5回、宮崎の打球をダイビングして止める木浪
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 2年ぶりの阪神のリーグ優勝に沸いた2025年も、残すところあと1日。2リーグ制最速の9月7日にリーグ制覇を決め、主力が軒並み好成績を挙げた今季は、ファンの記憶に残る熱い試合が多かった。チームに密着した虎番記者が「ベストゲーム」を挙げ、一年の戦いを振り返った。

 佐藤輝が横っ跳びでボールを捕る。中野は向こう向きの難しいフライをキャッチ。木浪は中前へ抜けそうな打球をダイブで止めた。美技連発に加え、投手陣は6回から4投手で逃げ切り。強打のDeNAを相手に、1―0で接戦をものにした。

 その前日も同じ相手に1―0。6投手のリレーで本塁を踏ませず、延長11回サヨナラ勝ちした。2試合とも失策は0だった。

 藤川監督は昨年10月の就任会見で、目指す野球を「3点ぐらい取った試合をきっちり終わらせる安定の野球」と掲げた。本音は違う。「3点」は打線への期待が薄いと誤解されないために多めに言ったもので、「本当は1―0で勝つ野球をしたい」のが理想だ。2戦連続の1―0は、藤川監督が目指す「守りの虎」を体現していた。(倉世古 洋平)

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