『ダンジョンズ&ドラゴンズ』『マジック:ザ・ギャザリング』の開発で知られるウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が、完全新作アクションアドベンチャー『WARLOCK: DUNGEONS & DRAGONS(ウォーロック ダンジョンズ&ドラゴンズ)』を発表した。

ダークファンタジー世界を舞台に、異界の存在と契約して禁断の魔法を操る“ウォーロック”としての戦いを描く。開発はカナダ・モントリオールに拠点を置くInvoke Studiosが手がける。

WARLOCK – Teaser Trailer

主人公となるベテラン戦士・Kaatri(カートリ)のキャラクター演技には、『バトルスター・ギャラクティカ』『ルシファー』などで知られる俳優トリシア・ヘルファーさんがフルパフォーマンスキャプチャで参加。

トリシア・ヘルファーさん

日本語字幕版の展開も予定されており、PC/PlayStation 5/Xbox向けに開発が進められている。

魔法で“世界そのものを切り拓く”新作アクション『ウォーロック ダンジョンズ&ドラゴンズ』

本作『WARLOCK: DUNGEONS & DRAGONS』では、戦闘と探索の双方を魔法が大きく変える。

敵とのバトルは、魔法と近接攻撃を組み合わせた戦略的かつ爽快なアクションが特徴。フィールド探索では、呪文を使うことで地形や状況そのものを変化させ、新たなルートを発見していく仕組みが導入されているという。

Invoke Studiosのゼネラルマネージャー・Dominic Guayさんは、本作の発表に際して次のようにコメントしている。

「D&Dの豊かな世界観を基に、まったく新しいオープンワールド体験を作り上げるための自由とサポートを得ました。ようやく『WARLOCK』を紹介できてうれしい。今後、ゲームプレイの詳細もお伝えしていきます」

また、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社長 John Hightさんは、ウォーロックという職能の“危うい魅力”に触れつつ以下のように語る。

「ウォーロックの魔法は強大ですが、必ず代償を伴います。Invoke はD&Dの核心にある“危険な驚異”を見事に構築している。プレイヤーはカートリの魔法の限界を押し広げ、その先に何があるのか目撃することになるでしょう」

発売は2027年を予定 2026年夏にゲームプレイ情報が公開へ

『WARLOCK: DUNGEONS & DRAGONS』の次報は、2026年夏に予定されており、そこでゲームプレイ映像が初公開される。リリースは2027年を予定。

本作はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が進める大規模な世界観構築プロジェクトにおけるキータイトルに位置付けられており、TRPGシーンを席巻する「ダンジョンズ&ドラゴンズ」という巨大IPの新たな側面を切り拓く作品として期待が寄せられている。

Invoke Studios は、これまで『ファークライ』『ウォッチドッグス』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『デウスエクス』などに携わってきた開発者が集結するクリエイティブチーム。AAAタイトル開発の経験を持つスタッフが多数在籍し、新規IPの構築に挑んでいる。

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米村 智水

KAI-YOU inc. CEO. 1986年生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。出版社での書籍編集業務や、大手SNS運営会社でWeb/コミュニティディレクター等を経験し、2011年にKAI-YOU inc. を創業。2013年にKAI-YOU.netをリリース。様々なポップカルチャーに関連するプランニングやマーケティング、プロデュースを行う。編集記者としては、インターネットやストリートなどで発生するUGCやアマチュア文化に強い関心を持ち、ジャンルレスに取材・編集・研究を行う。

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