Legion 5i Gen 10(15.1型Inlte)をメーカーからお借りできたのレビューします。

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Legion 5i Gen 10のスペックLegion 5i Gen 10モニター15.1型(2560×1600ドット)16:10 165HzDCI-P3 100%CPUCore i714700HXGPURTX5060(115W)メモリ24GBSSD1TB(NVMe)サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約344.9mm×奥行き約255.35mm×高さ約21.54mm無線通信規格WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4バッテリー84Whr充電タイプ245W ACアダプター重量約1.9kg保証1年間のLegion Ultimate Support

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特徴

Lenovo Legion 5i Gen 10は、15.1型の有機ELディスプレイを搭載した最新のゲーミングノートPCです。CPUにはCore i7-14700HX、GPUにはRTX 5060を採用し、最新ゲームも快適にプレイできる性能を備えています。

重量は本体約1.9kgとゲーミングノートPCとしては比較的軽量な部類で、必要に応じて持ち運びも現実的にこなせる点が魅力です。ACアダプタ込みではやや重量が増しますが、それでも同クラス製品の中では扱いやすい印象です。

普段使いでは高性能な有機ELディスプレイが美しい映像体験を提供し、ゲームや動画視聴を一段と楽しめます。一方で、しっかりとした冷却性能を持ちながらもコンパクトにまとまっているため、据え置きだけでなく出先でのゲームプレイや作業にも対応可能です。

総じて、**「高性能で普段遣いも快適、さらに時々の持ち運びもできるゲーミングノートPC」**を探している人におすすめできるバランスの良いモデルです。

デザイン

天板はブラックの金属素材を採用しており、剛性感と高級感を兼ね備えています。中央のLegionロゴはシンプルにデザインされ、主張しすぎない落ち着いた印象です。そのため、ゲーミングノートでありながらビジネスシーンにも違和感なく持ち込める外観に仕上がっています。

キーボード側も天板と同じくブラックで統一されており、全体的に落ち着いた雰囲気を演出しています。ゲーミングノートPCにありがちな派手さを抑えつつ、しっかりとした存在感を持っている点が魅力です。シンプルにまとまったデザインは自宅だけでなく、外出先やビジネス用途でも使いやすい印象を与えてくれます。

背面は上位モデルと同様に、大きな吸気口が確保されており、冷却性能を重視した設計になっています。高性能CPUとGPUを搭載するゲーミングノートPCにおいて、安定した動作を支える冷却機構は非常に重要です。そのため長時間のゲームプレイや高負荷なクリエイティブ作業においても安心して利用できる設計になっていると言えるでしょう。

付属のACアダプターは245W出力に対応しています。本機に搭載されているRTX 5060 Laptop GPUの最大TGPは115Wであり、CPUやその他のパーツに十分な電力を供給できる設計になっています。高負荷時でも安定した動作を維持できるため、ゲーミングやクリエイティブ作業で安心して利用できるのが特徴です。

モニター

Legion 5i Gen 10は15.1型のWQXGA有機ELディスプレイを採用しており、グレアパネルのためやや映り込みは気になりますが、その分発色は鮮やかで臨場感のある映像体験が可能です。

色域

色域はDCI-P3カバー率100%とクリエイティブ用途にも十分な広さを持ち、リフレッシュレートは165Hz、輝度は最大500nitと非常に高いスペックを誇ります。ゲームでは滑らかな動きを楽しめるだけでなく、動画編集や写真編集といった用途にも適している、ハイエンドモニターを搭載したゲーミングノートPCです。

また、応答速度は速く残像の少ない表示が可能で、ゲームプレイ中の視認性を高めています。特にリフレッシュレートが高いため、FPSやアクションゲームにおいて滑らかな描画が体験できます。

キーボード

Legion 5i Gen 10のキーボードは、内部にRGBバックライトを埋め込んだゲーミング仕様で、暗い環境でも視認性が高く、ゲームプレイ時の没入感も演出してくれます。さらに3列テンキーを搭載しているため、事務作業や表計算などでも使いやすく、ゲーミングだけでなくビジネス用途にも対応可能です。打鍵感はゲーミングPCとしてはしっかりとしたクリック感があり、ビジネスノートに近い感触で、強めにタイピングするユーザーにも向いています。

タッチパッドもクリック感がはっきりしており、操作性が高い点が特徴です。カーソル操作やスクロールだけでなく、クリック操作もストレスなく行えるため、ゲームや作業の合間にマウスを接続しなくても快適に利用できます。

インターフェース

左側

イーサネット・コネクター(RJ-45)USB3.2 Gen2 Type-C ×2USB3.2 Gen1

右側

マイクロホン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックUSB3.2 Gen1プライバシーシャッター(電子式)スイッチ

HDMI出力 ×1

電源コネクタ ×1

シンプルながら必要十分で、ゲーミング用の外部デバイス接続から日常的な作業まで幅広く対応できます。

性能

パフォーマンスの測定は全てパフォーマンスモードで計測しています。

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

Cinebench R23のベンチマーク結果を見ると、Legion 5i Gen 10に搭載されているCore i7-14700HXはマルチコアスコアで27,287点、シングルコアスコアで2,093点という非常に高い数値を記録しています。

これは前世代のCore i7-13650HXやRyzen 7 7840HSを大きく上回る性能で、ゲーミングノートPCとして必要なCPU性能を十分以上に備えていることがわかります。マルチコア性能の高さは配信しながらのゲームプレイや動画編集などのクリエイティブ作業に有利であり、シングルコア性能の高さはFPSやMMOといったCPU依存度の高いゲームでも効果を発揮します。

結論として、Core i7-14700HX搭載のLegion 5i Gen 10であれば、高画質設定でのゲーミングやマルチタスク処理も安心して行えるでしょう。

3DMarkTime Spy

重量級ゲームタイトルを想定したベンチマーク3DMark Time Spyの結果です。

GPUスコア:11,868

CPUスコア:16,392

総合スコア:12,380

フルHD (1080p)
→ RTX 5060 の性能で十分に快適。

WQXGA (2560×1600)
→ 解像度が上がる分、フレームレート低下。DLSS 3 の フレーム生成 を併用すれば快適にプレイ可能。

Legion 5i Gen 10 の RTX 5060 Laptop GPU は、フルHDゲーミングに最適で、重量級タイトルでも安心して遊べます。
WQXGA 高解像度でプレイする場合は DLSS フレーム生成の活用が前提となりますが、それを使えば実用的なフレームレートを維持可能です。

Speed Way

Speed Wayのスコアは3,085点でした。最新世代のDirectX 12 Ultimateを前提としたベンチマークなので負荷が高く、平均フレームレートは30.8fpsと、WQXGAや高画質設定では厳しさが見える数値です。ただしこれは非常に重いベンチマークであり、実際のゲーム(特にフルHD環境)では十分に快適にプレイ可能です。RTX 5060の性能を考えると、フルHDなら安定した高フレームレート、WQXGA以上ではDLSSやフレーム生成といった機能を併用するのが前提になるでしょう。

実際のゲーム性能モンスターハンターワイルズスコア:15,959平均フレームレート:93.75 FPS解像度:2560×1600グラフィック設定:高(High)

モンスターハンターワイルズのベンチマーク結果は、解像度2560×1600ドット・高設定で平均93.7fpsを記録しました。フレーム生成を有効にした状態での結果ですが、スコアは15,959点と高く、快適にプレイできる評価です。

WQXGA解像度で90fps以上を維持できるため、グラフィックの美しさとフレームレートのバランスを取りつつ遊ぶのに適しています。RTX 5060搭載機としては優秀な結果で、フレーム生成をオフにするともう少しフレームレートは下がるものの、フルHDなら余裕をもって快適に動作します。

ストレステストフレームレートの安定性:99.0%(合格ライン97%を大きくクリア)最高ループスコア:2,680最低ループスコア:2,654ループ回数:20回

Steel Nomad Stressテストの結果は「合格」で、フレームレートの安定性は99.0%でした。必要基準である97%を大きく超えているため、長時間の高負荷状態でも安定した動作が可能であることが示されています。

最高ループスコアは2680、最低ループスコアは2654とスコア差もわずかで、20回のループを経ても性能の落ち込みがほとんど見られません。これは冷却性能がしっかり確保されており、CPUとGPUがサーマルスロットリングを起こしにくい設計であることを意味します。

動画のエンコード

Legion 5i Gen 10の動画エンコード性能については、YouTube用の13分の動画をH.264プリセットでレンダリングした際、139秒というタイムを記録しました。比較グラフから見ても、RTX5060搭載機としては標準的で、ミドルレンジクラスの中では十分に速い部類に入ります。実際のクリエイティブ用途においても待ち時間が少なく、ゲームだけでなく動画編集や配信作業にも十分活用できる性能です。

ストレージの性能

Legion 5i Gen 10に搭載されていたSSDはSamsung製の「MZAL81T0HFLB-00BL2」でした。
CrystalDiskMarkの結果では、シーケンシャルリードが7,063MB/s、シーケンシャルライトが5,774MB/sと非常に高速です。
ランダムアクセス性能も高く、OSやアプリの起動、ゲームのロード時間短縮に貢献します。

加えて、CrystalDiskInfoによるとインターフェースはPCIe Gen4 x4接続で、発熱も32℃前後と安定しており、長時間の利用でも安心できる性能でした。

このSSDはゲーム用途だけでなく、動画編集などストレージ性能が求められる作業にも十分対応できるレベルといえます。

総合スコア:1763(平均 2275 よりは低めの数値)

帯域幅:299.69 MB/s

平均アクセス時間:101 μs

つまり、ゲームのロードや保存処理は十分に高速ですが、総合スコアは平均を下回る結果になっています。実使用では体感に大きな問題は出づらいですが、NVMe SSDとしてはやや控えめな性能といえるでしょう。

Blenderによる画像生成レンダリング時間:1分38秒(98秒)メモリ使用量:138.79MB

BlenderのBMWベンチマークでは1分38秒という結果で、モバイルノートとしては非常に高速なレンダリング性能を発揮しました。動画編集だけでなく、3DCG制作にも十分に活用できる処理性能を持っています。

PCの温度とファンの動作音

モンスターハンターワイルズのベンチマークソフトをWQHD/高画質で30ループさせた際の挙動を確認します。

このグラフは「モンスターハンターワイルズ」を30分間ベンチマーク動作させた際のCPU挙動を示しています。

青線(コアクロック):動作周波数は2,000〜3,500MHz前後で推移し、負荷の波に応じてスパイクが見られます。全体的に平均して2.5〜3.0GHz程度で安定動作していることがわかります。オレンジ線(コア温度):温度はおおむね70℃前後で安定しており、ピーク時でも80℃弱に抑えられています。

つまり、このLegion 5i Gen 10は長時間の高負荷状態でもクロックの落ち込みが少なく、温度管理もしっかりしているため、ゲーミング用途に十分な冷却性能を発揮できています。

表面の温度

このサーモグラフィ画像は、Legion 5i Gen 10を高負荷状態で動作させた際のキーボード側の表面温度を示しています。

中央(WASD周辺):35.7℃程度右上(Enterキー付近):最大で43.8℃

全体としてキーボードの中央から右側にかけて温度が上昇しており、特にEnterキーやテンキー周辺が熱を持ちやすい傾向です。ただし、WASD付近の温度は比較的抑えられているため、ゲームプレイに大きな支障は出にくい設計になっています。

ファンの回転音の大きさ

このとき計測されたファンの動作音は 47.7dBA で、ゲーミングノートPCとしてはやや大きめの数値です。

一般的に40dBA台後半になると「うるさい」と感じる人が多く、特に静かな部屋で使用する場合は気になるレベルです。冷却性能を優先する設計のため、高負荷時にはこのくらいの音が発生するのはゲーミングノートでは珍しくありませんが、長時間プレイする際にはヘッドセットを利用するのが実用的です。

まとめ|15型で“持ち運べる”高性能ゲーミングノート

Legion 5i Gen 10は、1.9kgの取り回しやすい筐体にCore i7-14700HX+RTX 5060を詰め込んだ、実用本位のバランス機。

15.1型WQXGA有機ELはDCI-P3 100%/165Hz/500nitで映像が強く、Time Spy 11,868・Speed Way 3,085の結果どおりフルHDなら余裕、WQXGAはDLSSのフレーム生成を使えば快適に遊べます。

強み

上位機と体感差が小さい性能バランス**有機EL×165Hz×DCI-P3 100%**の高品位ディスプレイ1.9kgで**“持てるゲーミング”**

留意点

グレアで映り込みあり高負荷時のファン音は大きめストレージ総合スコアは平均やや下(体感は十分速い)

結論:15型で仕事もゲームも1台で。有機ELの美しさと14700HX+RTX 5060の実力で、フルHDは余裕、WQXGAはDLSS活用で快適。持ち運びも視野に入る“ちょうどいい本命”です。

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