
中国メーカーのキャラクターコラボスマートフォンは、パッケージも凝りに凝った本格的なモデルがいくつも登場している。今回紹介するのは中世ファンタジードラマ、「Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)」(以下GOTと略)とrealmeとのコラボ製品だ。
GOTはHBOが配信する長編ドラマで世界的にもヒットしているが、実は日本では一部の人にしか知られていない。しかし、一度視聴すると全部一気見したくなるほど奥の深い作品であり、今回のコラボモデルもその世界観を忠実に再現している。
realmeのミドルハイレンジモデルをカスタム仕上げ
「realme 15 Pro 5G Game of Thrones」は、ベースとなる「realme 15 Pro 5G」のカラーリングや背面仕上げ、さらに内部のテーマなどをカスタマイズした限定モデルである。realme 15 Pro 5GはチップセットにSnapdragon 7 Gen 4を採用したミドルハイモデルだ。ゲーム用途も意識した設計になっており、6.8型(2800×1280ドット)のディスプレーは最大輝度が6500ニトと明るく、リフレッシュレートも最大144Hzに対応する。

ゲーム用途にも対応する144Hzディスプレー
本体サイズは76.15×162.26×7.84mm、重量は187gとなる。バッテリー容量は7000mAhでシリコンカーボン系を採用、急速充電は80Wに対応する。なお内部には7000mm2の冷却板「エアフローべーパーチャンバー」を内蔵しており、チップセットやバッテリーからの発熱を速やかに放熱できる。

バッテリーは7000mAh
背面はフェイクレザー仕上げ。カメラバンプ部分を本モデル独自のデザインとすることで、GOTモデルであることを強烈にアピールしている。カメラは5000万画素(広角、24mm)のSony IMX896センサーを採用。もう1つの超広角カメラは、センサーメーカー非公開の5000万画素を搭載する。なお、フロントカメラも5000万画素と、3つのカメラすべてを高画素タイプとしている。

カメラは5000万画素デュアル仕上げ
広角カメラの周りにはLEDライトが埋め込まれており、通知などによって点滅する。ライトのカラーや点滅パターンは自由にカスタマイズ可能だ。

カメラ周りにリングライトを内蔵している
さらに本体の背面は熱感応素材を採用している。背面温度が44度を超えると黒色から深紅(ターガリエン・レッド)に変化するというギミックが隠されている。この色のモチーフはGOTに登場する王家、ターガリエン家(House Targaryen)の標語である 「炎と血(Fire and Blood)」をイメージしているという。

背面は44度を超えた部分が赤くなる
さて本体の起動時にはGame of Thronesのロゴが現われる。起動後の壁紙はGOTに登場する「鉄の玉座(Iron Throne)」のイメージだ。さらに下に見える丸いシンボルはターガリエン家の「三つ首の竜」の紋章で、これが画面内指紋認証センサーの位置を表している。

ドラマのモチーフを表した壁紙
さらにアイコンの形もGOTをイメージしたものになっている。このあたりの作り込みは中国メーカーならではだ。

アイコンもGOTイメージ
ファンも唸る豪華なコレクションパッケージ
realme 15 Pro 5G Game of Thronesの本体外観を見てきたが、次にパッケージを紹介しよう。宝箱型のパッケージは木目調の重厚な外観で、GOTのロゴなどが効果的に配置されている。購入したその時から、ドラマの世界の中に入り込めるようなデザインだ。

宝箱型の専用パッケージ
この宝箱を開くと、飛び出す絵本のようにGOTの世界が広がる。中央の「鉄の玉座(Iron Throne)」部分はスマートフォンスタンドとして使うこともできる。

飛びだす絵本のように広がる
SIM取り出しピンも専用デザインだ。GOTに登場する「王の手(Hand of the King)」のブローチ(紋章)がモチーフになっている。

専用のSIMピン
付属のケースはカメラバンプ部分を本体デザインに合わせ、独自の形状で大きくくり抜いている。また、背面下部には透明樹脂素材の窓が設けられており、本体に刻印された紋章がケースを装着したままでも美しく見える仕様になっている。ケースを装着してもGOTの世界観を失うことはない。

付属のケース

ケースを付けた状態
