ソニーがAIによる「プレイ代行」技術を特許出願。詰まった場面をAIが代わりに進める新機能

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2026.01.07

SIEが出願した特許文書から、AI生成の「ゴーストキャラクター」がプレイヤーを支援する技術の構想が明らかになりました。ゲーム内で行き詰まった際、従来のヒント表示にとどまらず、特定の区間をプレイヤーに代わって完了させる機能も想定されています。ただし本件は特許出願の段階であり、製品化や導入時期は公表されていません。

「案内」と「代行」を切り替える2つの支援形態

特許文書には、ゴースト支援の形態として「ガイドモード」と「コンプリートモード」の2種類が記載されています。ガイドモードでは、ゴーストがプレイヤーキャラクターをゲーム内の道筋に沿って案内します。一方のコンプリートモードでは、ゴーストが1つ以上のタスクを代わりに完了させる設計となっています。

後者の「コンプリートモード」こそが本特許の特徴的な要素であり、従来のヒント機能とは一線を画す構想といえます。

ゲーム体験を4段階で調整するモード設定

プレイヤーが選択できるモード設定として、特許文書には「Story Mode」「Combat Mode」「Exploration Mode」「Full Game Mode」の4種類が明記されています。これらはゲームセッション中に切り替えることが可能です。モード名から推測すると、物語進行・戦闘・探索など、AIが支援を行う場面の種類を選択できる設計と考えられます。

過去のプレイ映像から学習するAIモデル

特許文書によると、AIモデルは過去のゲームプレイ映像を教材として学習します。映像から「どの場面でどう操作すれば進めるか」を学び、実際のプレイ中にはその知識を活用して支援を行う設計です。

具体的には、プレイヤーの現在のゲーム状況をAIがリアルタイムで分析し、学習済みの類似場面を参照して適切な操作を提示または実行します。Eurogamerは「既存のPlayStationゲーム映像が訓練に使用されるようだ」と書いています。

製品化は未定、特許出願の段階

本特許は2023年10月12日に出願され、2025年4月17日に公開されました。出願者はSony Interactive Entertainment Inc.およびSony Interactive Entertainment LLCです。

特許出願は技術的な構想を保護するための手続きであり、記載内容がそのまま製品として実装されることを意味するものではありません。製品化計画や導入時期については、本特許文書に記載がありません。

出典

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