
「グランツーリスモ」シリーズの世界大会「グランツーリスモ ワールドシリーズ(GTWS)」は、12月20日、2026年シーズンのオープニングイベント(ROUND1)にアブダビを選択したことを明らかにした。開催時期は通例より3カ月近く早い3月28日を予定。GTWS2025福岡最終日となる12月21日、メディア向けのラウンドテーブルが開催されたのでその模様をお届けする。出席者は、「グランツーリスモ」シリーズクリエイターの山内一典氏と、アブダビ文化観光局のサイード・アル・ファザリ氏。
【ラウンドテーブル】

今回の発表に合わせてチケットの販売も開始。出場選手はおろか、GTWS2026の具体的なレギュレーションすら明らかになっていない段階での展開となる。アブダビ大会の出場者を決める予選はマニュファクチャラーズカップが1月14日、ネイションズカップは2月11日スタートと、こちらもかなり前倒しでの開催となる。
アブダビ大会は、例年通り、1日でマニュファクチャラーズカップとネイションズカップのROUND1を実施する形で、サブイベントも実施される予定。チケット価格は130AED(約5,580円)からで、前方席が確約されるプレミアムチケットは150AED(約6,443円)。すでに日本語による販売サイトもオープンしており、日本から購入することもできる。

今回、ラウンドテーブルへの参加を通じて感じたのは、日本を含む海外からアラブ首長国連邦(UAE)へ世界中の人びとを呼び込もうという強い熱意だ。その有力なコンテンツとしてGTWSが選ばれ、中東を代表するコース「ヤス・マリーナ・サーキット」の実装に合わせて正式発表された。山内氏は、UAE大使館から連絡を受け、アブダビに何度か足を運び開催を決めたという。アブダビ開催については、山内氏の意思、長年の希望の実現ではなく、UAE側の意思が強く感じられ、UAEは政府幹部にGTファンが多いことから、山内氏もその熱意にほだされたといった印象がある。
開催地のアブダビの印象として山内氏は、「「本当にカーエンスージアストの多い国。しかも男性だけじゃ無くて女性のクルマ好きも多い」とコメント。続けて「日本や欧米だとクルマって男の趣味みたいなところがあるが、UAEに関してはまったくそうではないというところが最初の印象です」とクルマ視点で印象を語った。

また、ついに「GT7」に実装され、GTWSにも採用された、ヤス・マリーナ・サーキットを実際に走ってみた印象として「ヤス・マリーナって普段はF1でしか見られないサーキットですが、それをGT3カーで走らせると、もの凄くテクニカルで、イメージよりも1つか2つ下のギアを使わなければいけない。コーナーが結構たくさんあって、凄くおもしろいコースだと思った」と語った。実際に、昨日のマニュファクチャラーズカップ予選でもヤス・マリーナ・サーキットが採用されていたが、クルマによって使っているギアが違っていたという。総じて「走るクルマによって走らせ方が大きく変わるトラック」と評価した。
アル・ファザリ氏はGTWSのアブダビ開催について「長年のGTシリーズのファンとして夢が叶って嬉しい。関係者やオーディエンスだけでなく、メディアも盛り上がってくれている。このパートナーシップを大きくしていきたい」と興奮気味に語った。そしてぜひ参加してほしいと、海外の観戦者も広く求めていく考えを示した。
【サイード・アル・ファザリ氏】

アル・ファザリ氏がメディアに力説していたのは、eスポーツのホスト国としてのアブダビのポテンシャルの高さだ。「アブダビは世界の人口80%が8時間以内に到達できる場所に位置しており、すべての夢見る人にパーフェクトなホームになる」と語り、GTWSの開催を通じてeスポーツ大会のホスト国としてのステータスを高めていきたい考えだ。
日本は残念ながら8時間で到達できるエリアに含まれないが、3月のアブダビ開催を機に、中東でのGTシリーズの盛り上がりや、新たな大会やコミュニティが創出される可能性もある。GTWSアブダビラウンドは、色んな意味で注目したい大会となりそうだ。
【GTWS2026スケジュール】

予選は1月14日よりスタートとなる
GTWSのイベント回数は4回のままとなる
(C) 2025 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc.
Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved. Any depiction or recreation of real world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties. “Gran Turismo” logos are registered trademarks or trademarks of Sony Interactive Entertainment Inc.
