UnityとEpic Gamesは、Unityで開発されたゲームを「フォートナイト」に展開するための協業を発表した。
これにより、プレイヤーと開発者双方にさらなる機会と価値が提供される。開発者は、世界で5億以上の登録アカウントを誇る最大級のゲームエコシステムである「フォートナイト」にUnityで開発したゲームを公開し、フォートナイト クリエイターコミュニティに参加できるようになる。

また、本日11月19日に開催されたUnityの年次開発者会議「Unite」において、Unityは自社のクロスプラットフォーム・コマースプラットフォームがUnreal Engineをサポートすることも発表した。これにより、Unrealの開発者は、PC、モバイル、ウェブを横断するデジタルカタログや決済プロバイダーから、ウェブショップの管理まで、より多くの選択肢を持つことができる。価格設定、プロモーション、ライブ運営の管理もUnreal Engine上で可能となり、2026年初頭に提供開始予定とのとと。
Unity社長兼CEOのマット・ブロンバーグ氏は、「世界中のゲーム開発者により多くの機会を創出するためにEpic Gamesとパートナーシップを組めることを嬉しく思います。選択肢とオープンなシステムは、ゲームエコシステム全体の成長を促します」とコメント。
Epic Games創業者兼CEO ティム・スウィーニー氏は、「ウェブの黎明期と同様に、企業はオープンなメタバースを相互運用性と公平性を備えた形で構築するために協力し合う必要があると考えています。Unityと共に、開発者が楽しいゲームを作り、より大きなオーディエンスに届け、成功を収められるよう支援します」と述べた。
本パートナーシップや製品の提供時期に関する追加情報は、2026年に発表予定だ。
Unityはそのほかにも、信頼できる一つの環境から、あらゆる主要プラットフォーム向けにゲームを開発・展開・成長させることを可能にする新機能群を発表。
マット氏は、「私たちは、開発者の創造性と、そのゲームを世界的ヒットに変えるプレイヤーをつなぐ架け橋でありたいと考えています。Unityは、開発者が自らの成功をコントロールできるようにし、Unityの中でシームレスにすべてを実現できるための本当の選択肢と力を提供します」とコメントした。
以下、発表情報をもとに掲載しています
開発の高速化
・Unity Core Standardsによるセキュリティ強化:確立された技術とガイドラインのセットにより、開発者に検証済みかつ署名されたパッケージを提供します。Unityプラットフォームを支えるサードパーティー製ツールに対する信頼性と安全性が向上し、開発者は安心して制作を進めることができます。
・新たなUnity 6 Production Verificationプロセスにより、パフォーマンス、安定性、拡張性が向上し、全チームにおいて新たな品質基準が確立されました。この取り組みの一環として、KONAMIと協力し「サバイバルキッズ」を開発し、Nintendo Switch 2 およびおすそわけ通信への発売初日からの対応を含む、多くの革新技術を厳しい条件下で検証する重要な機会となりました。
・Industryチームは、ブラウザ上で動作する新しいオーサリングツール「Unity Studio」を発表しました(現在オープンベータ版)。これは、産業分野のユーザーが抱える一般的な課題、データ変換からイテレーション、コラボレーションまで解決するものであり、将来的な共同制作の方向性を示すものです。詳細は来年発表予定です。
・2026年に提供予定のUnity AI Gatewayは、AIをワークフローに取り入れたい開発者向けの機能です。これは、サードパーティ製AIエージェントを安全にUnityへ接続するための公式サポートとなります。Gatewayは、認証済みのサードパーティ製エージェントがエディタと連携できるようにし、開発者のシーン、ヒエラルキー、アセット、プラットフォームターゲットなどに関する深いコンテキストを活用した高精度なUnityのアシストを可能にします。
あらゆるプラットフォームへの展開
・Platform Toolkit:SDKの統合、認証プロセスの自動化、複数デバイス間でのローンチまでの時間短縮を可能にする単一ワークフローにより、マルチプラットフォーム展開を簡素化します。
・Developer Data Framework:開発者がゲームを改善するための、より深い、実行可能なインサイトを提供するとともに、データの収集や共有方法についての開発者自身のコントロールを強化します。
より柔軟な成長
・世界的にアプリストアが開放され、モバイルアプリ内課金(IAP)支出が増加する中、UnityはネイティブIAPの新機能拡張(現在限定早期アクセス中)を導入します。これにより、開発者はモバイル、Web、PCの各プラットフォームにおけるデジタルカタログ、決済プロバイダー、Webショップの全ての管理を一元化できます。
・Unity Vector:UnityのAIプラットフォームは、開発者が次の熱心なプレイヤーを見つけることを支援し、彼らのエンゲージメントを維持する質の高い広告体験を提供できるようにします。
また本日Uniteにて、Unityの次期長期サポート(LTS)リリース Unity 6.3を発表しています。Unity 6の基盤を拡張し、大規模な2Dおよび3Dレンダリングのアップグレード、最適化された2D物理処理、新しいすぐに使えるテンプレートによるマルチプレイヤープロトタイピングの高速化を実現します。Unity 6.3は2025年12月に提供開始予定です。
Unite 2025には、1,500人以上の開発者が参加し、技術セッション、ネットワーキング、ハンズオンが行われています。基調講演はライブ配信され、録画は今後数週間以内に世界中のUnityコミュニティ向けに公開される予定です。
基調講演
https://on.unity.com/Unite2025Live
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