「東京ゲームショウ2025」に合わせて、ポータブルゲーミングPCの発表が相次いだ。最近ではAndroidベースのポータブルゲーム機も登場している。ゲーミングスマートフォンが下火となる中、Androidベースのポータブルゲーム機の需要は伸びるのだろうか。
「Xbox」も取り込むポータブルゲーミングPC
世界有数のゲーム見本市イベントである東京ゲームショウ2025が、2025年9月25日から4日間にわたって開催された。過去最大となった2024年の規模をさらに拡大して開催され、大きな盛り上がりを見せた。

「東京ゲームショウ2025」が2025年9月25日から開催された。ゲームだけでなく、関連するデバイスも多数展示されていた。写真は同日、同イベントにて撮影
(写真:佐野 正弘)
[画像のクリックで拡大表示]
東京ゲームショウでは、ポータブルゲーミングPCが多数展示されていた。まずはコアゲーマー層にゲーミングPCが注目され、それにつれて近年ではポータブルゲーミングPCの人気も高まっている。
ゲーミングに特化したポータブルゲーミングPCはパソコンよりサイズが小さいとはいえ、スマホと比べるとかなり大ぶりだ。このため外出先でゲームをプレーするのにはあまり適さないが、自宅内の好きな場所でプレーするのには便利なので人気がある。
そのポータブルゲーミングPCに力を入れているメーカーの1つが、台湾ASUSTek Computer(エイスーステック・コンピューター)である。同社は東京ゲームショウの開催期間中である2025年9月26日、ポータブルゲーミングPCの最新モデル「ROG Xbox Ally」と「ROG Xbox Ally X」の国内投入を発表した。

エイスーステック・コンピューターのポータブルゲーミングPC新機種「ROG Xbox Ally」と「ROG Xbox Ally X」。パソコンながらゲーミングに特化したユーザーインターフェースを取り入れた
(写真:佐野 正弘)
[画像のクリックで拡大表示]
その名前からも分かる通り、両機種はコンシューマーゲーム機「Xbox」シリーズを提供する米Microsoft(マイクロソフト)と協業して開発された。OSは「Windows 11」だが、起動すると一般的なデスクトップ画面ではなく、ゲームプレーに特化した独自のユーザーインターフェースが表示され、「Xbox Game Pass」など様々なプラットフォームを利用できる。
ゲーミングに特化したデバイスなだけに、ハード面ではXboxを意識したコントローラーを搭載。両機種ともに米Advanced Micro Devices(AMD)製のプロセッサーを採用している。ROG Xbox Ally Xは「Ryzen AI Z2 Extreme」、ROG Xbox Allyは「Ryzen Z2A」を搭載し、携帯型デバイスで求められる長時間駆動と高いパフォーマンスを両立するとしている。
徐々に増えるAndroidポータブルゲーム機
一方で新たな動きとして、パソコンではなくAndroidをベースにした、スマホゲームをプレーしやすいポータブルゲーム機も増えている。
スマホ向けチップセットを手掛ける米Qualcomm(クアルコム)は、2021年の「Snapdragon G3x Gen 1」を皮切りに、ポータブルゲーム機向けのチップセットを提供している。それらを活用してAndroidベースのポータブルゲーム機を開発する動きが、中国の新興企業を中心に広がっている。
この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です
日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。
次ページ 2画面ディスプレー搭載のAndroid機
