2025年10月25日22時28分

























ソフトバンク対阪神 8回裏ソフトバンク1死、近藤は左中間に二塁打を放つ(撮影・藤尾明華)


ソフトバンク対阪神 8回裏ソフトバンク1死、近藤は左中間に二塁打を放つ(撮影・藤尾明華)


<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>


<日本シリーズ:ソフトバンク1-2阪神>◇第1戦◇25日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクは痛い逆転負けを喫した。ホーム開催となった阪神との日本シリーズ開幕戦。1点リードの6回に先発有原が2点を失って試合をひっくり返された。先頭近本の中前打と盗塁で無死二塁。2番中野の三塁前バントが内野安打となった。三塁線への絶妙バント。ラインを割るか、見送った三塁手の野村だったが、打球は切れなかった。 前日(24日)の練習で、阪神は何度も三塁ライン際の打球の動きをチェックしていた。それを理解していたのかどうかは分からない。そこまで精巧に打球を転がしたわけではなかろうが、何ともこの一打は大きかった。森下の遊ゴロで同点とすると、さらに4番佐藤輝の右二塁打で勝ち越し。阪神が緊迫戦を制した。

ホークスは初回に戦列復帰した4番近藤の中前適時打で先手を取った。だが、終わってみれば阪神先発村上を含め、及川、石井のリレーの前に「スミ1」に抑え込まれてしまった。「しょうがない。1回の1点だけじゃね。近藤はよかったんだけどね。お互い(リーグの)優勝チームらしい、しっかりしたゲームだった」。1点を争う展開に王会長はそう言って球場を後にしたが「また明日、明日」と悔しさもにじませた。

不安をあおるつもりはないが、ホークスにとって初戦敗戦もさることながら、中村の故障離脱は何とも今後の戦いに影を落としそうだ。この日の試合前に右股関節の違和感のため中村が欠場。2戦以降の出場も不透明で敵地・甲子園での3戦以降の戦いも考えると「左の代打」が手薄になった。今季、故障禍のチームにあって4番を務めるなどチームの窮地を救ってきたベテラン打者の不在。さらに精神的支柱でもあった男の戦列離脱は痛すぎる。

チームにとって大きな「ピース」を欠いてしまったが、頂上決戦はまだ始まったばかり。下を向いてはいられない。




ソフトバンク対阪神 8回、ベンチで渋い表情を見せるソフトバンク小久保監督(撮影・藤尾明華)


ソフトバンク対阪神 8回、ベンチで渋い表情を見せるソフトバンク小久保監督(撮影・藤尾明華)






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