
全世界500万本を突破した、王道のJRPG「オクトパストラベラー」シリーズ。その最新作となるプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PC用RPG「オクトパストラベラー0」が、いよいよ12月4日に発売となる。
オルステラ大陸の過去が舞台となる本作では、シリーズでは初めて、主人公1人を据え置いてのさまざまな物語が描かれるようになったのが大きな特徴の一つだ。もちろんそれだけではなく、キャラクターメイキングやタウンビルドといった新システムも導入されたことで従来以上に自由なスタイルでのプレイも楽しめるようになっている。
今回、リリースに先駆けて本作を体験することができたので、そのレビューをお届けしよう。
【『OCTOPATH TRAVELER 0 / オクトパストラベラー0』TGSトレーラー(システム紹介)】
まさに王道を行くJRPG。国民性にもマッチしており、誰もが楽しめる1本に
前作までとは違い、ウィッシュベールの復興を進めながら各種クエストをクリアしていくという形を取った本作は、今風ではないかもしれないが非常に遊びやすいオーソドックスなJRPGに仕上がっているという印象を受けた。用意されているクエストに関しても、メインが王道を行くシナリオでどれも盛り上がるのに対して、サブクエストはちょっと笑えたり少し感動したりと、小粒でピリッとした感じのが入っているのもナイス。劇中BGMも相変わらず完成度が高く、特に何度も聞く戦闘BGMは耳に残るほどの良い曲だった。
今作の醍醐味である8人での戦闘は、戦略のバリエーションが増えるため強敵に遭遇した際にも各プレイヤーごとの個性が出せるのが素晴らしい部分。人数に加えて、セレクトアビリティによる各キャラへのアビリティ装備をどうするかでも戦い方が変わってくるため、制作側の想定していなかったトンデモバトルを体験できるかもしれない。それ故に、攻略情報を頼ってしまうと通り一遍の戦い方しか行わないかもしれないため、非常にもったいない思いをするかもしれない。ぜひとも、自力でプレイして自分だけの攻略方法を見つけて欲しいと切に感じた。
もう一つの新要素であるタウンビルドは、凝り性の人にとっては魅力的なシステム。建物の配置だけでなく床の1枚1枚に至るまでを自由に設置できるため、プレイヤーが目指したい理想のウィッシュベールを創りあげられるというのが非常に面白かった。もちろん、そこまで熱を上げられないという人は建物をポンと配置してオシマイにすれば良いだけなので、そういう部分に興味の湧かない人でも問題なく楽しめる。グラフィック面でも、すっかりお馴染みとなったHD-2Dがさらに進化したことで、これまで以上に温かみを感じられるようになっているのも見逃せない。
全体的には非常に手堅くまとまり、シナリオ重視のターン制JRPGとしてしっかりと仕上がった印象の本作。クリアするだけでも最低で50時間前後はかかると思われ、すべての要素をくまなく遊び尽くそうとするならば間違いなく100時間オーバーは楽しめるだろう。購入を考えている人は本作のプレイ時間のみで冬休みが消滅することを、今から覚悟しておくのが良いかもしれない。
【『OCTOPATH TRAVELER 0 / オクトパストラベラー0』 ストーリートレーラー】
