コナミデジタルエンタテインメントは、イベント「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」の「KONAMI 新プロジェクト発表ステージ」にて新プロジェクト「ワイワイワールド Craft(仮)」の発表を行なった。
本日発表された「ワイワイワールド Craft (仮)」は誰でも簡単に様々なゲームを作成できるKONAMIの新サービス。大本の「コナミワイワイワールド」は1988年にファミコン用ソフトとして発売されたアクションゲームで、横スクロールのアクションゲームを中心に様々なミニゲームを収録するタイトルとなっていた。
KONAMIのステージイベント上で初めてお披露目されたタイトルとなっており、ステージにはエグゼクティブディレクターの谷渕弘氏、MCの細谷美友さん、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルさんが登壇しゲームを紹介。配信日は未定となっており、リリースまではもう少し時間がかかりそうだが、今回はステージ終了後に実施された谷渕氏のインタビューをお届けする。
エグゼクティブディレクターの谷渕弘氏
【KONAMI 新プロジェクト発表ステージ【TGS2025】】
若い層がターゲット。ゲームを作る楽しさを感じてほしい
原作となる「コナミワイワイワールド」は発売からすでに30年以上が経過している。まず初めに、なぜこのタイミングに復活させようと思ったのかを聞いたところ、元は様々なゲームを作りたいという思いからスタートしたのだという。同時に様々なゲームを手掛けてきたKONAMIのIPを活用したいという考えがあり、その際に「コナミワイワイワールド」の存在を思い出し「これで行こう」と決めたという。
元となる作品自体はかなり前のタイトルだが、今作におけるターゲットはどちらかというと10代や20代などの若い層をターゲットにしていると語る。そのため対応プラットフォームもAndroid/iOS/PCを予定し、スマートフォンなど手に取ってもらいやすい形での展開を予定しているようだ。価格については課金要素は存在するものの、基本プレイ無料で配信を行なう予定で、子どもたちにも手に取ってほしいという思いが感じられる。
そのほか、ステージ上では明かされなかったゲーム情報もインタビューで言及。配信当初はアクションゲームが制作できるが、追ってRPGなどの複数のジャンルを制作できるようにすることを目標としている。作ったゲームの最大プレイ人数は8人になるほか、ステージ制作にはKONAMI作品のBGMが使えるようだ。
ヒットストップなど細かな要素にも対応!
KONAMI作品のIPを使ったゲームということで、どのタイトルが採用されるのかといった点も気になるが、決まっているものとしては「魂斗羅」と「悪魔城ドラキュラ」の2つが決定しているとのこと。登場キャラクターおよび作品については新旧を交えながら順次追加予定で、元となる「コナミワイワイワールド」に登場していたコナミマンやコナミレディについても反応を見て検討したいとのことだ。
ステージイベントでは仮タイトルの発表に加え、ビジュアルも公開されている
野田クリスタルさんと谷渕弘氏
また、制作に携わるスタッフはゲーム好きが多く、ゲームを作るためのノウハウが詰まったゲームビルダーになるようで、こだわりとしては「ヒットストップ」や「先行入力・後方入力」など、ゲームを作る上で大切になる細かな要素に関しても設定できるものもあるようで、オリジナルのゲームをかなり作り込めるようだ。
インタビューの最後には「コナミワイワイワールド」に対し懐かしいと感じる人にも、知らなかったというユーザーにも手にとってほしいとし「ゲームを作る喜びと反応をもらって楽しいなと思える気持ちを多くの人に体験してほしい」とコメントしインタビューは締めくくられた。
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