CygamesがPS5/PS4/PC(Steam)向けに発売中の「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」。12月2日に配信されたVer 2.40アップデートで追加される新たな操作タイプ「スーパーアルティメット操作」を中心に、対戦格闘ゲーム初心者でも楽しめるゲームの魅力を紹介する。

※画面は開発中のものを含みます。
ソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー(以下、グラブル)」を原作とした対戦格闘ゲーム「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(以下、GBVSR)」は、“対戦格闘ゲーム初心者でも気軽に楽しめる作品”を掲げているとおり、複雑なコマンド入力を必要とせず楽しむことができる。

Ver 2.40で新たに追加される操作タイプのひとつ「スーパーアルティメット」は、攻撃ボタンを連打するか、押し続けている間、移動や攻撃、連続技など状況に応じたアクションが自動で繰り出されるというもの。相手の攻撃も、ガードができない状況でない限りは自動でガードしてくれる。利用できるのは基本的にはオフラインのみでオンラインでは使用できない(オフラインではストーリーモードのみ使用できないが、元々ストーリー中はオートバトルが可能)。


昨今、低難易度モードやオート機能を追加し、誰でも簡単にクリアできる環境を整えてプレイヤーの間口を広げるゲームは少なくない。この「スーパーアルティメット操作」も、そうした施策の一環に思えるだろう。実際、筆者も体験するまではそういうものだと考えていた。
もちろん「初心者でも手軽に勝利を体験できる」といった部分も含まれるが、それだけではない。結論からいえば、これは「格闘ゲームに感じる心理的なハードルをすべてシステムが引き受け、駆け引きの面白さを楽しめる段階へ一直線で連れていってくれる究極のサポート機能」なのだ。この「スーパーアルティメット操作」で直接感じられた「勝利すること以外にもある面白さ」を中心に紹介していこう。
誰でも格闘ゲームの楽しさを味わえる「スーパーアルティメット操作」
筆者は「グラブル」を約10年ほどプレイ中で、アクションRPG「GRANBLUE FANTASY Relink」は発売当時にクリアしている。一方、前作「グランブルーファンタジー ヴァーサス」も「GBVSR」も購入はしたものの、今に至るまでプレイするタイミングを逃していた。現時点ではCPUのノーマル相手ならギリギリ渡り合えるくらいの「GBVSR」初心者である。
そんな中でさっそく「スーパーアルティメット操作」に触れたところただずっと長押ししているだけでも次々と技が飛び出し、的確なガードも交えてどんどんCPUキャラクターをなぎ倒していく。別のスタッフから「本当にボタンを押しているだけなのか?」と手元のコントローラーを二度見されるくらいだったが、本当にボタンを押しているだけですべてが解決する。トレーニングモードでコマンドを確認すると、あり得ないシチュエーションに思わず笑いがこみ上げてしまったほど。


初心者にとっては、とにかく手軽に勝つことができるという点が一番のポイントだ。この「スーパーアルティメット操作」であれば、シングルモードの最高難易度・HELLですら指一本で倒せる万能感を味わうことができる。また初心者はどうしても好みに関わらず操作難易度が低いキャラクターを選びがち、またはオススメされがちだろう。「スーパーアルティメット操作」であれば、操作にややクセのあるユーステスやニーアといったキャラクターもためらいなく選択できる。中級者にとっても、あまり使い慣れていないキャラクターの模範プレイとして参考になる部分もあるだろう。

ただし「HELL相手でも指一本で倒せる」とは書いたが、「スーパーアルティメット操作」といえどキャラクターごとに操作モードとしての向き不向きや対戦時の相性などもあり、とくにシングルモードのCPU戦で最後に立ちはだかるベルゼバブは一筋縄ではいかない。何度か挑戦しても勝てない時にどうしたものかと考えていた中、ふと「GBVSR」開発スタッフの言葉が脳裏をよぎった。
このHELLと戦う前に筆者は「スーパーアルティメット操作」、開発スタッフは従来の操作(※Ver 2.40以降は「マニュアル操作」と呼ぶ)でVSモードでの手合わせをしていた。結果だけを見れば開発スタッフの快勝で、筆者の目線では「やっぱり熟練者には歯が立たないな」というくらいだったが、開発スタッフ的には「この攻撃が防がれていたら、どうなったか分からない場面が結構あった」という感じだったようだ。


「スーパーアルティメット操作」の性能は、あくまで「ガードができない状況でない限りは自動でガードしてくれる」というもの。無論ガードを崩す方法も色々とあるので絶対にガードが成功するわけではないが、おそらくボタンを押しっぱなしにしていたことで自動でガードしきれていないケースがあり、開発スタッフはこの隙をうまく突いていた……と考えた。それならばと相手が攻撃を繰り出している際はシステムにガードを任せ、攻撃が途切れた瞬間だけボタンを押すよう操作に緩急をつけたところ、苦戦していたベルゼバブをようやく倒すことができた。


凄まじいお膳立てを受けた上でなのは百も承知だが、コンボもままならない筆者の操作にも格闘ゲームで最も熱くなる瞬間といえる「読み合い」が確かに存在した。この時「格闘ゲームを嗜むプレイヤーがたどり着いている面白さって、コレか!」と、その一端に触れられたような気がする。
格闘ゲームは何かとハードルが高いと言われやすいが、始めたばかりのプレイヤーがこうした駆け引きの楽しさにたどり着くまでにかかる時間の長さも要因のひとつだろう。コマンド入力やコンボを覚え、多彩なキャラクターごとの立ち回りを覚えるのは格闘ゲームを遊ぶ上での大前提だが、とにもかくにもまずは「格闘ゲームってこんなに面白いんだよ」という根幹の部分に触れてほしい――「GBVSR」の開発スタッフは、この操作モードにそんな願いを込めているように思えた。
そんなわけでこの「スーパーアルティメット操作」は初心者がいきなりCPUの最高難易度や「GBVSR」開発スタッフのような熟練者ともそこそこ渡り合うことができる上、格闘ゲームの一番楽しいところを手軽に堪能できる。「『グラブル』は好きだけど、アクションは無理」「格闘ゲームは覚えることがたくさんあって苦手意識がある」という人はもちろん、すでに「GBVSR」を遊んでいる人は未プレイの家族や友人、お子様など幅広い相手を誘ってみてほしい。きっと「格闘ゲームって、意外と面白いのかも?!」と思ってもらえるはずだ。

それと一個人としての初心者目線でいうと、熟練者相手でもそこまで気を遣わずに戦ってもらえそうなのも結構ありがたい。「GBVSR」には体力を変えられるハンディキャップ機能もあるが、あからさまに操作の手を抜いてもらうのも申し訳ないし、相手の努力を無視したひどい言いぐさだが赤子のようなヨチヨチ扱いをされるのも仕方ないとはいえ別に面白くはない。かといって一方的に全力でボコボコにされ続けようものなら、それはそれで腹が立つ。あくまで筆者に限った話だが、かくも面倒なメンタルなのである。
対人ゲームで最も面白いシチュエーションは勝ったり負けたりできる、ある程度近い腕前の相手と戦うことだろう。「スーパーアルティメット操作」というすさまじいハンデを貰った上で何を言っているのかという感じだが、前述の開発スタッフとの戦いは完敗といえど「あと10回くらい戦えば1回ぐらいはうっかり勝てるのではないか?!」と錯覚させてくれる手応えが確かに感じられた。この「勝てる道理はないのに負け続けるのもそれはそれで嫌なので、ちょっとは勝ちを予感させてほしい」という、だいぶ面倒くさい精神状態もいい感じに解決してくれるのではないかと勝手に期待している。
もう1つ上を目指すなら、連携技を自動で繰り出す「スマート操作」にも触れてみよう

そもそもでいえば「GBVSR」は、一般的な格闘ゲームと比べてワンボタンで必殺技が出せるので、一つひとつの技を出すハードル自体は非常に低い。格闘ゲームというジャンルに触れていなくても、しっかりトレーニングすればコマンド入力にはそこまで苦労しないはずだ。

とはいえ、次に「コンボ操作」という壁が立ちはだかる。「GBVSR」にもキャラクター毎に用意された「基本」「対空」「画面端」などのコンボを練習できるトレーニングが備わっているが、効果的な瞬間にきっちりコンボを叩き込めるようになるまでは当然それなりの時間がかかる。思い通りの対戦ができるようになるまでは、地道な努力を重ねるしかない。
そこで「それは分かるけど、とにかく対戦したい!!」というプレイヤーにうってつけなのが、もう1つ追加される新たな操作モード「スマート操作」だ。基本的な操作はマニュアルと変わらないが、通常技が当たったときにボタンを連続で押すと、そのまま連続技や連係が自動で繰り出される。相手との距離やヒット/ガードなど、状況に応じた適切な行動が自動で選択されるためコンボ練習なしでもバトルの駆け引きを楽しむことができるというものだ。こちらは「スーパーアルティメット操作」と異なり、各種オンライン対戦でも利用可能だ。

ただし、マニュアル操作のプレイヤーよりキャラクターのHP/攻撃力が低下し、連打での連続技中は奥義ゲージ上昇量がやや低下するデメリットもある。練習なしでも攻撃ヒット時のリターンを得やすいメリットを重視するのか、自分のプレイスタイルに合った操作タイプを選ぼう。
筆者もわずかながらスマート操作をプレイさせてもらったが、マニュアル操作をやりこんでいないためデメリットについては体感できていない。ただ「一発ならどうにか攻撃を当てられる」くらいの腕前でコンボをサポートしてもらえるのは凄まじく助かったので、バトルパスの報酬獲得などを目当てにオンライン対戦をする際はスマート操作を利用させてもらおうと固く誓った。すでにマニュアル操作が染み付いているプレイヤーにはあまり必要ないかもしれないが、脱初心者を目指しつつもコンボ練習に苦戦しているようなプレイヤーは一度触ってみるといいだろう。
ちなみに操作モードはプレイ開始時に選べるが、これまで通りにしておきたいプレイヤー向けに操作タイプ選択をスキップする機能があるそうだ。

ちゃけば「グラブル」との両立って実際Doなん?
「グラブル」を遊んでいるプレイヤーにとっては「『グラブル』で忙しいのに別の『グラブル』をやる時間なんてないが?!」というのも正直なところだろう。筆者は長いことプレイしているわりにランクが約300というゆるふわプレイヤーなので、本稿の執筆時点では風有利古戦場に向けて育成しているファイター・オリジンが銀片で足止めを食らい、前回のエクス・サジタリウス神滅戦はあまりプレイできなかったため六道神器が1本も完成しておらず泣きながら周回している。お前のディスペルガードを一生許さない。
そんな中でもVSモードやサバイバルモードの連戦時、リザルト画面が出ている合間にちょこちょことスマホを押すのはむしろ周回中の片手間にちょうどいい。一戦あたり1~2分とさっくり終わるので日課のバトルを回したり、しっかり貢献度を稼ぎたいマルチバトルに入ったりしているといい感じに両立できる。古戦場期間もSWARM中や200HELL以上をフルオートで回す時はそこそこ時間もかかるので「倒せるまで特定の動作の反復練習をしてみる」と時間の区切りに活用するのもいいかもしれない……と考えているところだ。


手動操作しないと厳しいバトルは流石にどうしようもないが、そんな時はルリアノートを開いて、戦っている最中はじっくり聞きにくい「GBVSR」向けにアレンジされたサウンドをBGM代わりに楽しんでいる。CDはもちろん「グラブルフェス」などでもお馴染みのキャラクターソングも格闘ゲームらしくかっこいいアレンジが加えられているので、これもぜひじっくり聞いてほしい。個人的なお気に入りはナルメアの「泡沫夢幻・胡蝶刃」がアップテンポなEDM風にアレンジされた「Butterfly Girl」だ。

また「GBVSR」は格闘ゲームとしての機能以外にも色々なコンテンツを内包していて、2Dアクションのような感覚で操作方法を学びながらオリジナルストーリーを楽しめる「ストーリー」や、ゲーム内に登場するキャラクターや背景、オブジェクトを組み合わせて自分だけのジオラマを作成できる「デジタルフィギュアモード」もある。素材は直接ストアで購入することもできるが、ゲーム内通貨でも手に入れられる。現在、30,000ルピが配布されているので、好きなキャラクターの気になったポーズなどを色々獲得できるチャンスだ。さらに、グラン、ナルメア、ジークフリートのキャラクターカラーも配布されている。
大人数で遊べるパーティーゲーム「ぐらばとっ!」といったコンテンツも。最終的には他人を蹴落としてナンバーワンを目指すことになるが、ほどほどにチームワークが要求されるステージもあり、何故かやたらとバリエーションが充実している。オンラインロビーにも何故かサッカーコートがあったり、シューティングなどのミニゲームがあったりするので、集中力が切れたら息抜きに覗いてみるといい。
「格闘ゲームの練習をしないで、ミニゲームばかり遊んでいてもいいの?」と思うかもしれないが、むしろ「GBVSR」は熱心な格闘ゲームのプレイヤーは当然ながら、これまで格闘ゲームに触れてこなかったプレイヤーに対しても「色々な形で『GBVSR』を楽しんでほしい!」と大歓迎しているタイトルだ。その証拠につい先日、対人戦や格闘ゲームが苦手なユーザーだけを招いたイベント「スーパーアルティメットカジュアルイベント」を開催したほど。聞くところによると集ったプレイヤー同士での対戦も格闘ゲームとしてのアドバイスもほとんどなく、クイズやトーク、キャラクターへの愛などにスポットを当てた内容だったという。

また、本作の開発を担当したアークシステムワークスの「GUILTY GEAR」シリーズなどをはじめ、格闘ゲーム大会「EVO」などに並ぶ有名タイトルは数十年におよぶ歴史がある。熟練者の多いコミュニティはそれだけ得られる知見も多いが、初心者は場の空気に気後れしてしまうかもしれない。
一方「GBVSR」は前作を含めても約5年と、格闘ゲームの歴史全体からすればまだまだ日が浅い。あくまで筆者の体感だが、それゆえ格闘ゲームを始めて間もないプレイヤーの割合が比較的多いように思う。初心者の質問へ親身に答えてくれるプロプレイヤーもいるし、「グラブル」内での印象的な戦いを「GBVSR」で再現したり、キャラクターへの強烈な愛を前提としたカジュアルな試合を開催したりしているコミュニティもあるので、興味があったら覗いてみてほしい。
このVer 2.40に前後して、一部キャラクターやコンテンツを楽しめる無料の「フリーエディション」で初期キャラクター28人が全解放されている(12月5日(金)10時59分まで)。PS5/PS4とPC(Steam)では驚異の70%オフになるセールも開催中なので、本作が気になっているプレイヤーはこの機会にぜひ触れておこう。
セール情報
■スタンダード
価格:6,600円(税込)→1,980円(税込)※70%OFF
期間:
Steam
~2025年12月15日(月)3:00
■デラックスエディション
価格:9,680円(税込)→2,904円(税込) ※70%OFF
期間:
Steam
~2025年12月15日(月)3:00
PS5/PS4
~2025年12月22日(月)23:59
フリーエディション全キャラ解放
対象:初期キャラクター28人
期間:11月28日(金)11:00~12月5日(金)10:59
趣味のゲーム系をはじめ、IT/ビジネス系などWeb媒体を中心に活動。AAAタイトルから乙女ゲーム、インディーズまで何でも遊ぶ雑食ゲーマー。あらゆる次元のアイドルと映画も愛してます。
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