定番ベンチマークでCPU性能・3D描画性能・ストレージ速度をチェック
FRZAB850B/CのCPUはゲーミングPCにおいて絶大な人気を誇るRyzen 7 9800X3Dだ。ビデオカードのGPUはRadeon RX 9070 XTで、比較的安価ながらもGeForce RTX 5070 Tiと同等の性能を備える。ビデオメモリーは16GBと大きいため、WQHDでもレイトレーシングを有効にした設定で快適に遊べるはず。
では、具体的にはどれぐらいの性能なのか? まずは定番ベンチマークでテストしてみた。

モニタリングツール「CPU-Z」で、CPUはRyzen 7 9800X3Dと確認

GPUはRadeon RX 9070 XT
まずはRyzen 7 9800X3Dの性能をチェックすべく、「CINEBENCH 2024」で検証。こちらはCGレンダリング速度からCPU性能を計測する定番ベンチマークソフトだ。試したテストはCPUの全コアを使用する「Multi Core」と、1コアしか使わない「Single Core」。「pts」という独自スコアーが算出される。

CINEBENCH 2024の結果
Multi Coreテストは「1285pts」、Single Coreは「133pts」となった。ASCII.jpで以前検証したスコアーと近しい結果だ。Ryzen 7 9800X3Dはゲームプレイに特化したCPUで、3D V-Cacheによるパフォーマンスアップが最大の利点となる。ただし、ゲームと配信を同時に行ったり動画を編集したりする場合は、8コア以上のCPUに軍配が上がる。ゲーム用途に絞るのであれば、Ryzen 7 9800X3Dの本機が最適かもしれない。
次は、3D描画性能ベンチマークテスト「3DMark」。こちらはCPUの処理性能に加え、GPUの描画性能が大きく影響する。実際のゲームというわけではないが、ざっくりとした指標にはなる。というわけで、ひと通りのテストを回してみた。

3DMarkの結果
各テストの結果を見ると、Radeon RX 9070 XTがフルHD・WQHDで強いGPUであることがよくわかる。DirectX 11ベースの「Fire Strike」(フルHD)は5万超え、「Fire Strike Extreme」(WQHD)は3.1万超え、DirectX 12ベースの「Time Spy」(フルHD)は2.4万以上のスコアーを叩き出している。4Kテストの「Fire Strike Ultra」と「Time Spy Extreme」も悪くはない結果だが、ここはゲームによるといったところ。
「Steel Nomad」や「Speed Way」といった比較的新しめの高負荷テストは1万に到達していないので、ほかのテスト結果よりも低めに見えるかもしれない。しかし、こちらもRadeon RX 9070 XT搭載PCの平均的なスコアーではある。とりあえず、「設定次第では、重量級のゲームタイトルも快適に遊べる」という認識で問題ない。
いくらCPUやGPUが高性能でもストレージが遅いとPC体験はいちじるしく損なう。そこで、ストレージの性能も見てみよう。FRZAB850B/CはPCIe 4.0×4接続の2TB M.2 SSDを採用している。最近のゲームは100GB以上の容量を要求してくるので、2TBはありがたい容量だ。

モニタリングツール「CrystalDiskInfo 9.7.2」で、PCIe 4.0×4接続の2TB M.2 SSDということを確認
SSDの容量は合格点だが、読み書きの速度はどれぐらいだろうか。というわけで、ストレージの速度を測る定番ベンチマークソフト「CrystalDiskMark 9.0.1」で検証した。

CrystalDiskMark 9.0.1の結果
シーケンシャルリードは約7033MB/s、シーケンシャルライトは約6354MB/sとかなり高速だった。これならゲームの起動からプレイ中の画面遷移でもたつくことなく、快適に遊べるだろう。実際、後述のゲーム検証で遅さを感じることは一切なかった。
