「アークナイツ」を手がけたHypergryphによる3Dリアルタイム戦略RPG「アークナイツ:エンドフィールド」。発表から約3年半が経過した本作は、11月28日から「ベータテストII」が開催予定で、いよいよサービス開始まで秒読みとなっている。

 「ベータテストII」では、2025年2月に開催された「ベータテスト」から様々な要素を追加・改善。新マップ・新キャラクターの追加だけでなく、本作の核となる「集成工業システム」や戦闘システムのブラッシュアップなど、これまでのフィードバックをもとに大きな変化がもたらされている。

 今回はHypergryphの招待を受け、中国・上海で開催された「アークナイツ:エンドフィールド」のメディア発表会に参加。ベータテストIIを一足早く体験できたため、本稿ではプレイレポートをお届けする。なお、GAME Watchでは過去のベータテストや東京ゲームショウでの試遊レポートも掲載しているので、こちらも合わせてご覧いただきたい。

【『アークナイツ:エンドフィールド』ゲームシステム紹介映像「前進と開拓」】

「アークナイツ」とはあくまで別のゲーム。「アークナイツ:エンドフィールド」をおさらい

 まずは「アークナイツ:エンドフィールド」について軽くおさらいしておこう。本作は、Android/iOS用シミュレーションゲーム「アークナイツ」を手がけたHypergryphによる新作ゲーム。タイトルからお察しの通り「アークナイツ」と世界観やキャラクターを一部共有しているが、続編ではなく、あくまでも別のゲームとして展開される。

 「アークナイツ」はビジュアルノベル形式で展開されるストーリーと硬派なタワーディフェンスが特徴であるのに対して、「アークナイツ:エンドフィールド」はフル3DCGによるストーリー、爽快感と奥深さを両立したリアルタイムアクションバトル、そして工業&自動化要素「集成工業システム」、この3つの核を融合させたシングルプレイの“3Dリアルタイム戦略RPG”となっている。

「アークナイツ」はビジュアルノベル形式のストーリーと……硬派なタワーディフェンスが特徴のシミュレーションゲーム

【アークナイツ:エンドフィールド】

「アークナイツ:エンドフィールド」はフル3DCGによるストーリー爽快感と奥深さを両立したリアルタイムアクションバトル工業&自動化要素「集成工業システム」の3つを核とする。「アークナイツ」とは全く異なる3Dリアルタイム戦略RPGだ

 既に「テクニカルテスト」や「ベータテスト」、東京ゲームショウでの試遊で「アークナイツ:エンドフィールド」をプレイされた方も多いと思うが、今回の「ベータテストII」は正式リリースを見据え、様々な要素を追加・変更している。ここからは「ベータテストII」で大きく変わった要素、追加された要素を中心に紹介していこう。

 なお「アークナイツ:エンドフィールド」は、同社のゲームで初めてマルチプラットフォームに対応し、PS5/Android/iOS/PCにて同時リリース予定。今回の試遊ではPC版をプレイした。

【『アークナイツ:エンドフィールド』ベータテストII PV】

よりテンポ良く、緊迫感のある流れに。大幅に改良された「プロローグ」

 まずはチュートリアルを兼ねている最序盤の「プロローグ」を全体的に改良。テンポが良くなり、没入感のある流れとなったほか、よりわかりやすいマップ構成となり迷いにくくなった。実際にプレイしてみると、シームレスなチュートリアルと緊迫感のある映像・演出が両立されており、この先の物語をどんどん体験したくなるプロローグに仕上がっている。

どこか懐かしく、新鮮な新マップ「武陵城」。魅力的な新オペレーターも登場

 本作のプレーヤーは、独立系企業「エンドフィールド工業」の管理人となり、敵対する「アンゲロス」や「ランドブレーカー」との戦いに身を投じながら、豊富な資源で満たされた衛星「タロII」を開拓していく。「ベータテストII」ではストーリーの流れに変わりはないが、前回の「ベータテスト」から物語のテンポ、キャラクター設定で改善が行なわれた。

 今回の「ベータテストII」で目玉の一つとなるのが新マップ「武陵城」だ。中国の伝統ある風景と近未来的な要素を融合させ、どこか懐かしく、どこか新鮮な雰囲気が漂う武陵城だが、侵食湖の大潮の影響で深刻な被害を受けてしまった。それをエンドフィールド工業の「集成工業システム」で解決していく……というストーリーが描かれる。

 加えて「ベータテストII」では、新たに★4〜★6まで全9体のオペレーターを追加。「ラストライト」、「ポグラニチニク」、「アルデリア」など、どれも魅力的なキャラクターなので、ぜひ自分の推しを見つけてみてほしい。

大幅に手が加えられた戦闘システム。回避操作の改善、モーションの再制作も

 戦闘システムでは、異常状態「物理異常」と「アーツ異常」の基本システムの再設計、オペレーターの攻撃およびスキルモーションの再制作、スキルエフェクトの強化、回避操作の改善、チームメンバーAIの改善など、ここでは列挙しきれないほど多くの要素が改善された。これらは「ベータテスト」などで得られたプレーヤーのフィードバックが基となっている。

 今回はボス戦「トリアンゲロス」と「白亜・アンゲロミラ」に挑戦したのだが、通常攻撃や重攻撃、スキルとなる「戦技」、味方との「連携技」、強力な一撃を繰り出す「必殺技」、そして「回避」のそれぞれにオペレーターたちのクールなモーションが融合し、プレイ面では奥深く、ビジュアル面では見ていて楽しいバトルとなっていた。また、挑戦した2体のボスは歯応えがあり、油断するとやられてしまうので、タイミングを見て連携技や必殺技を発動し、適切に対処していこう。

初心者でも生産ラインを構築しやすく。改良された「集成工業システム」

 本作最大の特徴とも言える「集成工業システム」もブラッシュアップが行なわれた。そもそも「集成工業システム」は、いわゆる工業自動化ゲームをモチーフにした要素で、ゲーム内で必要なアイテムの採掘・生産・管理を自動で行なう施設を建設可能。基本プレイ無料の長期運営型ゲームでは珍しい要素である一方で、工業自動化ゲームは少しコアなジャンルであり、初心者が躓いてしまう可能性もある。

 そこで新たに「図面」システムを用意することで、誰でも直感的に生産ラインを構築できるようになった。さらに、他のプレーヤーと「図面」を共有することも可能で、工業自動化ゲームに慣れていない方でも、高度な生産ラインを自身のワールドで構築できる。このほかにも「液体」を中心とする新たな工業システムが追加され、アイデア次第で様々な生産ラインを作ったり、効率化を目指すことが可能だ。

新たに「図面」を導入し、初心者でも簡単にラインを構築したり、他のプレーヤーが作った図面を使って、自身のワールドに高度なラインを構築できる最初は小さな生産ラインから始まるが……ゲームを進めていくと様々な設備がアンロックされ、大規模な生産ラインを構築できるベータの想定プレイ時間は50〜60時間! 沼にハマりそうな「アークナイツ:エンドフィールド」

 ここまで「アークナイツ:エンドフィールド」ベータテストIIの先行プレイレポートをお届けしてきた。ベータテストIIは、これまでのフィードバックを丁寧に汲み取り、全ての面でブラッシュアップが行なわれ、完成度をより高めている。プレイしていて「このまま正式配信しても十二分に楽しめる」と思うほど、試遊時間はあっという間に過ぎていった。

 かなりの量のストーリーとコンテンツ、そしてやり込み要素を用意しているが、プロデューサーの海猫絡合物氏によると、ベータテストIIの想定プレイ時間はなんと50〜60時間。ストーリーを楽しんで、推しのオペレーターを育成して、拠点の「集成工業システム」の効率化に励む……。期間中は「エンドフィールド」の沼にハマってしまいそうだ。

 ベータテストIIの募集期間は11月17日9時までと、期限が目前に迫っている。「アークナイツ」をプレイしている方もそうでない方も、ぜひ「アークナイツ:エンドフィールド」をプレイしてみてほしい。

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