Gamerで執筆しているライターに、年末年始に合わせて自由に書いてもらおうという企画。本記事ではアサミリナがお届けします。
PS5が3台になってしまった2024年末
そもそもPS5が何故我が家に3台も来ることになったのかというと、PS5の発売日に買った初代PS5と、「PS5が値上げになるって！」というニュースが飛び込んできた日に爆速でビックカメラに買いにいった薄型PS5、そして2024年11月に発売されたPS5 Proを買ったことでした。
冷静になってみると、2台目の薄型PS5は何故「値上げになる」＝「その前にもう一台買っておかなきゃ」という気持ちになったのか今にして思うとあまりよくわからないのですが、何にしてもゲーム馬鹿な私とうちの旦那くんは焦って2台目を調達。そして「Proが出るならやっぱ発売日に買っておかないとねぇ」と舌の根も乾かぬうちにProを購入。
こうしてあれよあれよという間に、2024年末に我が家に3台のPS5がそろってしまいました。アタシってほんとバカ。
せっかくPS5が3台あるんだから家族3人で一狩り行こうぜ
我が家はリビングに55インチの4Kテレビが1台、リビングとの続き部屋になっている仕事部屋に旦那くんと私の仕事用27インチ4K液晶モニタがそれぞれ1台ずつあるので、これらにPS5を接続しました。我が家には23歳の娘がひとりいますので、これでひとり1台PS5を使えるわけです。
よしこれで家族3人で固定パーティが組めるぜイェーイ、とノリノリで発売を待っていたのが「モンスターハンターワイルズ」（以下、「モンハンワイルズ」）でした。私と旦那くんは「モンハンワールド」以来の「モンハン」。娘は「モンハンライズ」以来の「モンハン」でした。みんなそこそこ数年ぶりといったところです。
とはいえ、ハンターとしての性が身に染みついたアサミ家一同。そこそこ久しぶりとはいえ、すぐに勘を取り戻しました。家族3人が実質ひと続きの場所にいる状態なので、普通に「落とし穴置くよ！」「閃光投げるよ！」「石落としまーす」とリアル会話をしながらの「モンハンワイルズ」は非常に楽しかったです。
時にはひとり救援で知らない方を招き入れて4人でプレイしていましたが、「下手にひとり野良で入れるよりも家族3人だけでリアル連携を取ったほうが勝率が高い」という身も蓋もない現実に行き当たり、割と3人で行くことが多かったです。
一応言っておくとこれは別に上手い自慢ではなくて、やはりリアルにコミュニケーションが取れることの圧倒的な優位です。例えば体力がめちゃくちゃ減った時でも「大丈夫！？」「大丈夫！」という声掛けができたり「無理！ （生命の）粉塵よろ！」とお願いできるので、回復薬や粉塵の無駄な消耗を防げて結果的に上手く狩りを進められた、という感じです。
イベントクエスト「極熱重鎧グラビモス」とかは家族3人でハメ用のヘヴィボウガンを作っているところがいやらしいですが、こういう情報も家族LINEで昼間のうちに共有し、夜に全員の仕事が終わったらすぐに装備を調達。そして狩りに出かけるという有様で、ぶっちゃけめっっっっちゃ爆速で狩り続けてました。ありがとうございます。
せっかくPS5が3台あるんだから家族3人で夜渡り行こうぜ
そして次に現れたのが、今年のダークホース「エルデンリング ナイトレイン」（以下、「ナイトレイン」）です。
「モンハンワイルズ」は4人向けでしたが、「ナイトレイン」は3人でのマルチプレイ推奨ゲームというじゃないですか。こんなのもう完璧に我が家向けじゃないですか。
というわけでね、買いましたよ「ナイトレイン」のソフトを3本。「エルデンリング」から素材の使い回しが多いゲームとはいえ、定価で6000円切るゲームですし、事前に「30時間くらい遊んでもらえれば」なんていう情報も出ていたのでそこまで本気で取り組むことになると思っていなかったゲームなのですが、実際に遊んでみたらなんだこの中毒性は、って感じでしたよね。
30時間？ あっという間に過ぎましたが？
100時間？ あっという間に過ぎましたが？
それでもまだ楽しい。「あと1周（※40分程度）だけやろう！」がずるずる続いてリアルガチで家族3人寝不足になりつつ、気づいたら出撃している。
アサミ家一同出撃時のBGMは「ターミネーター」でお願いします
本作はいわゆる通称「オリマー」（※ピクミン由来）と呼ばれる指示出し役が必須なのですが、23歳娘がこのオリマー役として見事に開花いたしまして。
そして本作にはチャットが存在しないので他のふたりはオリマー役の意向を汲み取らなくてはならないという頭脳プレイも必要になる作品ですが、我が家はそんなの関係ねぇ！ だって全員同じ場所にいるんだからな！ 「次、城地下いくよ！」「強敵行くよ！」「鈴玉いる、やべぇ逃げろ！」というリアル会話でもって爆速でリムベルドを突き進んでいくわけです。
なお鈍臭い私はひぃひぃ言いながらオリマー役の娘の後を追いかけ、目の前にいる強敵をブッ倒すばかりなのですが、ローグライクと協力プレイに主軸をおいた作品とあってどれだけオリマー役の娘が優秀でも上手くいかないときは3日目のボスでレベル12～13くらいしかいかないこともままありつつ、3日目のラスボスにも慣れればこの程度のレベルで勝てるようになったり、武器の引きが悪くてやっぱりだめな時もあったり。喜びも悔しさも家族3人で分け合ってきました。
……とまあPS5がひとり1台あるって馬鹿なの？ と疑われても仕方ないのですが、ゲーミングPCを1台買うよりもPS5を3台買ったほうが安いですし（1台はPS5 Pro＋外付けドライブ装着なので、そこそこコストがかかっていますが……）、結果的に2025年はPS5のおかげでマルチゲームを通してより一層家族の絆が深まったのでした。
もちろんSwitch3台で「スプラトゥーン3」をやったりすることでも同様の効果は得られると思われますが、我が家は全員「モンハンワイルズ」がやりたかったし「ナイトレイン」がやりたかったんです。PS5を一台で取り合ってひとりずつプレイするよりも、PS5を3台体制にして家族で固定を組むほうが仲良く遊べると思ったんです。実際それで全員が等しく楽しく同じゲーム体験を共有できました。
我が家は元々家族仲の良いほうだという自負はあったのですが、今年はマルチプレイゲームを通して本当に楽しい日々を送らせていただきました。家族LINEグループも攻略情報やXで見かけたファンアート情報などで実に盛り上がりました。
「モンハンワイルズ」も「ナイトレイン」もまだまだ2026年も遊ばせていただきます！ 最低でも500時間以上遊んでやるから覚悟しておけよ！（ビシッ）
人生のうちの40年以上をゲームと共に生きる、人生の大半をゲームに捧げた、北の大地に住むライター。JRPGが主食。スクウェア・エニックス、トライエース、フロム・ソフトウェア、カプコン、アトラス、任天堂、ファルコム、タイプムーンあたりに目がない、ソシャゲも山のように嗜む雑食ゲーマー。ゲーム音楽やコラボカフェ、2.5次元なども大好物。北の大地に移り住む前は数多くのイベントに通い詰めた、イベント大好き人間です。
note：https://note.com/rinaasami/n/nb31a2e54c31f
本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。
