アークライトは、アナログゲームイベント「ゲームマーケット2025秋」を11月22日と23日に開催する。会場は幕張メッセの展示ホール3から6。入場料は1,500円。

 アナログゲームは、ボードゲームをはじめとしたカードゲーム・テーブルゲーム・TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)・TCG(トレーディングカードゲーム)・マーダーミステリーゲームなどを含む“電源を使⽤しない”ゲームの総称で、ゲーム自体の楽しさはもちろん、デジタル化が進む近年において、顔を合わせて楽しむ「コミュニケーションツール」としての側面が注目を集めている。

 ゲームマーケットは、2000年の初開催から20年以上の開催の歴史を持つ、老若男女誰でも1日中アナログゲームを楽しめる国内最大級のイベントで、2025年春の前回開催では2万7000人の来場者で賑わい、出展者が製作した最新のゲームが一堂に会し、大々的な制作発表や先行販売・イベント限定品などで大盛況となっている。

 今回「ゲームマーケット2025秋」では、過去最多となる1,368ブースが出展し、今話題の謎解きやTRPGの大型新企画、イラストレーター向けの新ジャンルも登場。ますます多様化するアナログゲームの「今」を体感できるイベントとなるほか、今回は開催地である千葉市の後援を新たに受けての開催となっている。

新企画も目白押し!注目のエリア今年のゲムマは、ナゾトキがアツい。「謎祭り」

 近年、高い注目を集める「謎解き」に焦点を当て、複数の謎解き団体とゲームマーケット事務局が共催でおくる、2日間の祭典「謎祭り」を開催する。

 謎解きカフェによる謎付きドリンクやフードの提供、ボリュームアップした周遊型謎解きゲームなどを展開し、特に日曜日には体験型ゲーム「バベル」や公演型の「謎解きフェスタ」、ステージイベント「ヒラメキ1グランプリ」が開催され、一日中謎解きを楽しめる。

今年のゲムマは、TRPGもアツい。「TRPGギルド」

 TRPGとは、テーブルトークロールプレイングゲームの略で、会話を通じて物語を進めるアナログゲームである。

 今回の特設「TRPGギルド」は、KADOKAWAのクトゥルフ神話TRPGコーナーやTRPG専門レーベル「ドラゴンブック」などが新たに参加し、エリアを大規模に拡張!現在のTRPGシーンを牽引する各タイトルの魅力を体験できる試遊、展示、物販が盛りだくさんであるほか、TRPGを俯瞰した企画展示もあり、お気に入りのTRPGと出会えるエリアとなっている。

当日が待ちきれない!「ゲムマプレイベント」

 「ゲームマーケットをもっと楽しみたい」「2日間だけでは遊び足りない」といった要望に応え、1週間以上に渡って関連イベントを集めた「ゲムマプレイベント」が実施される。

世界に広がるボードゲームの輪

 近年ゲームマーケットでは、日本国内で発表された作品を海外で出版することを目的とした、海外出版社の参加が増えている。これに伴い、海外出版社と出展者が交流や商談を安心して行なうことができるよう、前回新設した「海外ビジネス参加制度」を今回も継続実施する。参加企業は、ゲムマプレウィークの「前日商談会」にも参加し、より活発な商談を予定しており、国際的なビジネスの架け橋となるゲームマーケットのグローバルな展開に、是非注目して欲しい。

 また今回、スペシャルステージには、ボードゲームの最も権威ある賞である2025年ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)を受賞した、OKAZU brandの林尚志氏が登壇。日本のクリエイターによるこの快挙を、会場の皆様と一緒にお祝いするほか、さらに、OKAZU brandのゲームマーケットでの軌跡を振り返るとともに、世界に認められた作品の背景や、ここでしか聞けない貴重な情報を深掘りする。

ポップカルチャーの祭典「東京コミコン」との連携

 ゲームマーケットは、その活動領域をアナログゲームに留めず、幅広いポップカルチャーとの連携も積極的に図っている。その一環として、2025年12月5日から12月7日(日)に幕張メッセで開催される「東京コミコン2025」との共同企画が実現。

 2016年に第1回が開催された「東京コミコン」は、ファミリー層から年配の方まで、全世代を通じて楽しめる、ありとあらゆるポップカルチャーの祭典で、ジョニー・デップ氏、ノーマン・リーダス氏といった名だたる海外俳優たちをはじめ、国内外の映画、アニメ、ゲーム、コミック、果てはプロレスやカラオケまで多種多様なエンタメが一堂に会する光景は、まさに圧巻である。

 その会場内に新設される体験型エリア「プレイヤーズジャングル」内に、ゲームマーケット紹介ブースが設置され、この強力なタッグにより、アナログゲームとポップカルチャーの新たな出会いを提供する。

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