「Judas」

名門Irrational Gamesの閉鎖を経て、2014年後半に開発が始動し、2024年2月に待望のお披露目を果たしたKen Levine氏とGhost Story Gamesの新作「Judas」ですが、Ken Levine氏が長年温めてきたナラティブ・レゴ構想を具現化する野心作の進捗と仕上りに注目が集まるなか、新たにKen Levine氏がGame Informerのインタビューに応じ、本作の開発や進捗、今後の計画について言及。プレイヤーの選択や行動、決断をこれまでにないレベルで微細に反映し、動的に変化するキャラクター間の相関関係や世界を構築する本作の要となる(ダイナミック・ナラティブ)システムの研究開発だけで5年の歳月を要したと語り話題となっています。

(これまでのShockシリーズがリニアな作品だったことに対し)「Judas」がビデオゲーム史上最もプレイヤーの反応を反映するゲームと掲げられていることについて問われたKen Levine氏は、「Judas」がBioShockでは実現出来なかった方法でプレイヤーが文字通り主人公に“なりきれる”初めてのゲームだと発言。ストーリーをどう進めるかだけでなく、誰を信頼し、自らの選択がもたらす結果にどう対処するかを自身で決定しなければならない“Judas”(※ 本作の主人公)シミュレーターを作り語った氏は、プレイヤーを(これまでのような観測者ではなく)キャラクターの内部に置くことで人類が没落を迎えようとしている船の中で過ごすことがどんな感覚なのか、それを肌で感じてもらうことを重要視していると伝えています。

さらに氏は、本作が他のゲームと一線を画しているのが、その構築手法にあると語り、プレイヤーの選択や行動の流れを詳細に把握し、マクロとミクロの両方で世界や登場人物たちが反応するシステムを作り上げるための研究開発だけで、5年を費やしたと明らかにしています。

なお、“Judas”の発売後に何を一番体験してほしいか、という質問に応じたKen Levine氏は、昨年8月にアナウンスされた“Villainy”システム(※ Shadow of Mordorのネメシスシステムに着想を得たシステム。舞台となる宇宙船内で強い影響力を持つ3人の権力者トムとその妻ネフェルティティ、その養女ホープとの関係性構築を通じて、うち1人が最終的な敵対者となる)に言及。このシステムによって、プレイヤーはある種のプレッシャーや利害関係を感じることになり、自身の振るまいが様々な影響を与える環境下で、現実世界の人間関係を反映したような体験が楽しめるとのこと。

今のところ、「Judas」の発売時期を含む具体的な進捗は不明ですが、Ken Levine氏はチームが次の大きなマイルストーンに向けて注力しており、開発は極めて順調に進んでいると明言。コミュニティに新たな情報を提供する良い段階に差し掛かったことから、新たな開発アップデートシリーズを開始すると語り、近日中にさらに多くの情報を提供する予定だと明らかにしています。

参考:昨年公開された“Judas”のストーリートレーラー

Judas

崩壊する宇宙船。必死の脱出計画。

あなたはミステリアスで問題を抱えたJudas。生き延びる唯一の望みは、最悪の敵との同盟を成功させること。力を合わせ、壊したものを修復するのか――それともすべてを燃やし尽くしてしまうのか?

『Judas』は、『System Shock 2』『BioShock』『BioShock Infinite』のクリエイターKen Levineが率いるスタジオ、Ghost Story Games開発のストーリー主導型FPSです。

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