
先日、(ナンバリング最新作のリリースを控える)“Styx”シリーズ2作品の無料配布を実施した「Epic Gamesストア」ですが、毎週の配信やホリデー期間中のデイリー配布を続けるプラットフォームのユーザーベースやインストールベースに注目が集まるなか、新たに数々の傑作を扱うNew Blood InteractiveのCEO Dave Oshry氏が“Epic Gamesストア”向けの無料配布が与えるビジネス的な影響の言及し話題となっています。
これは、Dave Oshry氏が昨年末に“Epic Gamesストア”(以下:EGS)向けの24時間限定無料配布が行われた西部劇エルドリッチホラーシューター「Blood West」の販売動向を報告したもの。氏は、EGSで「Blood West」の無料配布が実施されたその日に、Steamの販売が前日比で200%増加したと説明しており、これまでEGSはマーケティングにおけるブラックホールのような、宣言効果がない場所だと考えていたものの、EGSの無料配布はSteamセールにとって最高の宣伝になることが分かったと説明。New BloodはEGSからロイヤリティを一切受け取らず、開発スタジオに100%渡るようにしていることから、Blood WestのケースではHyperstrangeがまとまった資金を手に入れ、DLCの開発資金に充てている一方、New Blood側はSteamの売上げが増え、まさにWin-Winだと伝えています。
I used to think EGS was a Marketing Black Hole but turns out having your game be free on Epic is great advertising for Steam sales! pic.twitter.com/yDefeTKuXq
— Dave NewBlood (@DaveOshry) January 16, 2026
Steamの販売グラフと併せて“Blood West”の動きを報告したDave Oshry氏
氏が引用しているのは、無料のEGSより安いSteamの方が良いというミーム
なお、Dave Oshry氏によると、EGSの無料配布で増加したのはSteamの販売だけではなく、コンソール版の販売も急増しているとのこと。
余談ながら、Epic Gamesストアのユーザーベースについては、2019年に1億800万人だったアカウント数が2024年には2億9,500万人まで急増(5年で実に173%増)している一方で、サードパーティタイトルの収益は僅か1.6%増に留まっていることがEpicの年次レポートから判明しており、(無料配布を受け取るために訪れ、サイフは開かず、すぐ閉じる場所になってしまっているという)Dave Oshry氏の報告を裏付けています。
さらに蛇足ながら、調査会社Alinea AnalyticsがSteamの販売データを発表し、2025年12月にSteamが過去最高の収益を上げたと報告。2025年12月の収益が前年同月比で22.7%増、さらにこれまでの記録である(パンデミック下だった)2020年12月の14億ドルを大きく上まわる16億ドルの収益を叩き出し、「Arc Raiders」がこれを牽引していると伝えています。(※ Alinea AnalyticsはArc Raidersの販売について、ブレーキが壊れていると表現。12月21日から1月4日の間に120万本を売上げただけでなく、12月26日のボクシング・デーだけで25万本を販売し、約320万人に達した当日のログインユーザーのうち、およそ半数がSteam経由だったとのこと)
