Corsair Japanは東京ゲームショウ2025のホール3に出展している。「Fanatec」ブランドのレーシングデバイスを中心とした展示だ。

Corsair Japanは「Fanatec」ブランドのレーシングデバイスを大きく紹介。同社は今後、レーシングデバイスも力を入れたいという
東京ゲームショウ2025(TGS2025)のCorsair Japan(コルセア・ジャパン)ブースでは、「Fanatec(ファナテック)」ブランドのレーシングコントローラーやコックピットといったレーシングデバイスを大々的に展示している。自作PCパーツやゲーミングキーボード/ゲーミングマウスなどを手掛けるCorsair Japanだが、今後はレーシングデバイスにも力を入れていきたいという。
ブース内には2種類の『グランツーリスモ7』(発売中、プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4)の試遊台を設置。本格的な環境でレーシングシミュレーションゲームを体験できるためか、ビジネスデイ1日目/2日目ともに試遊台はかなりの人気を博しており、行列ができるほどの盛況ぶりだった。
『グランツーリスモ7』の2台の試遊台のうち1台は本格的な仕様で、もう1台はテーブルにレーシングコントローラーを取り付けた、日本のゲーマーの環境を想定した試遊台となっている
Fanatecブランドのハンドルコントローラーの多くはダイレクトドライブ方式を採用している。従来のレーシングコントローラーは、ホビー用の小型モーターの力をギアやベルトなどを介し、ハンドル軸にフォースフィードバックを伝えていた。それに対してダイレクトドライブ方式のレーシングコントローラーは、産業用の大型モーターに直接ハンドルを取り付け、フォースフィードバックの力を伝える仕組み。応答が速くフォースフィードバックの力が特徴だ。ダイレクトドライブ方式のハンドルコントローラーは、本格的な設備が必要と思われがちだが、日本のゲーマーの環境を想定した試遊台を用意することで、手軽さをアピールしていた。

Corsair Japanブースでは『グランツーリスモ7』の試遊台を2台設置。同社のFanatecブランドのハンドルコントローラーを体験できる。試遊台の1台は、コックピットを用いた本格的な環境

試遊台のもう1台は、日本のゲーマーを想定した環境にしているという。クランプでテーブルに挟むことでハンドルコントローラーを固定している。ダイレクトドライブ方式のハンドルコントローラーでも手軽に導入できる点をアピール

同社のレーシングコントローラーのハンドルは、好みによって変えることができる。Corsair Japanブースでは、自動車メーカーやF1チームとコラボしたモデルを展示していた
初公開のゲーミングデバイスも多数あり
ブースの脇には、Corsair Japanブランドのゲーミングキーボードやゲーミングマウスを展示。これらのデバイスは、TGS2025のCorsair Japanブースが初公開になるという。特にゲーミングマウスは、他社製品と比べアジア人の手の大きさに合わせて開発された製品になるという。
また、2025年10月に発売を予定しているレバーレスコントローラーも展示。試遊台では『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』で、発売前のレバーレスコントローラーを実際に試すことができる。

Corsair Japanブースではゲーミングキーボードやゲーミングマウスの新製品を展示。TGS2025が初公開になる製品もあるという

25年10月に発売予定のレバーレスコントローラーも実際に試せる
(文・写真/田代 祥吾)
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