ネットマーブルは、新作MMOPRG『RFオンラインネクスト (RF ONLINE NEXT)』をグローバルリリースし、日本においてもサービスを開始した。対応プラットフォームはPC(Netmarbleランチャー)およびモバイル(iOS/Android)。
『RFオンラインネクスト』は、2007年~2018年にかけてサービス展開されていた『RF Online』の世界観を引き継いだMMORPGだ。累計2,000万人以上のプレイヤーに支持された『RF Online』は種族間での戦争に特化した作品だったが、本作ではゲーム性が大きく変化している。
どのようなゲームで、どんなコンテンツが用意されているのか。実際にレベル50まで遊んだ筆者の体験をもとに、その内容をお届けする。
基本的な流れ、バイオスーツはアービターがおすすめ
はじめに本作の基本的なゲームの流れを説明しよう。プレイヤーは自身の分身となるキャラクターを作成し、モンスターを倒したり、クエストをクリアすることでキャラクターをレベルアップさせていく。レベルが上がるごとに、キャラクターを強化する新たな要素や、あつかえるメカなどが解放されていく。こうして強くしたキャラクターで、他プレイヤーと協力する、あるいは競い合うコンテンツに挑戦するのが、本作の基本的な流れだ。
ゲーム開始後、まずはキャラメイクを行う。ここではキャラクターの外見の設定と、最初に装備するバイオスーツを選択する。バイオスーツとはいわゆる“クラス”のようなもので、遠距離攻撃にたけた「パニッシャー」、支援能力の高い「テクニシャン」など、様々な特徴をもつバイオスーツが用意されている。これらのバイオスーツは、ゲーム中に追加コストなしで自由に切り替えることができるのが、本作のウリのひとつだ。
そして今回、グローバルリリースに合わせて新バイオスーツ「アービター」が追加された。「アービター」は大太刀のような武器を使う近接アタッカーだ。自分の周囲に対して攻撃するスキルが多いのが特徴で、近距離だけでなく中距離での戦いにも秀でている。筆者は今回、この「アービター」をメインに使用してプレイした。豪快な斬撃攻撃だけでなく、居合切りのような軽妙なモーションもあり、日本人受けする非常にスタイリッシュなカッコよさがあるバイオスーツだと感じた。こと序中盤においては、バイオスーツによる進みやすさの差はないに等しいので、今から遊び始めるプレイヤーの方で、剣士っぽいキャラクターが好きならば、この「アービター」がオススメだ。
大ボリュームのメインクエスト
まずはメインクエストについて紹介しよう。メインクエストとそれに連なるサブクエスト群はクリア時に報酬としてもらえる経験値が高いため、序盤から中盤にかけてのレベリングで大変お世話になる。またメインクエストを進めることで本作の目玉である大型メカ「MAU」と自律型戦闘兵器「ランチャー」が入手できるので、とりあえずそこまでは進めたいところだ。
メインクエストは全編日本語フルボイスとなっている。自動進行機能があるので、片手間に進められるのは楽でいい点だ。ボリュームも十分にあり、要所で挿入されるムービーも迫力があるので、映像作品としても楽しめた。
大迫力の協力型レイドコンテンツ「ワールドボス」
ある程度メインストーリーを進め、レベル25に到達すると、協力型のレイドバトルコンテンツ「ワールドボス」に参加できるようになる。「ワールドボス」は巨大なボスモンスター相手に複数プレイヤーで協力して挑むバトルだ。与えたダメージなどによって貢献度が上昇し、それによって報酬のグレードも豪華になっていく。
継続してダメージを与え続けることが重要なコンテンツなので、筆者が参加した際は多くのプレイヤーが「MAU」に乗り、「ランチャー」を召喚して戦っていた。巨大なボス相手に数十台の「MAU」と「ランチャー」が立ち向かう姿は壮観で、見た目にも楽しいコンテンツだ。
現時点でワールドボスはレベル25から挑める「ヴリトラ」、レベル50から挑める「グレヴァー」、レベル65から挑める「ストーンワーム」の3体が用意されている。また、これ以外に一定周期でフィールドに出現する「フィールドボス」というコンテンツも用意されている。こちらはワールドボスと異なり討伐は早い者勝ちとなっていて、討伐までに与えたダメージの大きいギルドに追加報酬が与えられる仕組みだ。出現スケジュールは固定なので、戦力が整ったらギルドメンバーを誘って狙ってみるのもよいだろう。
フィールドの移動には飛行が便利。フィールドボス出現中は各地でボスを狙うプレイヤーとでくわす。
充実のサポートでラクラク放置狩り
ゲームを進め、レベル45に到達したあたりから、キャラクターの成長が著しく鈍化する。このあたりからがゲームの中盤といったところで、ここからは時間をかけてコツコツとキャラクターを育成する段階に入る。
結論を言えば、本作は“放置狩りゲー”の側面が強い。なぜならば、課金ガチャでバイオスーツを入手することを除く成長要素のほとんどが、敵モンスターのドロップするアイテムに関連しているからだ。たとえば「収集品」というコレクション要素では、ドロップしたアイテムや装備を納品することで、微量の能力上昇ボーナスが得られる。そしてこの収集品のリストが膨大に存在するのだ。
必然的に、アイテムを求めて敵モンスターをひたすら狩ることとなるが、これをサポートする機能は豊富に用意されている。たとえば「オフラインモード」は、ゲームを終了した後もAIが自動的に狩りをしてくれるモードだ。デフォルトでは1日あたり10時間利用可能で、就寝前などに狩場に赴いて「オフラインモード」をONにしておけば、あとはゲームを終了しても自動でアイテムを集めてくれる。
このほかにも「探査計画」というモードでは、どのフィールドで何時間狩りを行うかを設定することで、自動で狩りを行ってくれる。狙いたい狩場やアイテムが複数ある場合などは、こちらを有効活用することになるだろう。成長計画を立てて効率の良い狩りプランを組むのは、個人的にはなかなか楽しめた要素だった。とはいえ時間はかかるので、気長にプレイするのがよいだろう。
こうして集めたアイテムは自分で使用するほかに、「マーケット」機能で販売することも可能だ。こちらの機能についてはサービスインから間もないこともあり、まだ市場の動きが鈍い印象だったが、今後プレイヤー全体のレベルが底上げされ、アイテムの流通量が増えてくれば、独自のゲーム内経済が形成されていくかもしれない。
今回紹介した以外にも、レベル58から解放される、サーバーの垣根を超えたPvPコンテンツ「外惑星」や、シーズン制の大規模戦争コンテンツ「エデン争奪戦」など、エンドゲームコンテンツが続々と追加されている。
また10月20日からは、待望のギルド対抗コンテンツ「クォーリー戦争」がスタートする。このコンテンツにはギルド未参加のプレイヤーも傭兵として参戦できるので、興味を持った人はぜひ、惑星の覇権をめぐる戦いに参戦してみてほしい。
『RFオンラインネクスト (RF ONLINE NEXT)』はPC(Netmarbleランチャー)およびモバイル(iOS/Android)向けに、基本プレイ無料で配信中だ。