の背面に,2つの拡張ボタンを搭載する

また,OneXFly APEXは,ASUSTeK Computerの携帯型ゲームPC「ROG Xbox ALLY」に合わせて登場したWindows 11の新たな動作モード「Xbox全画面表示エクスペリエンス」に対応するのもポイントだ。
ONE-NETBOOK独自の設定用ソフトウェア「OneXConsole」から,有効化することで,Xbox全画面表示エクスペリエンスを利用できるという。
OneXConsoleの「Xboxフルスクリーン体験」から,Xbox全画面表示エクスペリエンスを有効化する

