カタマリダマシイここにあり! ってことで、飽きっぽい筆者にしては珍しく、最近発売された「ワンス・アポン・ア・塊魂」でちょくちょく遊んでいる。塊魂と言えば、20年以上前に発売された1作目にドハマりしたのがいい思い出だ。

 今作はNintendo Switch、PS5、Xbox Series X/S、Steam(パソコン)とマルチプラットフォーム対応だが、画質に関する評判や所有しているハードウェアを考慮してSteam版を購入した。

昔のシリーズの音楽も聞けたりする「キング・オブ・サウンドエディション」を購入するのはファンのたしなみ

 ってことで、だいたいは仕事部屋にあるパソコン+ゲームパッドでプレイしている。でも、デスクに向かうのではなく、もっとお気楽な体勢で遊びたいなあと思うこともあって、そういう意味ではNintendo Switch版にすれば良かったのかもしれない。

 代わりに我がメインスマホのGoogle Pixel 10 Proで、Steam Linkアプリを使ったリモートプレイをしてみたけれども、やっぱり画面が小さすぎてつらかった。

6.3型の画面は細かいところが見にくくて、厳しいっす

 なんか悔しいので、反対にデカい画面で遊ぶ方法はないかと思ったときに目に留まったのが、リビングの55型テレビにつないでいるGoogle TV Streamerだった。Google TV StreamerはOSがスマホと同じAndroidベースで、Steam Linkアプリもインストールできる。

 これを使ってパソコンで動かしている塊魂をリモートプレイすればいいのではないか。最新デバイスだからそれなりに動作が快適かもしれない(パソコンを直接テレビにつなげるという選択肢は、移動が面倒すぎるので考えないこととする)。

Google TV Streamer

 それに、独特のぶっ飛んだゲームワールドと、有名アーティストらが参画する素晴らしい音楽で定評のあるこのゲーム、リビングでプレーしていれば子供たちにもその良さを伝えられるのではないだろうか。ポケモンとかMinecraftとかばっかやってないで、塊魂でキミたちの感性をアップデートしてみようぜ、と。

リビングにある55型テレビとGoogle TV Streamerで塊魂をプレイしてみよう

 そんなわけで準備。Google TV StreamerでSteam Linkアプリをインストールし、今やほとんど使っていないPlayStation 4のコントローラーをBluetoothでつなぐ。あとはパソコン側でSteamを起動し、Google TV StreamerのSteam Linkアプリから接続すればOKだ。

 最初は「お気楽に遊びたい」とか言っていたクセに、かなり手間のかかるプレイ環境になってしまったが気にしない。

Steam LinkアプリをインストールPS4コントローラーを接続パソコンでSteamを起動後、Steam Linkアプリから接続

 ちなみにGoogle TV StreamerはWi-Fiに対応しているのに加えて、有線LANポートも備えている。Steam Linkを使ったストリーミングプレイをよりスムーズにしたいなら、有線接続しておくといい場合もありそうだ。

有線LANで接続するとより安定してストリーミングプレイできる気がする

 結果、Google TV Streamer経由での塊魂の動作はとっても快調。タイミングがシビアなゲームではないこともあり、コントローラーなどの反応速度の遅延も特に気にならない。55型の大画面は迫力があり、遠くの小さなオブジェクトもよく見えるし、「メイツ」や「王冠」などの重要アイテムにも気付きやすくなったような?

 こんなにも小さなGoogle TV Streamerなのに、まともに3Dゲームを遊べているのはすごいなあとも思う(その裏側では仕事場のデカいゲーミングPCが動いているわけだが)。

パソコンにつながっているのがウルトラワイドモニターのため、フルスクリーン表示するには「ウィンドウ」で「2560×1440ドット」にしないとならないが、解像感は十分リビングのテレビとGoogle TV Streamerで塊魂

 で、肝心の家族の反応はどうだったかというと、なんだか微妙だった。子供にとっては2つのアナログスティックを駆使して自キャラを動かすのが難しいらしく、簡易的な「カンタン操作」でなんとかプレイしていたが、特にハマることはなかったようだ。

 妻は興味ゼロでほとんどゲームを見ていなかった。なんでやねん。それでも時々はリビングでリモートプレイして、じわじわと刷り込んでいこうと思う。

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