メガドライブ/ジェネシス(海外版メガドライブ)およびゲームボーイアドバンス(GBA)向けの新作アクションゲーム「Escape 2049」のクラウドファンディングがKickstarterで行われている。サイバーパンク世界を舞台に,復讐に燃える美女が無数の敵を倒していくというもので,レトロゲーム機用ソフトながら,難度を下げて楽しめるといった現代風オプションが用意されている。


「Escape 2049」は,2016年にゲームボーイやメガドライブ/ジェネシスの物理カートリッジが発売された「Escape 2042 – The Truth Defenders」の続編だ。2017年にSteam版が配信されているので,プレイした人もいるかもしれない。
Steam版「Escape 2042 – The Truth Defenders」

前作は,2042年を舞台に,腐敗した政府を告発しようとして刑務所に閉じ込められたシステムエンジニア,シュンの戦いを描いたが,続編となる「Escape 2049」の主人公は,シュンの妻であるエレナだ。脱獄に成功したものの傷ついて引退したシュンの復讐を遂げるために,エレナは戦い続けていたが,ついに政府に見つかって投獄される。しかし,彼女は刑務所から逃げ出し,小惑星や砂漠,森林といった12のステージを駆け抜けていくことになる。
エレナの武器は拳銃で,しゃがみ撃ちや真上撃ちなどの技を使って敵を倒すという,いわゆる「ランアンドガン」スタイルのゲームであるようだ。
マップのあちこちには壁や監視カメラ,レーザーバリアがあり,エレナの行く手を阻むが,2種類の手榴弾を使い分けて壁を破壊したり,監視カメラを無効化したり,ハッキングでレーザーバリアを無効化したりしていく。ハッキングの際はミニゲームになるが,本作にはさまざまな難度が用意されており,最も簡単な「Child」ではミニゲームに成功する必要もないうえ,敵の耐久力も半分になる,「ほぼ無敵」状態でゲームを楽しめるとのこと。
また,難度「Easy」ではミニゲームの時間制限がなくなって残機が増え,一方の「Hardcore」では敵の耐久力が倍で残機が減るなど,ビギナーから腕自慢まで,幅広い層が楽しめるようになっている。
公式チャンネルでは,オープニングから最初のステージに挑む様子を収録した動画が公開されているが,懐かしのメガドライブが現役で動いているのは,古くからのプレイヤーにとってグッとくるのではないだろうか。



クラウドファンディングでは,18ユーロ(約3300円)のプレッジ(支援)でSteamかLinux版のデジタルキーが手に入り,59ユーロ(約1万1000円)でメガドライブ版,ジェネシス版,GBA版いずれかの物理カートリッジとパッケージが入手可能。また,エレナのフィギュアやA3ポスター,前作とのセット版といったオプションも用意されている。
前作は日本語も収録されているが,現段階で「Escape 2049」の対応言語は英語とフランス語のみとなっている。海外への発送についてはFAQなどにも触れられていないため,日本から申し込むのなら,事前に問い合わせるほうがよさそうだ。


インディーデベロッパーがレトロゲーム機の新作カートリッジを制作する例も増えてきた印象だが,本作のように,現代風の難度オプションが付いている点が興味深い。
ちなみに,Kickstarterのキャンペーンページを見る限り,残り9日間(締切は日本時間2月16日17:58)で達成率40%未満と,資金調達が不調に終わる可能性はかなりあるものの,開発するOrionSoftは,たとえクラウドファンディングに失敗しても,Homebrew Factory経由で物理版を,itch.ioでROMファイルを,そしてSteamでPC版をリリースすると述べている(外部リンク)。

